SCP-6502
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    content: "SCP財団";
    color: black;
}
 
#header h2 span::before {
    content: "確保、収容、保護";
    color: black;
}
アイテム番号: SCP-6502
レベル3
収容クラス:
esoteric
副次クラス:
thaumiel
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
caution

ZLQ4qDx.jpg

ハーウィック墓地。財団による買収の前に撮影。

特別収容プロトコル: 利用可能な空間をできる限り有効活用するため、SCP-6502の敷地内に埋葬される人物は、その時点で生存していなければいけません。新規の埋葬は本プロジェクトに割り当てられた主任研究員 (現在はロバート・キャンベル博士) の承認を得る必要があります。

通信・聴取機器がSCP-6502の表土上部の数フィートに埋設されています。埋葬者の生理機能が劣化して会話が不可能になるまで、職員は埋葬者との定期的な意思疎通を維持しなければいけません。財団がSCP-6502から埋葬者を解放する手段を模索しており、しかし現時点では不可能であると通達すれば、埋葬者はより協力的な姿勢を取ることが実証されています。埋葬者に話しかける際は、全ての職員がこのカバーストーリーを維持する必要があります。

埋葬者を快適な環境に置くための標準措置は許可されています。しかしながら、長期的な快適さの確保は期待できないため、不合理な支出は調達局によって拒否されます。

説明: SCP-6502はマサチューセッツ州ウェイバリー・フォールズに位置するハーウィック墓地です。未知の理由によって、この墓地に生きたまま埋葬された人間は死ぬことが不可能になります。対象者の身体は典型的な分解プロセスに晒されますが、例え肉体が完全に腐敗した状態を過ぎても、埋葬されている限り、精神的能力と高次知性はそのまま維持されます。

この効果は生き埋めにされた人物にのみ影響します — 墓地に埋葬された死体は生命活動の兆候を示しません。また、SCP-6502は伝統的な棺で埋葬され、墓地の敷地に由来する自然の土壌で少なくとも6フィート地下に埋められた人物にのみ作用します。SCP-6502の保存効果から恩恵を受けられる地下施設を建造する試みや、被験者を地上の霊廟に安置して保存する試みは失敗しています。

2009年以降、財団は利用価値の高い職員や囚人を保存する医療施設としてハーウィック墓地を利用しています。現時点で46名がSCP-6502の敷地内に生きたまま埋葬されており、うち31名が元・財団職員、9名が様々な要注意団体の構成員、6名が財団による買収以前に墓地に生き埋めにされた民間人です。

発見: 財団は1994年、原因不明の音や振動の報告が財団エージェントの注意を引いたのを切っ掛けに、SCP-6502を収容しました。後ほど、SCP-6502の影響を受けた複数の人物が発見され、その中の最年長者は1951年4月18日から家族の埋葬区画に埋められていました。更なる調査の結果、近隣にあるウェイバリー・フォールズの街では、1950年代初頭から無免許の検視官が業務を行っており、20世紀を通して幾度か不注意による生き埋めを引き起こしていたことが判明しました。

補遺: サンプル事例

序: 財団所属のミーム学者であり、熟練した収容スペシャリストでもあるエヴァ・ブラッドリー博士は、2018年9月9日に致命的な情報災害に感染しました。ブラッドリー博士の死が複数の高リスクオブジェクトの収容プロトコルを破綻させることに鑑みて、彼女はSCP-6502に埋葬されました。財団職員とブラッドリー博士 (現在SCP-6502-46と指定) の交流は教育目的で以下に記録されています。

2018年9月9日、19:31

[記録開始]

キャンベル博士: ブラッドリー博士? 聞こえますか?

SCP-6502-46: …ロバート?

キャンベル博士: ええ、そうです。気分はどうですか?

SCP-6502-46: こ… ここは何処?

キャンベル博士: 治療法が見つかるまで、あなたを特殊医療施設に収容することになったんです。

SCP-6502-46: どういう施設?

キャンベル博士: 気にしなくて結構です。全て —

SCP-6502-46: ロバート、ここは何処? 何をしたの? どうして私は身体を全く動かせないの?

キャンベル博士: エヴァ、どうか話を聞いてください。当分の間、それについては心配しない方が無難です。研究者チームが24時間体制で治 —

SCP-6502-46: ロバート・キャンベル、私はあなたの上司なのよ。私の居場所を教えなさい。

キャンベル博士: あなたは安全な場所にいます。私から今お伝えできるのはそれだけです。

SCP-6502-46: ハーウィックでしょう、違う。

[合間。]

SCP-6502-46: おお、神様。

キャンベル博士: あくまでも一時的な措置です。

SCP-6502-46: ここから出して、ロバート。この箱から私を出して。お願い、出してちょうだい。

キャンベル博士: エヴァ、我々も全力を尽くしています。あなたを生き延びさせる手段が見つかり次第、掘り起こして —

SCP-6502-46: 治療法なんか見つかりっこない。お互い分かってるでしょう。私はあれに12年取り組んできたけど、全ては失敗した。

[合間。]

キャンベル博士: 申し訳ありません、エヴァ。

SCP-6502-46 (叫ぶ): 出して!

