SCP-6451
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by J Dune

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アイテム番号: 6451
レベル1
収容クラス:
pending
副次クラス:
none
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
notice

RAISAより通達

補遺.6451.2の事件に続いて、当ファイルは一部の情報が古くなったため、改稿待ちの状態です。更新は未定です。

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初期収容中に撮影されたSCP-6451

特別収容プロトコル: SCP-6451は財団施設 エリア-179の標準ヒト型生物収容室に収容されています。

説明: SCP-6451は健康な成人男性に類似する民族・名前・起源不詳の人間です。SCP-6451は身長1.9mで、平均以上の知能を示し、通常の生物学的・生理学的な身体機能を有しています。

SCP-6451の異常性、またはその有無は不明です。

補遺.6451.1: 経歴

財団は、前身組織の1つである全米確保収容イニシアチブ (ASCI) から大量に移管されてきたアノマリーの1つとして、1952年からSCP-6451を収容しています。SCP-6451に関する文書資料は、かつて存在していたとしても、移管の過程で全て失われています。これは事務処理上の手違いだと仮定されていますが、調査は現在も進められています。その結果、SCP-6451の異常性、収容された経緯、身元は完全に不明です。SCPオブジェクト分類は、ASCIにはSCP-6451を収容する十分な理由があったという前提に基づいて正当化されています。ASCI職員 (財団に統合された者、外部へ移った者の双方) への連絡で、更なるSCP-6451の関連情報は得られていません。懲罰と報酬はどちらも、SCP-6451に自らの情報を開示させるように促す効果が無いことが確認されています。

SCP-6451に関する情報をSCP-6451自身から得る試みは、全て概ね同じ結果に終わっています。最新のインタビューログを参照してください。

[記録開始]

トレントン博士: さて、SCP-6451、毎週恒例の確認の時間ですよ。気分はどうです?

SCP-6451: 良い感じだよ、先生。

トレントン博士: そうですか。それは良かったです、安心しました。

(沈黙。)

トレントン博士: 宜しい、いつものを始めましょう。まだ正体を教える気になりませんか?

SCP-6451: うん。

トレントン博士: 更なる実験への参加に興味はありませんか?

SCP-6451: 全然無いね。

トレントン博士: あなた自身の異常性について、財団が把握していない何かを知っていますか?

SCP-6451: 知ってる。

トレントン博士: ASCIに拘留された理由を覚えていますか?

SCP-6451: 覚えてる。

トレントン博士: …どちらかの答えについて詳しく説明してくれますか?

SCP-6451: やだ。

[記録終了]

補遺.6451.2: 行動報告


SCP-6451は長年の収容下で数多くの病的な行動パターンを示してきましたが、いずれも異常ではなく、SCP-6451の異常性の結果でもないと断定されました。特筆すべき出来事を以下にまとめます。


  • SCP-6451は隔離環境に置かれても不快感を表さず、収容室から奢侈品を除去するなどの措置も、SCP-6451に情報を開示させたり、財団の要求に従わせたりする効果はありません。
  • SCP-6451は特定の物品を収容室に持ち込むように要求することが度々ありますが、これらはしばしば、SCP-6451と平凡な物品の相互作用を通して異常性を評価する目的で承認されます。これまでの要求にはアーサー・コナン・ドイルの著作全巻 (承認) 、幾つかの鉄道模型と関連資料 (承認) 、テレビ (承認) 、中世の鎧一式 (承認) 、ヒッコリーの木から出た余分な木屑17kg (承認) 、ベッドとして使えるように改造された棺 (承認) などがあります。どの物品からも、SCP-6451に関する新たな洞察は得られていません。
  • SCP-6451は何時間も続けて金切り声や叫び声を上げて楽しむことがあります。これについて問い質したところ、SCP-6451はこれらの音が“肉体の純潔を守る”ためのものだと主張しました。
  • SCP-6451は、個人情報を明かすことを期待して、パーソナルコンピュータの使用を許可されました。それ以来、SCP-6451はバードウォッチングに関する知識を深め、アメリカ合衆国の歴代ファーストレディの生涯を研究することにインターネット利用時間の全体を費やしています。SCP-6451はテレビタレントのマーサ・スチュワートをファーストレディの1人だと思い込んでおり、そうではないと納得させることができません。
  • SCP-6451は無作為なSCP指定番号と曖昧な声明を組み合わせて、収容下の別なオブジェクトに関する情報を捏造することがあります。例として“SCP-7000が夢の中で交信してきた”、“自分はSCP-6556と現在交際している”などが挙げられます。これらの主張は虚偽と推測されており、財団はSCP-6541が他のアノマリーの知識を持っているとは考えていません。
  • SCP-6451は時折、窒息で気絶するまで逆立ちし、治療を受けることがあります。この行動を続ける理由を問われた際、SCP-6451は「1セントも払わずに医者に診てもらえるのなら、あんたたちだって同じ事をやるさ」と述べました。

SCP-6451は収容室内を四つん這いで歩き回っている。トレントン博士が入室する。

トレントン博士: おはようございます、SCP-6451。大事な事を中断してなければいいんですがね。

SCP-6451は大きく鼻を鳴らして唸る。

トレントン博士: ヒト型実体収容サイトに新しい方針が導入されましてね、あなたにもこういう“充実した活動”を提供しなきゃいけないんです。パズルですよ! ワーオ!

