SCP-650-KO
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観測ログSCP-650-CにおけるSCP-650-KOの外見に似た像

アイテム番号: SCP-650-KO

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: その性質上、SCP-650-KOの監視と接触は、他者の夢界に侵入できる機動部隊オミクロン・ロー (“ドリームチーム”) が担当します。SCP-650-KOの活動を阻止する手段は無いため、収容の取り組みは2012年に締結された協定への違反の有無の確認に重点が置かれています。特に、SCP-650-KOが北アメリカ地域以外で活動することや、財団に事前通達せずに行動することは確実に阻止しなければいけません。

SCP-650-KOと接触した妊娠中の女性は保安上の脅威と見做し、記憶処理を施します。財団の収容試行以前に流布されたSCP-650-KOについての情報を消去するため、オンラインコミュニティを監視します。医療機関に潜入したエージェントは、突然消失したという報告や、SCP-650-KO関連の夢の証言があった場合、上層部に報告する必要があります。

説明: SCP-650-KOは妊娠6ヶ月目以上の妊婦の夢の中に出現する実体です。その性質上、SCP-650-KOの外見や行動の説明は、影響された妊婦のインタビューと収容を担当した機動部隊員の接触記録に基づいています。

SCP-650-KOの外見は個々人で異なりますが、その形状に関係なく、夢を見ていた人物はいかなる不快感や警戒心も感じなかったと報告しています。SCP-650-KOはしばしば、夢の中で物体や動物を生成・操作する様子が観察されています。これは、SCP-650-KOが単に夢に現れるだけではなく、夢そのものの制御権を握っていることを示唆しています。

遭遇時、SCP-650-KOは常に8~11歳程度の児童 (以下SCP-650-KO-Aとする) を同伴しており、すぐにテーブルと椅子を生成して、妊婦に着席を促します。その後、SCP-650-KOは、SCP-650-KO-Aを妊婦が今後出産する予定の子供、自らをSCP-650-KO-Aの所有権を買い取るために訪れた営業員であると紹介し、所有権移転に両当事者の同意が必要であると説明して、SCP-650-KO-Aと妊婦の説得を試みます。機動部隊員の説明によると、SCP-650-KOは話術に優れ、自信に満ちた言葉や仕草で信頼感を与えるものの、説得が計画通りに進まない時には怒りを露わにし、暴言を吐くことがあります。統計的に、SCP-650-KOの接触を受けた妊婦の60%は子供を産むことに強い抵抗感を抱いていたため、容易にSCP-650-KOの説得に応じました。

妊婦とSCP-650-KO-Aが両方ともSCP-650-KOの説得に応じると、妊婦は即座に覚醒し、胎内からは胎児が消失します。更に数時間後、紙幣の束と1通の手紙が入った箱が、女性の自宅に不意に出現します。消失した胎児の行方については複数の憶測が為されていますが、裏付けとなる物証は発見されていません。SCP-650-KOがこの一連の手順からどのような利益を得るかについては、財団の調査が現在も進行中です。

過去、SCP-650-KOを物理的に収容するための武力行使は望ましくない結果のみを招きました。機動部隊の報告によると、SCP-650-KOは妊婦の夢を操作して彼らを攻撃し、夢から追い出せた場合にも、妊婦が精神的外傷や流産などの被害を受けました。

SCP-650-KOの最初の報告から7年後の2012年、1人のエージェントを介して財団から協定書が送付され、SCP-650-KOはこれを受諾しました。当該協定書からの抜粋は次の通りです。

  • SCP-650-KOは、北アメリカ地域でのみ活動し、接触する相手の身元と所在地を財団に事前通達しなければならない。
  • 財団は、機動部隊による観測を例外として、SCP-650-KOの活動にいかなる干渉も行わない。
  • SCP-650-KOは、1ヶ月に2回まで財団職員に契約を持ちかけることを認められる。対象となるのは、SCP-650-KOに関する情報を保持していないレベル1職員のみとする。
  • 財団は、保安侵害リスクが予想される場合のみ、影響を受けた女性に記憶処理を施す。

