SCP-6591

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特別収容プロトコル: SCP-6591はサイト-43の大容量データストレージ施設3号に保管されます。SCP-6591が撮影されたスタジオの調査が現在進行中です。ハロルド・ブランク博士が現在、当調査を監督しています。全ての情報は彼とGOI-5889ファイルに転送されます。


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SCP-6591-1の静止映像。

説明: SCP-6591はヴィキャンデル=ニード・テクニカル・メディアによって製作され、“サイズ・アップ”'Cize Upと題された、ジャズ体操スタイルの指導映像が収録されている一連のVHSテープです。

存在が知られている4本のうち、財団は現時点でSCP-6591-1と指定されるVHSテープのみを所有しています。SCP-6591を積極的に視聴する人物は、その内容を実践するか否かに関わらず、食欲の増進、代謝の低下、極度の疲労を経験します。実験の結果、長期曝露は30日間で最大23kgの体重増加を引き起こすことが判明しました。

SCP-6591テープ群は運動指導ビデオと宣伝されていますが、その運動プログラムは意味を成しておらず、運動指導ビデオと見做し得る章は1つしか含まれていません。また、映像に未完成の要素が含まれることから、SCP-6591テープ群は少なくとも現在の形式で公開される予定ではなかったと結論付けられています。 (補遺1を参照。)

SCP-6591-AはSCP-6591の司会者です。外見は青いレオタードを着用した人間女性に似ています。SCP-6591-Aの顔は常に黒い麻袋で隠れているため、まだ確認されていません。この袋には覗き穴や呼吸穴が設けられておらず、SCP-6591-Aの首周りに靴紐で結ばれています。

繰り返しSCP-6591を視聴すると、時折、それ以前の再生で発生した出来事に関連する物 — 機材や道具、背景ダンサー、零れた体液など — が映り込むことがあります。

補遺6591.1: エピソードの書き起こし抜粋

以下はSCP-6591-1の第26回視聴実験の書き起こしです。

補遺6591.2: 調査

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抽出された映像。

第3章に映った高層ビル群の映像が検査され、財団工作員は“サイズ・アップ”撮影スタジオの場所がペンシルベニア州エリーであると推理できました。調査が行われ、SCP-6591が撮影された建造物が発見されました。

スタジオ内には、保管クローゼットまで続く血液の跡と、まだ煙っている状態で楽屋に残された52本の松明以外には何もありませんでした。クローゼットの内部からは26体の女性の死体が発見されました。全ての死体は同じ服装で、頭部に類似する傷痕が残されていました。最も古い死体でも死後12時間しか経過していませんでした。


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