SCP-6106
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アイテム番号: 6106
レベル1
収容クラス:
keter
副次クラス:
uncontained
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
danger

特別収容プロトコル: SCP-6106は現状未収容であり、その所在も不明です。Alexandra.AICが財団データベースを毎日スキャンし、SCP-6106が出現していないか確認します。財団の司書とアーキビストは全員、SCP-6106の性質について説明を受ける必要があります。

収容に先立って、隔離チャンバーがサイト-19の地上部に建設されています。このチャンバーは半径20 mの半球であり、床面中央に金庫が取り付けられています。

SCP-6106が収容された場合、SCP-6106とホスト媒体を直ちに隔離チャンバーに輸送し、金庫の中に閉じ込めます。監視カメラは常に金庫を一望できるようになっています。いかなる時でも、SCP-6106の100 m以内にあらゆる類の活字媒体やコンピュータ機器を持ち込んではなりません。

SCP-6106が収容されるまで、財団の司書とアーキビストには単独でもしくは監視カメラの視界の外でサイトアーカイブを閲覧する許可が出されません。サイトアーカイブは常に明るい状態に保たれる必要があります。

説明: SCP-6106は質量および形状不定の潜伏性捕食者です。狩猟手段として自身の形状と外見を変化させ、文章の一部 (大抵は本の追加ページやWebサイトのページ) に擬態します。その際の文章の書式と言葉選びはホスト媒体のものと一致します.SCP-6106は百科事典を始めとする事実の情報集、例えば教科書などを好むと思われますが、フィクション作品に居住した例もあります。。その後、獲物となる人物がSCP-6106を閲覧するまで長期間の休眠状態に入ります.通常、獲物となる人物はSCP-6106に興味を抱き、魅力を感じますが、この効果は異常ではないと考えられています。

SCP-6106を閲覧している途中で一人きりになり、なおかつ監視されていない人物は、SCP-6106に突然かつ急速に貪り食われ、その身体はSCP-6106が居住する媒体に姿を消します.好まれる隠れ場所の大きさが限られているにもかかわらず、SCP-6106がどのようにして獲物を抑え、捕食できているのかは不明です。例を挙げると、ペーパーカバーの小さな本に居住していたSCP-6106が、十分に成長した人間を捕食したことがあります。。SCP-6106の襲撃を受けた犠牲者の痕跡は例外なく残されていません。

SCP-6106には少なくとも何らかの自我があると示されていますが、その知識と理解の広さは確定していません。同行者の存在など、何らかの形式で目視での監視下にある人物を襲撃した記録は無いものの、犠牲者が貪り食われる際の悲鳴は耳にされており、録音機器にも記録されています。

SCP-6106の隠れ場所に閲覧者が疑念を抱いた場合、もしくは他の場所であれば獲物を発見できる可能性が高いとSCP-6106が判断した場合、SCP-6106は近くの適したホスト媒体に恐らくは "跳躍" もしくは "逃走" します。例えば、SCP-6106は近くの本への進入や、本からコンピュータへの跳躍 (逆も同様) が可能です。"跳躍" できる最大距離は10 mと思われますが (上記の特別収容プロトコル参照)、より長距離を移動できる可能性は除外されていません。

これまでのSCP-6106のホスト媒体の現行リストは以下の通りです。

ホスト媒体 場所 おおよその滞在期間 推定死亡者数
聖書 イングランド、██████████████████の聖██████教会 不明 – 2002年 不明
『グレイの解剖学』(ハードカバー) イングランド、██████████████████ 2002年 – 2004年 1
ダン・ブラウン著『ダ・ヴィンチ・コード』(ペーパーカバー) スコットランド、 ██████████ 2004年 – 2007年9月 2
J. K. ローリング著『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(ペーパーカバー) イングランド、█████████ 2007年9月 – 2007年11月 1
J. G. バラード著『残虐行為展覧会』 イングランド、█████████ 2007年11月の2週間 1
『ブリタニカ百科事典』第11版 イングランド、█████████大学図書館 2007 – 2020 3
イングランド、█████████大学図書館の電子カタログ イングランド、█████████大学図書館 2020 – 2022 18
題名 "█████████" のWikipedia記事 Wikipedia 無し 0、Alexandra.aicが検出して自動でブロック
題名 "█████████" のBulbapedia記事 Bulbapedia (『ポケットモンスター』のファンウィキ) 無し 0、Alexandra.aicが検出して自動でブロック

SCP-6106が擬態に用いる文章は一様に、SCP-6106に関する高い情報性を有します。例えば、Wikipediaに居住した際は、SCP-6106に関して明解で有益な "█████████" という題の記事として現れ、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に居住した際は、作中人物のルベウス・ハグリッドによるSCP-6106関連の魔法生物飼育学の授業として現れました。

この挙動の理由については現在2つの有力説が挙げられています。

  • 自己言及的な文章が非異常な動物における体色に相似する。言い換えれば、SCP-6106はこの挙動の過程を制御しておらず、単純に自身の説明のように "見える" だけである。
  • SCP-6106は自我だけでなく知性も有しており、捕食する前に獲物となる人物を嘲笑して楽しんでいる。

特筆すべき点として、この擬態にはSCP-6106に関する情報の多さから、ホスト媒体の著者とされる人物も知らないであろう情報、例えば所在や経歴に関する詳細が決まって含まれます。この特徴もあって、閲覧者が異常なまでの詳細からSCP-6106を感知できる可能性もありますが、それの意味する最も重要な点は、SCP-6106に関して有益かつ詳細な説明のある文章の一部が、SCP-6106そのものである可能性が高いということです。

しかし、閲覧者がそのことに気付く頃には、大抵の場合既に手遅れです。







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