SCP-670
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アイテム番号: SCP-670

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 総称してSCP-670と呼ばれている一群が、イングランドの███████に位置するセクター25に現在収容されています。SCP-670は監視カメラによって常時観察されている12m×6mの大きさの一室に一纏めにして収容されなければなりません。収容室には4つのベッド、浴室、そして監視窓が備え付けられています。SCP-670の収容領域に侵入している全てのスタッフは、ライター、マッチ、その他火元となり得るものを所持していないか調べられなければなりません。

45センチメートルの木綿、25センチメートルの絹、25センチメートルのポリエステル、15センチメートルのレーヨン、12センチメートルの綱がSCP-670に毎月供給されます。SCP-670が作り出した、武器として使用可能な物体はどんなものでも、収容領域からすぐに取り除かれます。

説明:SCP-670はSCP-670-1、SCP-670-2、SCP-670-3、SCP-670-4とされる4体のおおよそヒト型個体のような存在で、彼らは自分たちを総称して'コットン家'と呼んでいます。彼らの身長とインタビューでなされたコメントから判断して、SCP-670-1とSCP-670-2は家族の'父'と'母'であり、SCP-670-3とSCP-670-4は家族の'子供達'であるようにみえます。SCP-670の各員は硬化した粘土のような薄い外層の'肌'を有し、それらは長い時間の中で悪化している徴候を見せています。

この下にある、内臓、肉、神経系はそれぞれ完全に異なる種類の糸によって構成されています。使用されている大部分の糸は木綿ですが、大量の絹とポリエステルも存在しています。内臓には少量のレーヨンとナイロンが見られます。骨格は適当な形に結ばれた綱からなり、SCP-670各員の指は錆びた縫い針であるようにみえます。

SCP-670の各員は彼らの'指'を使うことで、適当な食事道具や座席のようなとても複雑な対象を短時間で作りだすという、糸の使用についての高度な適正を示します。SCP-670の各員が作り出した特筆すべき物品は以下の通りです:

  • 一台の自転車(機能する)
  • 一台のテレビ(機能しない)
  • 一個の時計(機能する)
  • 一個のローストチキン(SCP-670によって食べられた)
  • 一枚の詳細な家族写真
  • 一本の短剣(インタビュー670-1-1を参照)

例えばプラスチック製の椅子や筆記具のような、糸で作られていない物体を使用する時、各SCP-670は不快感を示します。この理由については現時点で不明であり、SCP-670の各員もこの事について詳述する事を拒否しています。

ハイカーの一団が森で'綱でできた家'を見つけたと報告した事で、SCP-670は██████████近くの████████森で最初に発見されました。この問題に対しエージェントが派遣されSCP-670を発見しました。ハイカーにはAクラス記憶処理がなされ、SCP-670は何事もなく収容地に運ばれました。

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