クレジット
タイトル: SCP-6343 - "凄まじき存在しない獣!"
著者: Duke-Crusty does not match any existing user name
元記事: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-6343
訳者: Dr_rrrr_2919
アイテム番号: SCP-6343
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-6343の収容セルは常に一人の警備員により監視されます。SCP-6343の行動に変化があればすぐにサイト職員に報告してください。
通知があるまで、SCP-6343の開放や接触を試みてはいけません。
21/2/16現在、SCP-6343は無力化したとみられています。
説明: SCP-6343は異常な強度を持つガラスと木製の底面で構成された大きな長方形の容器です。SCP-6343の裏側には鍵のかかった小さなハッチが存在し、それを開ける試みはすべて失敗しています。SCP-6343の底面には金属製の板がつけられており、表面には「凄まじき存在しない獣」という語句が書かれています。
SCP-6343には複数のオブジェクトが含まれています:
- 木製の椅子。
- 床に固定された一対の足枷。
- それぞれ、不明な肉と水が入っていた形跡のある2つの金属製ボウル。
- SCP-6343の裏側のハッチの開放に使われたとされる鍵。だが、現在位置に近接できないため、鍵を試験することはできない。
SCP-6343内部では、通常時オブジェクトが激しく動かされて、それらは壁に衝突し重度の外傷を負っています。注目すべきは、ほとんどの場合足枷が床の付近で動いていることです。SCP-6343からは定期的にノイズが発生し、それにはくぐもった声とガラスの壁を叩く音が含まれています。
回収: SCP-6343はノバスコシア州、ハリファックスの質屋で回収されました。オブジェクトの外側にはテープで止められたメモがあり、それには次のように書かれていました:
一体どのように動いているかはわからないが、
昨日鍵を落とした時からキレてる。
あいつがあれほど慌てて処分したのもうなずける。
なぜか勝手にドアか何かが閉まってしまった。
誰かを呼んで開けてもらえないか?
よろしく。
以下は、収容中に報告されたSCP-6343のすべての行動記録です:
11/2/21 | オブジェクトが初めに収容される。 |
11/2/21 | ガラスを叩く音とくぐもった叫び声。音は午後11:37に停止。 |
12/2/21 | 前日の行動が再開した。ボウルはお互いに作用され、未知の手段で金属ボウル内の食品廃棄物や水滴が消失したように見えた。すべての行動は午後10:49に終了。 |
13/2/21 | 前日の行動が再開。現在オブジェクトは激しく動き、壁に衝突している。動作は午後8:21に停止。 |
14/2/21 | 行動ははるかに少ない頻度で再開。叫声の調子は攻撃性を極めて欠いたと報告されている。午後5:44に終了。 |
15/2/21 | 行動は通常よりも遅く再開し、今ではときどき呻き声が聞こえるのみ。午後1:30に終了。 |
16/2/21 | SCP-6343から大きな衝突音が聞こえる午前9:29まで行動はない。足枷と椅子は以前の位置から動かされた。 |
SCP-6343内のすべての異常活動は2021/2/16以降停止し、その翌日、壁を構成するガラスは簡単に破壊することができました。前述のオブジェクトを除き、内部には何も残っていませんでした。