アイテム番号: SCP-665
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-665はサイト完全撤退以外のいかなる状況でも部屋を離れる事を許可されません。撤退の際は、SCP-665のために特別設計のステンレス鋼製コンテナが構築されます。SCP-665の部屋は完全にステンレス鋼あるいは類似の金属で構築されるべきです。SCP-665のベッドは単一のマットレスで構築し、必ず質量が1000kg以上になるようにしてください。SCP-665には特別配合の流動食を、彼の手と融合したコップに注ぎこむ形式で与えます。SCP-665は生きた動物との接触が許可されていますが、これは問題の動物が首輪その他の類似する装飾品を付けていないことと、SCP-665自身がこれを飼育しようと試みないことが条件となります。
SCP-665との肉体的接触は強く非推奨です。必要となった場合は素肌のみで行い、かつ最小限に保ってください。
説明: SCP-665は██歳の人間男性です。彼の種族を含むこれら情報の全てはインタビューを通して得られたものであり、彼は更なる情報の開示を拒否しています(補遺を参照)。SCP-665の外観は頻繁に変化するため、現時点では更なる肉体的説明をすることができません。SCP-665よりも質量の少ない非生物個体がSCP-665の身体と接触した場合、即座に融合します。1時間以内に、当該オブジェクトは事実上SCP-665の身体の一部と化し、より小さなオブジェクトに同様の形式で影響を与えます。各物品の追加に伴ってSCP-665の総質量は増大するという点は留意すべきものであり、全職員にはこれ以上のオブジェクト追加を控えるように通達されています。
SCP-665の外科的分析は、大部分の手術器具が彼の身体に同化されるため、困難であると証明されました。レーザーによる切除を介してSCP-665から分離された幾つかの物品は、SCP-665の心臓血管系がこれら物品へ拡張していることを明らかにしました。加えて、物品は元々の外観を維持している一方で、本来の化学的性質は密接に人間の肉と類似したものになっていました。
どのように収容以前のSCP-665が栄養を取得していたかは現時点では不明です。液体栄養を取りこむ目的のため、前述のコップが財団によって追加されました。
補遺: SCP-665は最近、財団職員の大半に対して非協力的であると証明されており、質問への解答や検査への服従を拒否しています。SCP-665は暴力の兆候を示してはいませんが、職員が武器として使用され得る物品をSCP-665に導入する事を明白に禁止されている点は強調されねばなりません。