SCP-6832
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SCP-6832-1

アイテム番号: SCP-6832

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-6832は無力化されているため、収容プロトコルは不要です。

説明: SCP-6832はサイト-55のカフェテリア内の食事においてハウスアント(Tapinoma sessile)の自発的出現を伴う現象でした。出現は対象の意識が逸れた場合、あるいはその時点の食事に注意を払っていない際に発生しました。SCP-6832により生成されるアリ(以下、SCP-6832-1と呼称)は面の端から続くように見えるフェロモンの道標を辿り、テーブルの縁で消失しました。

当該の痕跡を最後まで追ったSCP-6832-1実例は、典型的には彼らが出現した食事から採取した食料を伴い、未知の場所に瞬間移動しました。サイト-55のカフェテリア以外の場所での出現誘発の試みが複数回実施されましたが、その他の場所でのSCP-6832-1の出現には至っていません。

2020/06/311、直近に清掃されたカフェテリアの床でウェトル博士が滑り、それに気を取られブランク博士が食事から注意を逸らした際、アノマリーが彼の食事(モントレーチキン)で最初に出現しました。ブランク博士が彼の食事に注意を戻した際、SCP-6832-1実例はテーブルの端に向かって移動して消失しました。博士はこれを受けて新たなアノマリーの存在を疑いました。常駐する異常昆虫学部門主任のモリソン博士はSCP-6832の報告を受け、直後にSCP-6832を分類しました。

補遺6832.A: 以下はSCP-6832の発生およびアノマリーを出現させる試行のログを要約したものです。

被影響人物: D-1221

食事: ニュートラローフ2

注記: 実験の目的を知らされる間、D-1221の注意は食事から離れていた。SCP-6832は発生しなかった。SCP-6832の適切な発生に関する現時点の仮説として、SCP-6832の本質を察知していない個人にのみ発生することが挙げられる。

被影響人物: D-09534

食事: ニュートラローフ

注意: SCP-6832は発生しなかった。SCP-6832の適切な発生に関する現時点の仮説として、財団支給の代用食ではなく適切な食料を摂食している個人にのみ発生することが挙げられる。

被影響人物: J・エバーウッド博士

食事: 黒いんげん豆を添えたグリルチキンおよびライス

注記: これは新プロトコル下で最初に記録されたSCP-6832の発生である。SCP-6832-1実例はチキンよりも黒いんげん豆の欠片を好んで摂食することが記録された。

被影響人物: D・アシュワース管理官

食事: ロスウ3

注記: SCP-6832-1がブイヨンに出現し、記録された実例の95%が溺死した。アシュワースは食事に注意を戻し、スプーン1杯分を摂食出来た後、その汚染された性質を知らされた。アシュワース管理官は続けて嘔吐した後、同意無く実験に起用されたことに激怒した。アノマリーの本質を知らされたにも拘わらず、アシュワースはサイト-55での滞在中において激昂し続けていた。SCP-6832を摂取した結果として、アシュワース管理官は一切の負の傾向を示さなかった。

被影響人物: J・シメリアン博士

食事: ピメントチーズ4のサンドイッチ

注記: シメリアン博士はSCP-6832-1実例を摘み取った上でサンドイッチを摂食し、「文句のつけようのないくらい美味しいサンドイッチだ。無駄にはしないよ」と主張した。

被影響人物: J・ウォルツァー研究員

食事: シナモンロール

注記: SCP-6832-1実例が7分53秒という記録的短時間でウォルツァーのシナモンロールを摂食する様子が観察された後、全実例が消失。ハウスアントと同様に、SCP-6832-1は甘い食物との親和性を有することが考えられる。



補遺6832.B: ウォルツァー研究員の食事での発生の後、これ以上のSCP-6832は発生しませんでした。協議に際し、モリソン博士はシナモンがアリに対し有毒であることを述べました。SCP-6832の自己終了が明らかであるため、当該アノマリーのさらなる研究は不可能と見なされています。

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