アイテムナンバー: SCP-5909 | LEVEL-2/5909 |
収容クラス: pending | RESTRICTED |
特別収容プロトコル
財団は現在SCP-5909への到達および/またはその収容を可能とする手段を有していません。全ての努力は、SCP-5909に関する情報もしくは証拠の信用の失墜、差し押さえ、および/または破壊に再割り当てされます。
天文異常部門はSCP-5909の監視を継続します。
説明
SCP-5909は推定全長2.1光年の甲殻類であり、太陽系から7.5光年の位置に存在します。その大きさを別とすれば、SCP-5909はホッコクアカエビ(Pandalus eous)に見られるものと一致する特徴を有しています。SCP-5909は生命もしくは移動の兆候を見せておらず、発見以降固定された位置に留まっています。
発見
SCP-5909は2020/05/20、SALT1に駐在していた天文学者のジュリアン・マーティンによって最初に発見されました。財団はマーティン氏がこの結果を発表しようとした際にこれを察知しました。全ての証拠は差し押さえられ、マーティン氏にはクラス-A記憶処理が実施されました。
更新: 06 Jun 2023 09:36
グリニッジ標準時午前12:00、財団望遠鏡アナ-9が、SCP-5909が秒速120,000kmで太陽系に向かって直進していることを検出しました。財団はSCP-5909の無力化手段を策定するために世界オカルト連合内部と接触を取っています。
SCP-5909無力化提言概要
オペレーション・シェルフィッシュ
SCP-5909が現在の速度を取り続け、セクター6225-P6782に進入した場合、無力化が承認されます。幾つかの異常物品を用いて財団がGOCのZX-6相対論的爆弾をSCP-5909の直上に輸送します。ZX-6の起爆はセクター6225-P678の即時抹消を引き起こし、SCP-5909を効果的に現実から除去します。
O5司令部 – 承認
最高司令部 – 承認
準備が現在進められています。
メモ:
SCP-5909が呈する脅威は比類のないものだ。あれは太陽系よりおおよそ1.1光年大きい。あれが太陽系から1光年の地点に到達できた時でさえもあれは破滅的な物となるだろう。あれ1つの引力で我々の太陽系は全てバラバラになり、あれが現在の速度で進むなら衝突によって残骸はすぐに崩壊するだろう。この状況に対する我々の対応がやり過ぎに見えるなら、それは君がSCP-5909の呈する脅威の完全な理解ができていないだけだ。– アラバスター・カッブ、天文異常部門戦術的対応部長
更新:06 Jun 2023 09:36
グリニッジ標準時午前6:00、SCP-5909が突然移動を停止しました。午前11:46、財団WebクローラGG-501がソーシャルメディアプラットフォームTwitter上で、SCP-5909について議論する計579の書き込みを検出しました。これらの書き込みに使用されていたアカウントはテキサス州ロックハート市内とその近辺の民間人が所有するものでした。これらの書き込みはSCP-5909を特集する広告板について説明しており、この看板にはそれとともに"www.bigshrimp-endlesstaste.com"へのリンクが付いていました。このWebサイトにアクセスすると、SCP-5909のライブカメラフィードに繋がります。以下は午後12:00から午後12:05の間に発生したイベントの転写です。映像は2基の別個の財団望遠鏡を用いて確認されています。
[記録開始]
12:00 PM: SCP-5909が反時計回りに動き始め、その下部をカメラに晒す。
12:01: 対象が未知の組成の雲を放出する。SCP-5909は茶色の物質に覆われる。
12:02: 対象は回転を継続する。煙がSCP-5909から放出され始める。
12:03: SCP-5909は茶色がかったピンクの色合いになっており、最上部の甲殻をカメラに晒している。殻には暗い変色が見られる。
12:04 - 12:05: カメラが変色部にズームインする。変色部には以下の言葉が見られる:
ホンモノのエンドレスシュリンプを楽しみたいなら、春の蒸し焼きエンドレスシュリンプ・スペシャルを食べにレッドロブスターに行きましょう!
[記録終了]
広告板は、ロックハートのレッドロブスターレストランの経営者であるブラント・シーモア(POI-5909-A)が借りていたものでした。レッドロブスター社およびその親会社であるダーデンは広告板、シーモア氏、SCP-5909のいずれかに関するいかなる質問にも回答を拒否しています。偽情報活動が現在策定中です。シーモア氏の確保の努力が進められています。