SCP-5861
rating: +37+x
ITEM NUMBER:SCP-5861 LEVEL 3/5861
CONTAINMENT CLASS:Thaumiel confidential

DISRUPTION CLASS: dark


特別収容プロトコル: SCP-5861に関する内容を含んだ審理中の学術論文を監視するため、財団のAIC"Ἀφρόδιταアプロディタ"が配備されています。該当する論文は却下し、関与した研究者は拘束及び尋問を行い、記憶処理の実施あるいは財団への雇用を検討してください。

パラテクノロジー関連企業の調査を行う財団エージェントは、SCP-5861が開発される可能性に対して警戒を続け、発見次第報告を行ってください。


説明: SCP-5861は、愛の感情を電力に変換する奇跡論的プロセスです。当プロセスに必要な要件は技術レポート5861-Aに詳述されており、要件の中には感情を持つ人物が少なくとも1名含まれています。人間以外の動物は知性の有無にかかわらず、当プロセスに適合しません。

SCP-5861を用いたマークXI動力炉は、94の財団サイトにおける主要電源です(詳細な情報は技術レポート5861-Bを参照)。


補遺


I. 歴史: 起源

mark3.jpg

マークIII動力炉

SCP-5861は1968年、財団が収容サイトの代替動力源に関する長期研究を行っているさなかに発見されました。当研究は再生可能な電力資源を発見することで、財団サイトへの貨物搬入量を最小限にし、サイトが発見される危険性を減らすことが目的でした。

1968年から1984年の間、最大発電量を生成するためのプロセスを最適化する目的で、SCP-5861を用いた一連の試験炉が建造されました。初期の設計では稼働のために、被験体2名の間にロマンチック・ラブ1の存在が必要とされていました。そのため、倫理委員会によって通常利用が禁止されました。

試作段階にあったマークⅢ動力炉は、1980年に収支がプラスとなる電力量を初めて出力した型式でした。しかし、稼働のためには4名の被験体を必要とし、加えて300mL3/hの潤滑油を消費する必要がありました。原料コストの面では、他に取り得る発電方法と比較しても効率の悪いものでした。

1984年、重要なブレイクスルーが発生しました。これによって、ロマンチック・ラブの代わりにプラトニック・ラブ2が使用可能になりました。その後、2年に渡って一連の開発がなされ、利用に適した電気量を出力する動力炉を、初めて建造するに至りました。これがマークVI動力炉であり、被験体4名から100kwの電力を生成することが可能になりました。


II. 歴史: 導入初期

markvii.jpg

マークVIII動力炉

サイト-1473は、1989年にSCP-5681を発電目的で独占的に使用したサイトです。倫理委員会は当時、SCP-5861が人間同士の情動状態に依存するものであったため、動力源としてSCP-5861を用いることを暫定的に却下しました。O5評議会は現行の方式でSCP-5681を使用し続けることを7-5で可決し、より効率的な発電方法の研究に対しさらなる資金提供をしました。

マークVIII動力炉は、1993年に財団で初めて広範に採用された型式です。SCP-5861プロセスの改善によって300kWの電力を生成するのに必要となる人数が2名となりました。但し、当プロセスは被験体となる人間同士が互いに対してプラトニック・ラブを持ち合わせている必要がありました。

1998年、マークX動力炉が開発されました。マークX動力炉はSCP-5861プロセスに1名の人間を使用し、愛の代替として情欲を使用することが可能でした。電力生成時、各動力炉の内部で1名の人間を使用し、また感情を集中させる媒体としてポルノが使用されました。当動力炉は50kWしか電力を生成せず、素の発電量の観点から見ると、マークVIIIに効率の面で劣ることが判明しています。但し、必要スペースと維持費は大いに削減されます。

ただし、マークX動力炉の内部で人間が過度な自慰行為を行うため、頻繁に配置換えを行う必要がありました。

これは、O5評議会が求めている以上の電力をマークX動力炉が供給していることを意味しました。そのため、プロセスのさらなる最適化が実行されました。倫理委員会は総じてマークX動力炉は後退であったとみなしました。


III. 歴史: 開発後期

2002年、マークXIが完成しました。多くの人々が広く持ち合わせ、負荷がより少なく、魅力のあるエネルギーが触媒として選ばれたため、ポルノの使用は段階的に廃止されました。電力生成の際に、最も効率が良くなる触媒は愛慕の感情であり、特にネコの画像に向けたものが良いと判明しました。

当動力炉を使用した人間は、ネコの新しい画像が定期的に供給される限り、発電効率の低下が最小限となり、生涯を通して効果的な利用が可能になりました。この結果を受けて財団は、大量のネコを確保し、ウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズの管理下で繁殖作業を開始しました。これにより、多様なネコの画像を大量に生成し、マークXI動力炉内の被験体へ確実に供給できるようになりました。

2004年、SCP-5861プロセスがさらに改良され、タワー型のデスクトップパソコンに導入できるほど小型のデバイスへ転換が可能となり、このことがマークXII動力炉の誕生に繋がりました。マークXII動力炉は財団のコンピュータデバイスのコンポーネントに関する標準リストに加えられています。加えて、倫理委員会の監督の下、財団職員(Dクラス含む)は、休憩時間中にウェブサイトで多様なネコの画像を閲覧することが推奨されています。


特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。