SCP-5991
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アイテム番号: SCP-5991

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: キリスト教は広く普及しているため、SCP-5991の収容は不可能です。しかし、SCP-5991の活性化条件が満たされる可能性は低いため、SCP-5991が発生する見込みはありません。

2026/2/15にバチカン政府との間で "エドワーズ・フランシス協定" が成立しました。この協定では、SCP-5991の発生を防止するために、出版される聖書の製本全てに必ず蜂蜜2 mlを含ませる旨が述べられています。

標準財団プロトコルに則り、SCP-5991とその要因に関する無認可の情報は除去され、必要に応じて記憶処理が施されます。

説明: SCP-5991は、人間が聖書1冊の完食に成功した際に発現する異常現象です。フォークやナイフなどの器具を用いて聖書を摂取した場合でもSCP-5991は発現しますが、聖書とともに別の物質 (調味料など) を摂取した場合には発現しません。対象が聖書を完食すると、その面前に実体 (SCP-5991-1と指定) が出現します。

SCP-5991-1は青白い肌をした痩せ細った実体であり、口を除いて開口部が存在しません。SCP-5991-1はまた、歯・眼窩・目を有しておらず、茨の冠を着用しています。SCP-5991-1は対象に近づいて顎を外し、対象を乱暴に呑み込んで胃に押し込みます。特筆すべきことに、胃の内部はSCP-5991-1よりも遥かに大きく、その大きさは約8 km2です。

SCP-5991-1に呑み込まれた対象は、組成が不明な生物組織から成る床に建設された、木製の遊歩道に着地します。対象は着地地点の後ろにある、脈動する大きなオレンジ色の嚢を押すことで自由に胃から脱出できます。

嚢を押すとそこからオレンジ色のガスが噴出し、吸入した対象を気絶させます。対象はそれから約2〜3時間後に目覚め、気が付くとSCP-5991-1に呑み込まれたのと同じ場所にいます。

遊歩道は胃の中心部にまで伸びており、この胃の中心部には大理石から構成される広場が存在します。胃の中央では、SCP-5991-1と同様の外見をした実体 (以下SCP-5991-2と指定) が、木製のスツールに座って小さな白紙の巻物を読んでいます。

破損した金属製の鎖がSCP-5991-2の周囲に何本か存在し、これらの鎖はSCP-5991-1の胃壁に接続されています。SCP-5991-2の手首付近には小さな金属製の手錠が見られます。SCP-5991-2はいかなる外部からの刺激にも反応を示しません。

12棟の建築物がSCP-5991-2と広場を取り囲んでおり、その全ての題材がSCP-5991-2を中心としたものとなっています。SCP-5991-1の胃の内部には以下が存在します。

  • ビジターセンター
  • ギフトショップ
  • トイレ
  • ふれあい動物園
  • 教会
  • フードコート
  • 博物館

これらは全て、SCP-5991-2を "イエス・キリスト" として言及することを題材に建設されています。

ビジターセンターには机と2004年製のDellデスクトップパソコンが存在します。机の中にはパンフレットがいくつか山積みされており、これらのパンフレットにはSCP-5991-1の胃を訪問した際に行うべき活動に関する情報が盛り込まれています。加えて、このパンフレットは、SCP-5991-2との写真撮影が1枚20ドルで行えることを宣伝しています。未知の事象に対する "アンブレラ・プロトコル" を詳述した文書が何枚か見られ、それらの文書では、かつて胃の内部の人間を避難させようと試みた旨が記載されています。

ギフトショップはほとんど空ですが、SCP-5991-2を題材とした記念品 (ぬいぐるみ・児童文学・置物・ポスターなど) が数点存在します。レジスターの内部からは合計で344.44ドルが発見されています。児童文学で描写されている出来事は旧約聖書や新約聖書のいずれでも発生しておらず、SCP-5991-2が "神の光" によって邪悪な存在から転身した善良な存在として描写されています。

トイレの壁面には、主に英語、スペイン語、ラテン語のいずれかで文が刻まれています。文章の例として、前述の言語での「こんにちは」、「じぇにーわここにいた」、「きにすわってる」、「くたばれせかい」、「たすけて」などが挙げられます。

ふれあい動物園には、家畜の飼育のために建築されたと思われる広大な囲いが5つ存在しますが、いずれも完全に空です。そのうちの一つの隅には、動物の糞が約50 kg混入した大きな堆積物が見られます。この糞の分析により、排泄した動物の餌が聖餐用のパンと赤ワインのみで構成されていたことが判明しています。

教会は未完成であり、まばらに装飾された小さな礼拝堂のみで構成されています。他に特筆すべき点は何も見られません。

フードコートには40台もの相異なるテーブルが存在し、各テーブルには椅子が5脚設置されています。メニューにはホットドッグ・ハンバーガー・アメリカンドッグ・ポップコーンなど、通常のフェアやカーニバルでよく見られる食べ物が掲載されています。メニューには他にも、アイスクリームコーンの上に一掬いのバニラアイスクリームとチョコレートアイスクリームが乗せられたものを模した乳製品が掲載されています。バニラアイスクリームはSCP-5991-2に類似した形状を、チョコレートアイスクリームは茨の冠に類似した形状をしています。キッチン内の冷蔵庫は中から施錠されています。

博物館には、バビロニアの遺物と数点の種類不明の恐竜の骨格が展示されています。銘板が全て強引に除去されているため、これ以上の情報は収集できません。

SCP-5991-1の胃に進入すると、以下のように書かれた大きな横断幕が胃の天井に貼付けられているのが確認できます。

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留意点として、SCP-5991-1の胃は不明な期間放棄されています。

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