本稿執筆現在、双方ともに協定違反は確認されていません。また、協定の締結以降、SCP-650-KOに関連する直接的な武力衝突や死亡事例は記録されていません。

文書ログ650-1
以下は箱に同封された手紙の書き起こしです。内容や筆跡は手紙ごとに異なる場合がありますが、意味合いは概ね同じです1

奥様、

こんにちは。この度は弊社の提案にご賛同いただき、誠にありがとうございます。世の中では、赤ちゃんの誕生は尊いものだとよく言われます。しかし、生まれてくる赤ちゃんの境遇を気に掛ける者はいません。何故、親には子供を産む権利があるのに、子供には親を選ぶ権利が無いのでしょう? そのような単純ながらも当たり前の権利と選択を、そして救済の機会を設けるために弊社が存在します。

奥様の選択がどれほど困難であったか、弊社は理解しております。しかし、奥様の決断によって、今日もまた1人の子供が自らの未来を選び、先へと進むことができました。同封の代金は慰謝料 兼 補償です。それなりの金額になりますので、どうか後に生まれてくるお子様のためにお役立てください。

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オネイロイ・コレクティブ 親選考事業所
営業員 뷁굑ブェクギョク

観測ログ650-A
以下のログは、SCP-650-KOが妊婦とSCP-650-KO-Aを説得する過程の代表的な例です。これらの内容は機動部隊員の証言に基づいて作成されたため、実際の対話とは多少異なる部分があることに留意してください。

序: SCP-650-KOは仮面を被り、スーツを着た男性の姿を取った。SCP-650-KO-Aは少女の姿を取った。影響を受けた妊婦、オフリー女史はカナダ在住の21歳の若い女性で、避妊を適切に行わなかったために妊娠していた。

(前略)

SCP-650-KO: 改めて申し上げますが、奥様、この子は間違いなくあなたの娘さんです。もし予定通り出産された場合、概ねこのような姿になるでしょう。

オフリーは狼狽えた様子でSCP-650-KOを一瞥する。

オフリー: ちょっと受け止めきれない。畜生、まさかたった1回の火遊びでこんなことになるなんて…

SCP-650-KO-A: ママ、どうして… 私が嫌い?

オフリー: (顔をしかめる) きっと夢なんだ。子供なんか育てられない。ああ、母さんにどう言い訳すればいいの? 不憫に思って中絶を遅らせたのが間違いだった。

SCP-650-KO: ご心配なく。お気持ちは分かります。不安でしょう、恐ろしいでしょう。些細な欲求を満たすための行動で、これほどの重荷を背負わされるというのは、実に不幸なことです。しかし、全く幸運にも、あなたは今この場で私と出会いました。私どもオネイロイ・コレクティブ株式会社では、誕生予定の子供の所有権を譲り受け、その子供が希望する親を探すサービスを提供しております。あなたのお子様を私どもにお譲りいただけませんか?

オフリー: 本当に?!

SCP-650-KO-A: ママ、やだよ。さよならしたくない。お願い…

オフリーはSCP-650-KO-Aの顔を見て、再び意気消沈する。

オフリー: やっぱり無理。事情はともかく、あたしの娘なんだよ。捨てられるわけないじゃん。

SCP-650-KO: 奥様、何か誤解してらっしゃるようですね。捨てるですって? いいえ、これは選択であり救済なのです。あなたとこの子には今、選択肢が与えられています。今の状態で生まれたとして、彼女は果たして幸福でしょうか? 自分が生まれた経緯を知ったら、むしろ親を恨むのではありませんか? あなたはどうです、今、子供を産んで耐えられますか? 出勤する時、お子さんを何処に預けます? お子さんが傍に居るのに休日や週末を満喫できますか? 何処かの誰かは“命は尊い”と叫びましたが、私が見る限りでは、あなたの生活は侘しいものになりそうですよ。

オフリー: で、でもさぁ…

SCP-650-KOはオフリーに近寄り、顔を合わせる。

SCP-650-KO: 奥様、また過ちを犯すおつもりですか? あなたにはこれまで数多くの選択肢がありました。もしあの晩にセックスをしなければ、避妊をしていれば、妊娠直後に中絶していれば、このような事態にはならなかったはずです。 奥様、これが最後の選択肢です。今後の未来があなたの一言で左右されることが、まだお分かりになりませんか?

