SCP-5774
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不活性状態のSCP-5774。

アイテム番号: SCP-5774

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-5774は標準収容ロッカーB031に収容されています。定常的な監視下に置く必要があるため、サイトのメイン電源に接続されたCCTVシステムがロッカーB031内に設置されています。

説明: 不活性状態のSCP-5774は、大まかに猿を模した形状に彫刻されている高さ21cmの石造りの人形です。奇跡論的な意味合いがある幾つかの小さな印が左脚の付け根に描かれていますが、その目的は未だ不明です。

彫刻自体は植民地時代以前のアステカ帝国由来の物であり、印を描くのに使われたのはホーム・デポ社が2003年に再販した“サマーローズ”木材用塗料です。何らかのアナログまたはデジタルの記録装置によって記録されると、SCP-5774は不活性化し、その状態を維持します。

活動状態のSCP-5774は、現代の民間伝承に登場する様々な実体のうち1種の形状を取ります。観察例にはチュパカブラ、モスマン、ジャージーデビル、スカンクエイプ、数種類のビッグフットの一般によく知られている描写に似た姿が含まれます。これらの存在は非実体であり、周辺環境と物理的に相互作用することが不可能ですが、それ以外の点において、人間の感覚では肉体を持つ生物と区別できません。

SCP-5774は感覚力を有するものの、知的ではなく、活動中は極めて高度な狩猟本能と検出回避技能を発揮します。また、介在する距離や身を隠す努力とは無関係にターゲットの居場所を特定する能力もあります。放置された場合、SCP-5774はテレビ番組 “未確認生物クリプティッドキャッチャーズ” の司会者、ビリー及びマット・マクガラーを追跡し、恐怖させようと試みます。

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