SCP-618
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by PlaguePJP

アイテム番号: SCP-618

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-618は本質的に自己収容しています。SCP-618の影響が最も顕著に表れるのは幼年期なので、影響された者はそれに関する明確な記憶をほとんどないし全く保持しません。しかしながら、当該アノマリーは散在性であり、発見から間もないため、収容の努力は続けられており、更なる研究が必要とされています。

説明: SCP-618は、人間が葉菜類 (特にヤセイカンランの栽培品種) などの食品に対して嫌悪感を抱く要因となる知覚異常です。人類の0.5%がSCP-618を発症するようです。SCP-618は人間の出生時に発現しますが、対象者が成長し、固形物を食べられる年齢に達するまで、その影響は表出しません。この知覚異常は3~5歳でピークに達した後、緩やかに減退して、6~8歳で完全な休止状態になります。

幾つかの事例では (対象者の約2%) 、SCP-618は成人期まで様々な度合いの活性状態を維持します。しかしながら、SCP-618の知覚異常が及ぼす影響は弱く、食品に対する忌避感を残すのみであり、通常は摂取しようとする際に絞扼反射を引き起こす程度に留まります。

補遺 618.1: SCP-618の効果

提供される食品 SCP-618の影響 結果
レタス (アイスバーグ) 対象者は野菜から悪臭が放出されていると知覚する。この悪臭は対象者の顔/口に近付くほど強くなる。 対象者の絞扼反射が誘発され、通常は嘔吐を引き起こす。対象者は摂食を拒否する。
ケール 野菜は蠕虫や芋虫に似た動きで身をよじりながら動く。フォークで穿刺されると、身悶えは激しくなる。 対象者は泣き、摂食を拒否する。
ホウレンソウ 野菜は知覚下から消失し、予測不可能なタイミングで大きなバンという音と共に再出現し、驚愕反応を誘発する。 対象者は泣き、摂食を拒否する。
ブロッコリー それぞれの蕾がヒトの顔の特徴を発達させ、対象者を見つめる。食器で穿刺されると、蕾は無言で泣く。 対象者は泣き、摂食を拒否する。
芽キャベツ SCP-618は対象者を因果的タイムループに陥れ、対象者は芽キャベツを食べた瞬間からの人生を継続する。対象者は12歳で両親の混沌とした離婚、26歳で婚約者の死、34歳で交通事故による失血死を経験したように知覚する。対象者はその後、地獄のような死後世界へと入り、そこで芽キャベツの姿をした1体の悪魔と対面する。 対象者は泣き、摂食を拒否する。
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