SCP-650-KOは当初の位置に戻る。オフリーは俯いてじっとしている。

SCP-650-KO: ふぅ… これほど言っても動じないとは、我が子を思うご婦人の心を甘く見すぎたようですな。仕方がない。これで失礼-

オフリー: (嗚咽しながら) 待って! 分かったよ。同意するから、この子を連れてって。頼むから…

SCP-650-KO: 全く素晴らしいご決断です、奥様。さて、あとはこの子ですね。

SCP-650-KO-A: やだ、ママとさよならしたくない。

SCP-650-KO: そう無理を言うものではありませんよ。君の気持ちも分かりますが、もう諦めるべきです。ほら、あの人の目をご覧なさい。

オフリーとSCP-650-KO-Aが目を合わせる。オフリーはすぐに目を逸らす。

SCP-650-KO: 眼差しに迷いや申し訳なさを感じませんか? あなたの気持ちを受け入れるには、あの人はまだ弱いのです。さぁ、私の手を握ってください。これがかつて親であった者の選択ならば、それを受け止めるのもかつて子であった者の道理ではありませんか?

SCP-650-KO-Aは再びオフリーを見た後、ゆっくりとSCP-650-KOの手を握る。

SCP-650-KO-A: 生まれてきてごめんなさい。ママ、幸せになってね。

<記録終了>

覚醒したオフリーは軽度の鬱症状を示しました。後ほど出現した箱の中の手紙は、読後すぐに焼却処分されました。オフリーは妊娠を周囲に隠しており、SCP-650-KO関連情報を漏洩する可能性は低いと考えられるため、記憶処理は不要です。

観測ログSCP-650-B

序: SCP-650-KOは成人男性よりも若干大きなクラゲの姿を取った。SCP-650-KO-Aは少年の姿を取り、自らの所有権が譲渡されることを希望した。影響を受けた妊婦、マドレナ女史はメキシコ在住の39歳の既婚女性で、結婚から8年後にようやく妊娠していた。

(前略)

SCP-650-KO: 奥様、ご覧の通り、息子さんの意向は固まっています。

マドレナ: ねぇ、もう少し考えてはくれないかしら? 母親として、私はあなたを手放したくない。

SCP-650-KO-A: (パンフレットを読みながら) でも俺、母ちゃんの息子には生まれたくないんだ。家は貧乏だし、他より抜きん出てもいない。しかも生まれる国だって、こんなに治安が不安定じゃ危険すぎる。

マドレナ: ええ、あなたには色々と不自由な環境でごめんなさい。だけどね、あなたは私たち夫婦がやっと授かった大事な息子なの。愛する気持ちだけは誰にも負けないと自負しているわ。 だから、どうか行かないで。

SCP-650-KO-A: (SCP-650-KOを見つめる) おじさん、ここまで言ってもらって、俺どうすればいいかな。正直、俺も母ちゃんをあまり困らせたくないよ。

SCP-650-KO: まぁ、あなたも今は同情できるでしょうが、考え方を変えてはいかがですか? 親子の関係は実のところ一方的な関係です。親は自ら選択して子供を産みますが、あなたのような子供はどうです? 生まれたいかどうかの意思表示もできず、自分の名前すら好きなように決められず、ただただ親の境遇に合わせながら生きるしかありません。中には、口では愛していると言いつつ、子供を所有物のように扱う親も存在します。恥知らずにしても度を越えている。

