SCP-5821
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SCP-5821-1

アイテム番号: SCP-5821

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-5821は現在、SCP-5821-1を無力化/調理/摂食するために危害を加えようとする全ての人物を、PTF-ラムダ-27 (“アマゾン旅団”)が阻止することによって収容されています。SCP-5821-1に対して自ら働き掛けないように、PTF-ラムダ-27の隊員は定期的に入れ替えられます。

説明: SCP-5821は地球全域の人間に影響している、“ジェフリー・プレストン・ベゾス1(以下SCP-5821-1)の肉は最も人間の消費に好ましい食肉である”という持続的なミーム効果です。SCP-5821-1以外の全ての人間は無意識下でこのミームの影響を受けて(即ち、SCP-5821-1の肉を消費したいと望んで)いますが、人肉食のためにSCP-5821-1の暗殺を試みるほどにSCP-5821を自覚している人物はごく少数です。

ミーム劣化分析により、このミーム特性の起源は1997年4月から8月の間であると特定されています。SCP-5821は時間とともに緩やかに影響力を強めており、より多くの人々がこの概念に囚われて行動し始めています。SCP-5821-1はSCP-5821を認知し、財団の収容試行に協力しています。

補遺5821-1: メモ RE: Amazon解体

最近のSCP-5821収容提言に関する覚え書き

日付: 2019/10/25


To: SCP-5821研究スタッフ

From: O5-7

最近、幾つかの代替収容提言が議論されていることに気付きました。このような事を通達しなければならないのは残念です。新規で刺激的な収容方法を考案する皆さんのイニシアチブは称賛に値するものの、当分SCP-5821の収容を変更する予定はありません。

SCP-5821が2050年までに人類の精神を完全に制圧するという予測モデルは、由々しきものである反面、まだ非常に新しく、財団予測部門のコンセンサスに至っていません(私個人の判断で明かしますが、O5評議会が知る幾つかの情報源はこのミームが消散する可能性を仄めかしています)。従って、財団によるAmazon社の接収や、SCP-5821-1の財産の解体などといった、抜本的かつ根拠のない手法は単純に正当化できません。SCP-5821-1の暗殺など論外です!

皆さんの一部が主張している特定の問題について: 異常現象の影響者の収容方法やその込み入った問題についての議論に、当の影響者自身を参加させるのは確かに非正統的かもしれません。しかし、信用していただきたい、これはより大きな善のための措置です。SCP-5821-1は、世界を脅かす危険な異常の収容にあたって財団が直面する困難を深く理解し、運用資金を惜しみなく提供してくれています。

これは皆さんにとって難しい問題であり、混乱を招きかねない決定であると十分に理解しています。カリブ海ヨットクルーズから戻り次第、これらの方針に不満を持ち続ける方々と1対1でこの問題を話し合うことに喜んで時間を割きましょう。

真心を込めて、
O5-7

補遺5821-2: SCP-5821影響者の拡張の可能性
2019/10/25以降、SCP-5821研究スタッフの一部がO5-7を摂食したいという欲求を表明しています。この影響についての研究は現在進行中です。

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