クレジット
タイトル: SCP-655 - 薄らかに眠れ
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2025
著作権者: ubergoober
原題: SCP-655 - Rip in the Fabric
作成年: 2025
初訳時参照リビジョン: 6
元記事リンク: ソース
アイテム番号: SCP-655
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: アイテムSCP-655はサイト-39にある 5×5 dmの重装甲収容室に収容されています。次元断裂の発生に備えて、収容ユニットの両側に強化防爆壁が設けられています。収容室は主収容セクターと隣接しており、収容室と主要サイトは2組の除染エアロックで隔てられています。
SCP-655は1日1回、収容スペシャリストによって給餌されます。収容スペシャリストは、収容ユニットへの入場前及び退室後にSCP-655を鎮静させる必要があります。これは外部の大気制御装置を用いて高濃度麻酔ガスを室内に充填させることによって実行されます。収容室の内部が構造被害や次元剪断/亀裂によって損傷した場合、現地の次元調整役が収容ユニットを交換します。この措置は約2週間ごとに必要になると見込まれています。
SCP-655が収容室から脱走した (そして麻酔ガスの効果が無いことが確認された) 場合、次元調整役に通達します。次元調整役は収容室と主要サイトを接続する通路を切断します。これはハサミを用いて実行されます。
説明: SCP-655は頭部から尾の先端までの長さが 1.05 dm (10.5 cm) の敵対的な捕食性生物です。SCP-655は三脚生物で、2本の後肢と1本の前肢を持ち、それぞれ4本ずつ指が生えています。SCP-655はまず前肢を伸ばして固定点を確保した後、身体を前方に引きずるか跳躍する形式で移動します。これは一見すると遅く非効率的な移動手段のようですが、SCP-655は特定の表面上では見かけによらず素早い動きを示します。
SCP-655は自らの体肢を使って平面次元を折り畳み、屈曲させ、剪断することが可能です。SCP-655は通常、待ち伏せ戦術で獲物を狩り、鉤爪で破り裂いた次元亀裂の中に閉じ込めます。紙などの軽量な表面に生息する獲物ほど、攻撃対象となる可能性が高くなります。類似の性質を持つ生物の大半と同じく、SCP-655には異なる表面の間をシームレスに移動する能力があります - それに加えて、自ら作った次元亀裂を介して特定の表面の裏側に移動することもできます。
二次元の生物であるにも拘らず、SCP-655は三次元的な存在に対して無害ではありません。壁、布地、更には人間の皮膚上でも移動できるという特性ゆえに、SCP-655はこれまで幾度となく三次元職員を攻撃しています。SCP-655は三次元の個人に致命的な危害を加えるには小さすぎるものの、しばしば衣服や皮膚細胞を摂食するため、依然として注意が必要です。表皮上のSCP-655は炎症や壊死の発症に繋がるリスク因子です。
運営陣が二次元アノマリーの取扱いに精通していることを鑑みて、SCP-655の収容は二次元サイト-39に委ねられています。サイト-39には次元調整役1名が配属され、二次元世界と三次元世界の連携を促進しています。当初の収容ユニットは次元断裂を防止する目的で堅木製でしたが、SCP-655にとってより自然な生息環境を再現するため、現在は紙製に交換されています。サイト-39の三次元職員は、物理的接触が収容違反を引き起こす可能性があるため、SCP-655の取扱いに際しては警戒を維持すべきです。
事件655-1: SCP-655収容室の定期保守点検中に、壊滅的な停電が発生し、サイト-39の多数のアノマリーが収容違反しました。施錠機構の開放に加えて、当時は次元調整役が不在だったため、 SCP-655は研究セクターに逃げ込みました。その後、サイト保安職員がSCP-655と交戦し、鎮圧して収容室に連れ戻しました。
1名のみ死傷者が発生しました - 特殊エージェント アラン・トンプソンは収容違反中に悲劇的な戦死を遂げました。財団はトンプソン氏の功労に感謝の意を表します。数え切れないほどの財団職員の命を救った彼の英雄的な行動が記憶に留められますよう。
補遺: より適切な収容プロトコルの明白な必要性を受けて、サイト-39施設管理官は先進的なハイテク収容ユニットの設置を承認しました。この収容室は強化繊維マトリクスで構築された高強度構造トラスから構築されます。新たな収容室は細い固定ケーブルで、サイトの他の部分から離れた高さ3mの位置に吊り下げられ、SCP-655の逃走を防ぎます。
次元調整役が撮影した収容ユニットの写真が以下に添付されています。認可を受けた職員は収容室の技術情報にアクセスできます。