SCP-650-KOはSCP-650-KO-Aの肩に触手を乗せる。

SCP-650-KO: そういう意味では、あなたはとても幸運です。あなたは私と出会ったことで、一方的な関係ではなく、主体的な関係を築く権利を得た。あなたが悩むことの何が悪いのでしょうか? 望む親を探すことの何が悪いのでしょうか? あなたの行動と考えは全て正当なものなのですよ。自信を持ってください。情に振り回されて自分の未来を踏みにじってはいけません。

SCP-650-KO-A: うん、おじさんの言う通りだよね。母ちゃんには悪いけどさ、やっぱ俺は別な親が欲しいんだ。俺が持ってる夢や未来を掴むには、こんな国の、こんな家庭環境で生まれるわけにはいかないんだよ。それに名前も自分で決めたい。他人にこんな名前で呼ばれて、こんな顔を見せながら一生を過ごしたくない。分かってくれ、母ちゃん。

マドレナ: だけど、ようやく授かった子供なの。どうして母である私があなたを見送れるでしょう…

SCP-650-KO: 奥様、あなたは先程、息子さんを愛する気持ちは誰にも負けないとおっしゃいましたね? しかし、息子さんの選択を妨害する奥様の行動は、愛というより、自分の所有物を奪われることを恐れて動揺しているようにしか見えません。

マドレナ: それは言い過ぎだわ。

SCP-650-KO: 違いますか? 息子さんの意思はすでに固まっています。奥様がお子さんを授かりたいと努力された点についてはお気の毒ですが、その分、息子さんも自分が望む未来のために苦渋の決断を下したのです。息子さんの心も奥様に負けず劣らず苦しいということが、何故お分かりにならないのですか?

マドレナは悲痛な表情のSCP-650-KO-Aを見つめ、首を横に振る。

マドレナ: ああ、そうだったの… 母さんが身勝手過ぎたわ。愛していると言っておきながら、我が子の心すら理解できないなんて、本当に情けない。

SCP-650-KO-A: か、母ちゃん…

マドレナ: ごめんなさいね。ダメな母親だったせいで、息子に辛い思いをさせちゃったわ。 (SCP-650-KOを見る) 息子をよろしくお願いします。

SCP-650-KOがSCP-650-KO-Aの手を取る。

マドレナ: あなたを忘れない。息子よ、心から愛してる。

<記録終了>

覚醒したマドレナは重度の鬱症状を示し、日常生活に支障をきたしました。また、夫を含む周囲の人物たちに、胎児の突然の消失を納得させるための適切なカバーストーリーを用意する余裕がありませんでした。最終的に、財団はマドレナを含む9名の人物にクラスC記憶処理を施しました。

観測ログSCP-650-C

序: SCP-650-KOは王冠を被った掌大のカエルの姿を取った。SCP-650-KO-Aは少女の姿を取った。影響を受けた妊婦、ガーネット女史はアメリカ合衆国在住の26歳の既婚女性だった。SCP-650-KO-Aとガーネットは双方ともに所有権譲渡に反対の立場だった。

(前略)

SCP-650-KO: もう一度お考えになられてはいかがですか? これは選択の機会です。情に流されて断言するには余りにも惜しい選択ですよ。

ガーネット: 仰ることは分かりますが、もう決めたことです。私の家族には、娘を育てられる環境と能力があると自信を持って言えます。私はこのまま娘を産みます。

SCP-650-KO-A: 私も母さん以外の人の所には行きたくない。このままが良い。

SCP-650-KO: はぁ、本当はこんなことまでするつもりはなかったのですが、仕方がない…

SCP-650-KOが手を叩くと、空中に画面が出現する。画面には各種のグラフと様々な人物の顔が映し出されている。

SCP-650-KO: こちらは弊社が把握している奥様の生活指数と周囲の人々からの評価です。ご覧の通り、ご主人の事業失敗で、奥様の生活はどんどん貧しくなっている。しかも周囲からは、以前よりも神経質で余裕がなくなったと言われていますね。このような状況で出産するおつもりですか? 子育てを軽視し過ぎているのでは?

