SCP-6167

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Item#: SCP-6167
Level5
Containment Class:
esoteric
Secondary Class:
apollyon
Disruption Class:
amida
Risk Class:
critical

配属サイト サイト管理官 研究責任者 担当機動部隊
サイト-45 スチュアート・ヘイワード博士1 保留中 機動部隊アルファ-1 ("レッド・ライト・ハンド")

firstfloor.png

SCP-6167への入り口

特別収容プロトコル: SCP-6167はサイト-45-C最下フロアの下方、60メートルに及ぶ坑道を通じてのみアクセス可能となっています。サイト-45-Cのために追加の地下フロアが建造され、この坑道がサイト-45-Cの最下地点とならない場合、SCP-6167への入り口を収容する坑道はサイト-45-C最下部を維持するために最初により深く掘削されなければなりません。

SCP-6167及びその未収容の元居住者達(SCP-6167-#)2はHK-クラス神的侵略シナリオの企てが急迫していることを表しています。

レベル5職員からの許可なくSCP-6167の奥へと進入することは禁じられています。ハロルド・クロツ博士3は離反しており、終了のために即時拘留されなければなりません。SCP-6167-2(以前の指定はSCP-1913-1-ARC)の元から行方不明となった財団職員は、同様に尋問のために拘留されます。

SCP-6167自体の収容は容易です。しかしながら、SCP-6167-#の形式はより重大な脅威を表します。SCP-6167-#は多様な異常性を有する独自の実体であり、収容下においてはそれぞれが独自のファイルを必要とします。多くのSCP-6167-#実例は以前は他のファイル指定の下で分類されていましたが、現在は使用されていません。各実例のための特別収容プロトコルは個別のサブファイルの下で扱われます。

説明: SCP-6167はそれ自体がサイト-45-Cの最深部へと転移する入り口を有する余剰次元空間です。SCP-6167の入り口は次元超越ポータルとして機能するハッチです。内部は木製の梯子であり、約40メートル下まで続きSCP-6167の最初の洞窟に類似するフロアに通じています。SCP-6167の内部は直径約800メートル(0.5マイル)です。

SCP-6167の外周、天井、岩盤はすべて硫黄を含む黒色で破壊不能な素材で構成されており、この素材に対する損傷の付与もしくはサンプリングの試みはすべて失敗しています。各フロア(最初のフロアを除く)は、植物、湖、小規模な海を含む多様な自然のバイオームを模して作られていました。総計して9フロアが存在しており、各フロアは食事区域、農業区画、市場といった異なる機能を提供しています。更なる情報は文書D-6167-4を参照してください。

財団の元研究員であるハロルド・クロツ博士の発見を除いてSCP-6167には生存している動物相が欠如しています。しかしながら、SCP-6167には以前にSCP-2746-1から追放された市民が居住していたことが判明しています。居住者はSCP-6167-#と分類され、1800年代初期のある時期にSCP-6167から退去したと推定されました。

SCP-6167-#実例は各自を「憤怒者フューリーズ」と呼称し、硫黄への嫌悪、永続する様式による失命の不能、「忠誠派ロイヤリスト4」によるSCP-2746-1からの追放そして、特定の芸術形式への強い興味によって特徴づけられます。SCP-6167-#は事実上不死であり、それは複数の手段を通じて達成されます。典型的には肉体の死後の再出現並びに急速な再生によります。SCP-6167-#の物理的形態は可変であり、しばしば動物界の1つの属または科の形態をとり、時にはヒトとして、もしくはその動物のヒューマノイド版として現れることも選択します。

追放以前、SCP-6167-#実例は財団ではNachash事変として知られる内戦(参照: SCP-2746)において、「忠誠派」と交戦しました。この内戦は、概して「蛇」と呼ばれる実体が人類に対し破壊工作を企てた際に発生しました。この企みは失敗し、「造物主」として知られる存在による処罰を引き起こしました。この処罰は不死性の除去ではなかったものの、飢餓、疾病、苦痛への脆弱性を与えました。

SCP-6167-#実例をSCP-6167へと追放した忠誠派は、現在そのほとんどが[データSCP財団や同類の要注意団体により雇用されており削除済み]、その多くは財団の目的への脅威ではありません。Nachash事変後の「造物主」の所在地及び、その状態は現時点では判明しておらず、調査が進行中です。

SCP-6167のサイト-45への出現には、クロツ博士が代表として振る舞い、財団との接触を確立する意図があったと信じられています。



序文-6167

SCP-6167 文書

scp6167.png

以下の文書は、SCP-6167のフロア説明、インタビュー記録、クロツ博士から届いた書簡となっています。

これらの文書ファイルはレベル5職員のみに限定されます。レベル4以下の職員には代替となる詳細情報を有する別ファイルが与えられています。O5-██がその内部要素を熟知していることからSCP-6167内部の調査は不要です。ここにない文書は文書6167-2で確認可能であり、レベル4/6167クリアランスもしくはより高位のクリアランスを有する職員によってアクセスされる可能性があります。

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