SCP-681
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アイテム番号: SCP-681

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-681は、ヘリウムガスを保管するための標準的な圧力タンクの列に収容します。すべてのタンクは収容室の壁か床に鎖で繋がれます。収容室は気密状態かつ真空圧に近い状態に置かれ、2名のレベル1職員が週に一度タンクの漏出検査に割り当てられます。検査は与圧服を着用して行い、ガスの除去にはレベル2職員のクリアランスが必要です。収容室に軽度の漏出が発生した場合、内部を一時的に通常の大気で満たし、天井の収集トラップにSCP-681を押しやります。

非常に大規模な漏出が発生した場合、あるいはSCP-681が収容室を脱出した場合、付近の職員にすぐさま酸素マスクが支給されます。そして彼らの周囲に形成されるSCP-681の泡を吸引して回収します。

SCP-681はラテックス風船の中に漏出の懸念なく安全に保管することができます。しかしいかなる場合も平均サイズの風船3つ以上のSCP-681を収容室から取り出すことは認められません。

説明: SCP-681は数件の窒息死事件があったことで調査が行われた倉庫で発見された、およそ200本に及ぶ高さ155cmの金属容器に入った異常な特性を持つヘリウムガスです。脳波を発している被験者の近くで漏出した場合、ヘリウムガスは被験者へ接近して気道と副鼻腔を満たします。十分な体積が漏出していれば、これにより被験者は窒息死に至ります。

高さ155cmの金属容器内に保管されていてもSCP-681は一定の機動力を保持しますが、金属容器自体の重さによる制限を受けています。より軽い容器、例えば60cm以下のパーティサイズのものの中に主要な原料として集められた場合、SCP-681は脳震盪を起こすのに十分な力を発揮することができます。影響範囲はおよそ30mに限定されていますが、この範囲は非常に大きく変化します。

風船に詰めた場合、付近にいる思考能力を持つ生物に向かって風に流されるように動き、繰り返しぶつかります。アニマルバルーンであればやや生きている風に動き、攻撃的に振る舞いますが、ただのゴム製の風船であるために効果的な攻撃は不可能です。SCP-681は未知の手段により、収容を逃れると付近の風船内部に移住します。

補遺:

今更な話だが、誰も金属容器のシリアル番号をチェックして財団があれらの内の███個を発見できていないことに気が付かないのか? どれだけのガスがそれらの容器の中に収まっているか見当の付く者はいるか? - ██████博士

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