ガーネット: なんて酷い侮辱! こんな資料をいったい何処から持ってきたんですか、教えてください。

SCP-650-KO: 夢は多くの事を教えてくれます。私どもの情報収集力を侮らないでいただきたい。さて、奥様、まだ所有権をお譲りいただけませんか? 所有権を譲渡してくださるならば、まとまった金額をお支払いいたします。そのお金があれば、事業の失敗後もそれなりの生活を送れるはずです。娘さんはどうです? パンフレットに書いてある通り、あなたが望む家庭環境、親の性格、名前、容姿、何もかも好きなように選ぶことができます。あなたの未来のためにも、ここはもっと賢明な選択をするべきではないでしょうか?

SCP-650-KO-A: (ガーネットを見る) それでも嫌だ… 母さんを置いて知らない人の所には行きたくない。

ガーネット: 私も娘を手放すことはできません。母になる覚悟はもうあります。あなたが何を言おうと、娘の所有権は手放しません。

SCP-650-KO: そうですか。たまにあなたのような方がいらっしゃるのです。身の程もわきまえずに偉ぶる生意気な方がね。

SCP-650-KOを中心に、夢を構成する地形と生物が消失し始める。

SCP-650-KO: 弊社の存在意義を軽くご説明しましょう。仮に、犯罪などの凶悪な罪を犯した罪人がいたとします。当然、罪を償わなければなりません。 しかし、犯罪を犯した原因が、病気の両親と貧しい家庭環境であったとしたらどうでしょうか? 福祉がまともに整備されておらず、苛烈な刑罰しか存在しない国に生まれたとしたらどうでしょうか? この場合、その罪人は犯罪を犯すのに十分な動機を持つことになる。では、罪人をそのような境遇に置いた諸悪の根源はいったい誰なのか?

ガーネットはSCP-650-KO-Aの手を握り、後ずさりする。

SCP-650-KO: 愛だ家族だと口先ばかりの言葉を並べ、結局は自分の欲求と本能に勝てなかった生みの親こそがあらゆる罪の源なのです! 私が出会った中には、避妊を怠り、中絶の機会を逃した方もいました。私に出会わなかったら、所有権を譲渡しなかったら、果たしてその方は幸福だったでしょうか? ある子供は、自分の未来と夢のために、貧しく治安の悪い国で暮らす両親の元を去りました。ただ情に流されてそのまま生まれていたら、果たしてその子供は幸福だったでしょうか?

夢を構成するほとんどの要素が消失し始める。当時監視を担当していたエージェントは必死に夢を制御し、辛うじて意識を保っていた。

SCP-650-KO: 何故、犯罪者を非難しながら、子供に対してそのように大きな罪を犯すのですか? 強制的に産み落とされた子供たちはどうなります? 何故、望んで生まれたわけでもなく、望んで貧しいわけでもなく、自分の名前を自分でつける権利すら奪われた彼らを守る法律や責任は存在しないのですか? そのような不幸を少しでも防ぐことが私の使命であり、喜びです。いずれ生まれる子供が自ら好きな親を選び、未来を夢見る機会と救済を与えるのが私の役目です!

SCP-650-KOは母娘に一歩近づく。

SCP-650-KO: 最後にもう一度お聞きします。私と共に、より良い未来を探しに行きませんか?

SCP-650-KO-Aはしばらく考えた後、首を横に振る。

SCP-650-KO: (苦笑いを浮かべながら) まぁ、それもあなたの選択です、受け入れるしかありません。奥様、どうか悪い事はなさらぬよう。そして娘さん、どうかお幸せに。

<記録終了>

ガーネットがSCP-650-KO関連記憶を保持していた場合、情報漏洩の危険性があるため、クラスC記憶処理が施されました。後日誕生した子供に異常性は確認されませんでした。

2019年追記: ガーネットは夫の事業失敗による極度の貧困に屈し、最終的に自宅に放火して一家心中しました。財団の調査によって、当該事件にSCP-650-KOを含むアノマリーの要素や介入はなかったことが確認されました。

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