アイテム番号: SCP-5790 | アノマリークラス: [データ削除済] |
特別収容プロトコル: [データ削除済]
管轄部署: 記録・情報保安管理局、ミーム・情報災害部門、霊障部門、応用降霊術課、誤伝達部門
情報処理手順: プロトコル・イコンに従って、SCP-5790に関する情報(𝐢5790に指定)は、作成後7日以内に完全に削除されなければなりません。承認されている削除方法は以下の通りです。情報源 | 削除方法 |
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公式財団データベース | ファイル管理プログラムによる自動削除。ITT-𝐢5790情報技術チームによって定期的に検証される。 |
物理媒体の公式財団記録 | 新たな物理媒体の作成は禁止されている。𝐢5790を含むすべての既知の物理媒体は儀式的な炉や火葬場で焼却された。 |
無許可の財団職員による記録 | 物理媒体の場合は上記の手順で焼却処分し、電子媒体の場合はアーカイブなしで削除する。当該職員は記憶処理および降格の後、少なくとも3ヶ月間隔離される。隔離期間中に異常な活動が見られなければ、職員を再配置しても構わない。上記にある隔離が不可能な場合、終了は十分な代替手段と見なされる。 |
収容チームCT-5790の脳 | 記憶の復活を防ぐために半月に1回の記憶処理と半年に1回の人事異動を行う。[データ削除済]が発生していた場合は、サイトを隔離し、機動部隊ミュー-13("ゴーストバスターズ")およびシータ-0("反顕現学者")を当該サイトに派遣する。[データ削除済]遅れて出現する可能性[データ削除済]、非無神論的な宗教的信念を有する者は、その後まもなく終了される。実体化した図像はすべて小脳から摘出して焼却する。 |
担当霊媒師の頭脳 | 使用された交信手段によっては、交信後に記憶を失うことがある。記憶が残っていた場合は、霊的に得た情報を保持することのないよう、1週間に渡って強力な記憶処理を行う。 |
既存の文献 | 機動部隊カイ-9("奇書捲り")の派遣による捜索および破壊を行う。発見された場合、𝐢5790を含む文書は、関連する遺物、[データ削除済]および民間人の遺体とともに現場で焼却される。このような理由から、すべての機動部隊カイ-9のメンバーに携帯型エクソシズム用具が支給され、全員が使用法に関する訓練を受けている。 |
機動部隊μ-13、χ-9、θ-0の脳 | SCP-5790または𝐢5790に関連する任務からの帰還後に記憶処理を実施する。関係者は、[データ削除済]の中核業務を担うθ-0を除いて、𝐢5790を発生させるインシデントに年に2回以上立ち会ってはならない。計画的な神経学的外科手術を施し続けることで、θ-0のメンバーが任務によって生じた精神疾患に対してより適切な対処を行えるようになり、離職率を大幅に低減することができると予測されている。 |
[データ削除済] | [データ削除済]広範囲に及ぶ有神論的信仰体系[データ削除済]。これを促進するために、プロトコル・マタイ(長期的な世界の神学的文化シフト)が制定された。また短期的かつ潜性的な手法も計画されており、[データ削除済]脳脊髄液と聖水との生物学的類似性を高めることにより、死者数を減らすことが可能である。 |
𝐢5790を破棄する上記以外の方法については担当霊媒師からの承認があれば、状況に応じて使用できます。精神感応や霊視の能力を持つ人物がいない場合は、緊急時対応訓練"第一原理"を受けたレベル4の職員に相談することが推奨されます。関係者は全員、その後すぐに記憶処理治療と再配置を受けることが義務付けられています。
情報回収手順: 財団職員による集中的なプロトコル・イコンの実施により、𝐢5790は世界規模で生物圏から一掃されました。SCP-5790またはその収容手順の知識が必要とされる場合、以下の措置が取られるべきです。
- 情報を必要とする職員は、SCP-5790の現在の危険情報収容リエゾンであるグラハムズ上級研究員に正式な要望書を提出することになっています。個人的な好奇心からの要求、または優先順位の低い事項についての要求は、固く禁じられています。
- 要望書が承認された場合、グラハムズ上級研究員は要望書を出した職員と担当霊媒師との面会の日取り決めを行います。前者が死後のコミュニケーションに嫌悪感を示す場合は、代理人を利用することが可能です。
- 担当霊媒師はダウジングやウィジャ盤、またはそれ以外の許可されたリスクの低い降霊術を用いて、情報の死後の世界から𝐢5790を回収します。
- 𝐢5790は、情報処理手順に記載されている通りに取り扱われます。
情報の保管のためにオカルト的交信を利用していることは、[データ削除済]が偽りの偶像[データ削除済]するリスクを排除できるという一点を除き、SCP-5790やその特性と何の関わりもないという点に留意してください。上記のセクションは、SCP-5790の性質を理解するために使用することはできず、使用すべきでもありません。
公式方針にあるように、財団は、個人的または組織的な利益のために非人間的生命体の死後の世界を利用することについて反対の立場を保ち続けています。しかしSCP-5790とその能力によって[データ削除済]事態になった場合、現実化したオカルティズムを用いて焼却された文書の魂を解放する手法が収容活動にもたらす便益は無視できません。
プロトコル・イコンを情報災害オブジェクトの標準的な情報抑制手段として用いる案については現在審議中であり、SCP-5790の二次的特性の範囲を拡大させる方法が開発されるまで保留となっています。
説明: [データ削除済]