アイテム番号: SCP-6009-J
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: 全SCP-6009-J実例は、サイト‐101の第5安全貯蔵冷蔵ユニットに17日間保管されていました。全実例は腐敗した後、廃棄物処理用の焼却炉にて処分されました。
説明: SCP-6009-Jは、ヒト被験者によって消費された時に発声する、30本の自我を有するキュウリ(Cucumis sativus)です。これらの発声は性的表現が露骨なものであり、典型的な好欲者(voraphilic)以外の何物でもありません。SCP‐6009‐Jは、発話を可能にする内部生態構造を持たないにもかかわらず、これらの発声が可能でした。SCP-6009-Jは、口のような穴と目であるかのように変色した皮以外は、標準的なキュウリと同一の組成でした。
発見: 2019年8月26日、財団は「話す野菜が民間人に嫌がらせをしている」という報告を受けました。全SCP-6009-J実例30本が、ロングアイランド・ファーマーズマーケットの野菜売り場で発見されました。野菜売り場の看板には太字で"お汁たっぷりなキュウリSucculent Cucumbers"と書かれていました。この野菜売り場の担当者を捜索しましたが、担当者の特定には至りませんでした。発見時、SCP-6009-J実例はフィールドエージェント・ウィリアム・モーリスが実例の1本を消費しようとするまでその異常性を示しませんでした。SCP-6009-Jは、うめき声に続いて"ダイコン並みの御立派でしょ、パパRadish me, daddy"という語句を発声しました。全SCP-6009-J実例は、収容及び研究のためにサイト-101に持ち込まれました。
実験ログ:
研究者: Lizen博士
被験者: D-K7603
前書き: D-K7603にSCP-6009-J実例を消費させる。
<ログ開始>
Lizen博士: 始めましょうD-K7603、そのキュウリを食べてください。
D-K7603: え、それだけか?うわ、なんで顔がついてんだよ。
Lizen博士: 関係ありません、そのキュウリを食べてください、D-K7603。
D-K7603: へいへいわーったよ。
[D-K7603がSCP-6009-J実例を噛み始める。]
SCP-6009-J: [うめき声。]そう、もっとキツく!
[D-K7603は、SCP-6009-J実例をテーブルに落とす。]
D-K7603: てめマジふざけ- あの汚物喋りやがったぞ!
SCP-6009-J: 止めないでパパ、食べて、食べて!
Lizen博士: 続けてください。
D-K7603: こんなのを食えってか?嘘だろおい。
Lizen博士: D-K7603、実験に応じなければどうなるか、思い出させる必要はありませんよね。
[D-K7603はゆっくりとSCP-6009-3実例を拾い上げる。]
D-K7603: あんたなかなかのクソ野郎だよな。
[D-K7603がSCP-6009-J実例に噛みつく。]
SCP-6009-J: いい味してるでしょ、旦那。
[D-K7603は3回素早く噛む。]
SCP-6009-J: [SCP-6009-Jは伸びやかなうめき声を上げる]ああヤバイよぉAyos miosパパのせいで、こんな所で唐辛子よりホット辛くになっちゃったよぉ。
D-K7603: 頼むから、もうやめてくれ、こ-こんなの何かの間違いだ。
SCP-6009-J: アナタの███の中にボクを挿れて、そしたらアナタの████にボクを████して。██ ████ ████。
[D-K7603が吐き戻し始め、SCP-6009-Jを実験室の向かい側の壁に投げる。実例は壁に当たって爆発する。]
<ログ終了>
最終陳述: 残骸は第5冷蔵ユニットで高度な腐敗状態になるまで保管し、その後焼却した。これ以上の実験は試みられなかった。