トレントンはSCP-6451に近付く。SCP-6451は前屈姿勢になり、再び唸る。

SCP-6451: 俺はアリクイだ。

トレントン博士: 成程、じゃあパズルはここに置いていきます。

トレントンは身を屈め、SCP-6451の近くに箱を置く。SCP-6451は飛び退き、苦しげに顔をしかめる。

SCP-6451: あんた、俺の鼻を踏んでる。

トレントン博士: 近寄ってすらいません。

SCP-6451: アリを踏んでる。

トレントン博士: お前はもう1週間も手と膝で這い回ってるんだぞ!

SCP-6451はシューッという音を立てる。


  • SCP-6451は収容室内の“めっちゃ小さい実体”が自らの鼻の中で繁殖していると訴え、財団の調査を促しました。SCP-6451はこれらの実体を捕獲すると称し、頻繁に収容室内の物品を使って“罠を仕掛け”ます。また、SCP-6451はある実体に“憑依”されたと複数回主張し、その度に見掛け上失禁らしき行動を起こしています。これは、SCP-6451が職員の目の前で、もしくは職員に向かって排泄し、インタビューが中止となる結果を幾度も招きました。これらの実体群が実在するかは財団内でも意見が分かれています。
  • SCP-6451は複数の日付を誕生日だと宣言しており、その場にいる職員が特定の日を祝う理由として認めない場合は動揺をきたします。
  • SCP-6451はある時、“影響”や“報い”などの曖昧な表現で、何らかの重大な事件が発生することを数週間仄めかし続けました。1989/2/19、錯乱したSCP-6451は事件が発生しつつあると職員に警告し、医療棟へ自身を移送することを求めました。拘束され、5時間にわたって喚き続けた後、SCP-6451はくしゃみをして、速やかに普段の態度に戻り、そのくしゃみが問題の事件だったと述べました。SCP-6451の収容室からは奢侈品が1ヶ月間没収されました。SCP-6451は平静を保ちました。
  • SCP-6451はマイケル・ベイが監督した“トランスフォーマー”シリーズの映画に強い関心を寄せています。このシリーズにはGoI-004 “壊れた神の教会”の構成員が手掛けた潜在意識下サブリミナル及び露骨な宗教的シグナルが含まれるため、両者の接点が明らかになることを期待して、SCP-6451の視聴要請は承認されました。SCP-6451は“トランスフォーマー”に著しく感銘を受け、“傑作”と呼び、複数のインタビューで同シリーズについて職員と長時間語り合いました。教会との接点はまだ確認されていません。
  • 収容の初期、情報を引き出す手段として懲罰措置が検討された際に、SCP-6451をDクラスの職位に再割り当てするという脅迫が実行されました。同席していた職員たちにとって残念なことに、SCP-6451は興奮気味にこの職位を受け入れ、実験中は与えられた指示のほとんどを無視しました。2件の間接的なオブジェクト無力化、大量のデータの損失、1件の収容違反が発生した後、SCP-6451はDクラス業務から外されました。
  • 3週間にわたって、SCP-6451はあらゆる質問に「俺は何者でもない」という声明で応じ、詳しい説明を拒否しました。これによって、GoI-000 “何者でもない”とSCP-6451を関連付ける情報を求めて、GoI-000関連のあらゆる文書資料の大規模調査が実施されました。調査結果は確定的な結論を得るに至らず、SCP-6451がこのフレーズを繰り返した動機は不明のままです。SCP-6451はそのような発言をした覚えが無いかのように装っています。
  • SCP-6451は自らの手足の爪を消費します。

SCP-6451は知能測定検査で平均以上の数値を保っているため、これらの全てではないにせよ、大半はSCP-6451自身が娯楽目的で行っている活動であり、一部の職員が仄めかすような医学的・心理的病状が原因ではないと考えられます。

補遺.6451.2: ステータス更新

収容開始から68年目を迎えた2020/8/29、SCP-6451は収容室内において原因不明で死去しました。SCP-6451の検死解剖、収容室の分析ともに死因の特定には至りませんでした。

SCP-6451の死後、エリア-179の取締役会は、当該オブジェクトが既知の異常性を全く示さなかったにも拘らず、SCPファイルとして存続している状況についての会議を開きました。この会議は連続12時間に及びました。SCP-6451を解体済みDecommissioned、-EX、または-ARCに再分類するといった解決策が提言されたものの、いずれも必要条件を満たさずに却下されました。会議は、現在RAISAが進めているASCI文書の再評価でSCP-6451の最初の文書資料が発見されることを期待し、SCP-6451の現行ファイルをそのまま残すという結論に達しました。

2日後の2020/8/31、SCP-6451の遺体は臍から小さな紙片を排出しました。鉛筆で書かれていたこの文章の書き起こしは以下の通りです。

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