SCP-6502-46: お願い!

SCP-6502-46: どうか、お願いだから… 身動きが取れない…

[会話が終了する。SCP-6502-46がSCP-6502内で静かにすすり泣いているのが聞こえる。]

[記録終了]

結: この交流の後、SCP-6502-46は解放を懇願する言葉を挟みつつ、7時間にわたって断続的に独り言を言い続けました。サイト司令部の指示に従い、キャンベル博士は応答しませんでした。

2018年9月14日、11:02

[記録開始]

SCP-6502-46: [編集済]。答えが欲しいでしょう、ロバート。あなたはいつも好奇心旺盛だった。検索履歴を見た。

SCP-6502-46: 何もかも教えてあげる。だから出して。

キャンベル博士: あなたを保護する手段を見つけ出そうとしています、エヴァ。どうか辛抱してください。この話は終わりにしましょう。

SCP-6502-46: ふざけないで! よくそんなデタラメが言えるわね、威張り腐った軟弱者のくせに —

[合間。]

SCP-6502-46: ごめんなさい。そんなつもりはなかったの。

SCP-6502-46: いつもあなたには感心していたのよ、ロバート。あなたは献身的だった。思いやりがあった。財団にはあなたみたいな人員がもっと必要だわ。

SCP-6502-46: お願い、私を解放して。本当は私を助けたいのよね。

[合間。]

SCP-6502-46: どんな事でもする! 本当に何だってするわ、聞こえる? あなたを昇進させるし、O5たちに推薦するし、[編集済]への完全なアクセス権だって認める。

SCP-6502-46: お願いだから!

[合間。]

SCP-6502-46: 助けて。

[記録終了]

2018年9月20日、22:20

[記録開始]

[地下埋設マイクが、SCP-6502-46の棺の内部から、繰り返し爪を立てて引っ掻く音を検出する。SCP-6502-46が小声で呻く。]

SCP-6502-46: お願い! 誰か!

SCP-6502-46: 手が… 私の手が…

[引っ掻く音は更に数時間続いた後、途絶える。再開することはない。]

[記録終了]

2018年9月28日、03:50

[記録開始]

SCP-6502-46: 子供の頃は、毎年夏になると休暇を取って海辺に行った。あの浜辺は鮮明に記憶に残ってる。ポートランドの近場、南に1kmぐらい。街は快晴で、空気も澄んでいて、7月なのにほんのちょっと肌寒かった。屋外で何時間も過ごした。水と空と砂だけが、何処までも延々と続いてた。

SCP-6502-46: 一度、そういう旅行の時、自分で思ったよりもずっと深い所まで泳ぎ出してしまったことがあった。周りは暗闇だけで、足がつかなかった。助けを求めて叫ぶと、岸にいた父がそれを聞き付けた。父は物凄い速さで私の所まで泳ぎ着いた。連れ戻される間は、父の腕にしがみ付いていた。

SCP-6502-46: その夜、母はプルコギとご飯と完璧な目玉焼きに、オイスターソースと新鮮な青梗菜を添えて出してくれた。以来、それが私の大好物になった。家庭の味。

[合間。]

SCP-6502-46: 呼吸がどんな感じだったか、もう思い出せない。

[記録終了]

2019年2月9日、07:16

[記録開始]

キャンベル博士: ブラッドリー博士?

キャンベル博士: エヴァ、あなたのプロジェクトの1つに関して話し合う必要があります。聞こえますか?

SCP-6502-46: デイヴィッド?1

キャンベル博士: エヴァ、こちらはロバート・キャンベルです。デイヴィッドは今ここには居ません。

SCP-6502-46: デイヴィッド、お願い、とても暗いわ…

キャンベル博士: エヴァ、[編集済]について話しましょう。

SCP-6502-46: 見えない。

キャンベル博士: 集中してください。

SCP-6502-46: デイヴィッド?

SCP-6502-46: 考えられない、何も感じない…

SCP-6502-46: ここは何処?

[キャンベル博士は、より明晰なSCP-6502-46との交流機会を待つように助言される。会話が打ち切られる。]

SCP-6502-46: そこに居るのは誰?

SCP-6502-46: デイヴィッド、まだそこに居る?

SCP-6502-46: あなたが見えない…

SCP-6502-46: 見えない。

[記録終了]

2019年5月12日、01:16

[記録開始]

SCP-6502-46: 棺が崩れてる。

[合間。]

SCP-6502-46: 虫が。

[SCP-6502-46はその後36時間にわたって泣き続ける。]

[記録終了]


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