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SCP-6387が発見された現場。
アイテム番号: SCP-6387
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-6387の死骸は現在、サイト-44の生物学的異常収容棟に保存されており、更なる研究は保留されています。
説明: SCP-6387は1923年にヴァージニア州で無力化された異常なヒト型生物です。
肉体的には、SCP-6387は身長2mで、発光する目と、薄い半透明の皮膚を有していました。体毛は生えておらず、大きな先細りの耳と先端の割れた蹄状の足がありましたが、生殖器はありませんでした。SCP-6387の両手は不釣り合いに大きく、それぞれ長さ6cmの尖った爪が生えた4本の指がありました。SCP-6387の知性の有無は明らかになっていません。
SCP-6387は1923/10/15、オークランド墓地で初めて目撃されました。深夜零時過ぎ、50歳の墓守であるジョセフ・ラトレッジは、何者かが侵入した物音で目を覚ましました。墓荒らしを疑ったラトレッジが調査に向かったところ、真新しい埋葬地を猛然と掘り返しているSCP-6387を発見しました。
驚愕したラトレッジは、38口径のスミス&ウェッソン回転式拳銃で、SCP-6387の胸を2発撃ちました。SCP-6387は即死し、ラトレッジは後ほど民間当局に連絡を取りました。現地の警察部隊に潜入していたエージェントは、超常現象の疑いがあるとして財団に事案を通告しました。SCP-6387の死骸は研究目的でサイト-44へ移送され、全ての目撃者は記憶処理されました。
SCP-6387に狙われた墓は掘り返され、前日の朝にてんかん性発作で死亡と報告されていた24歳の搾乳婦、シャーロット・アバナシーの遺体が収められていたことが判明しました。棺の内側には多数の目立つ引っ掻き傷が残されており、死因は窒息死と判定されました。アバナシー夫人は何事もなく再度埋葬されました。