SCP-6911

評価: +13+x

IMG_1819.jpeg

SCP-6911に影響された廊下。

アイテム番号: SCP-6911

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: エバーウッド博士のオフィスは閉鎖されました。SCP-6911の試験期間を除き、いかなる人物も室内に侵入することは許可されません。

説明: SCP-6911はサイト-55の地下2階のEホール個人オフィスに発生している空間異常です。SCP-6911の異常性はエバーウッド博士のオフィスに入室しようと意図した人間が廊下に侵入した際に発生します。SCP-6911は活性化時、廊下を収縮させ、それによりある地点を超えて進入することが不可能となります。エバーウッド博士以外の人物がSCP-6911の発生時に存在する場合、空間収縮の境界線まで引き戻されます。

エバーウッド博士はSCP-6911の影響を完全に受けない唯一の人物です。

補遺6911.A-インタビュー: SCP-6911の発見直後、SCP-6911との関連性やその起源を探るため、空間異常部門の心理学顧問であるニュン・ゴ博士によりエバーウッド博士に対してインタビューが行われました。

<ログ開始>

ゴ: こんにちは、ジェイ。忙しいのは分かっていますが、あなたがあれに関して‐

エバーウッド: ええ、分かってる、分かってるわよ。私のオフィスは今やSCPなの。素晴らしいでしょう。

ゴ: ふむ、あなたのオフィス自体ではなく、それにつながる廊下がですけどね。

エバーウッド: どちらにせよ私はこの件に関して物凄く苛立ってるの。

ゴ: 手短に済むようにします。それで、あなたはSCP-6911を通り抜けられる唯一の人間らしいですね。

エバーウッド: 疑わないでほしいけれど、もし私がこれがどうしてどうやって発生したのか分かっていたのなら、きっとあなたが先に突き止めているはずよ。しかも驚いたんだけど、どんなに頑張っても魔法は起こせなかったのよね。

ゴ: 奇跡術を習得しようとしていたというのですか?

エバーウッド: 今のはジョークよ、ニュン。

ゴ: おや失礼。空間異常部門にはあまりジョークを言う人がいないもので。

エバーウッド: みんな四角くなってるのね。

ゴ:

エバーウッド: 今のもジョークよ。ホラ早く終わらせて。オフィスがイカれちゃったからどうにかしなきゃならないの。

ゴ: 分かりました。ではジェイ、この数日間にオフィスで起こったことについていくつか訊いてもいいですか?

エバーウッド: えぇ。

ゴ: 結構。ではまずは、貴女のオフィスにアノマリーが持ち込まれましたか?

エバーウッド: そうね。数え切れないくらい。次席研究員が手に入れたものなんであれ私のオフィスに運んでくるの。分かってるわよ、彼らだってほとんど何も知らないって。だけどMC&Dのロゴ入りのペンだからと言って異常とは限らないじゃない。少しは休ませてほしい。

ゴ: 今回のSCP指定に関連しそうなものはありましたか?

エバーウッド: 分からない。一日にどれだけ大量のアイテムがデスクに運ばれてくるか想像できる?いつも誰かが何かしら要注意団体絡みのものを見つけては私に押し付けてくるの。ORIAからのジン・ランプ?私のオフィスにあった。マーシャル・カーター&ダーク社製のタピオカパール?間違いなく私のオフィスにあった。SAPHIRの対抗神格爆弾?もちろん私のオフィスに。まだまだあるわよ。

ゴ: つまるところ?

エバーウッド: 続けましょう。そういった相談は本当に精神が消耗するの。GoIがオブジェクトに向かって屁をこいたと疑った瞬間に私を訪ねてくる。ついこの前はくっだらないダウジングロッドが来てね、知ってる?水を見つけ出すとかいう何の役にも立たない棒切れの話ね。あのバカどもはそれがアノマリーを検知してくれると思ってたのよ。それがパラウォッチユーザーから没収されたってだけで私のオフィスに持ってくる。

ゴ: 私‐

エバーウッド: クソったれなパラウォッチ。アイツらはヴェールのこちら側にいるわけでもないのに。魔法の力を持ってるとかじゃなくてアイツらが素晴らしいものだと勘違いした棒切れを私のオフィスに持ち込んだって説明しなきゃならなかった。もう、まったく。

ゴ: 気の毒です。かなりストレスになっているようですね。

エバーウッド: ごめんなさいね、そんなことがここ数…数週間?数か月?数年?もういいわ、次の質問に行って。

ゴ: 先ほど既に奇跡術を学んでいないと仰っていましたので、実のところ質問はこれで終わりです。

エバーウッド: あのね、実は、これが重要かは分からないけど、言ったほうが良いかもしれないわね。私はただもう少しだけ平和で静かに過ごしたいと願っていたの。そしたらなんと叶ったの!たったの数時間だけどね。その後でオフィスの廊下が隔離されていて、静かで平和に過ごせるって気付いたの。声に出して言うのもバカみたいに感じるけど、これが本当のところ。

ゴ: なるほど。

エバーウッド: 奇妙なことは予期せず起こる、そういうものでしょう?

ゴ: そうかもしれませんね。しかし、知っていますか?数年にわたるこの小さな問題を解決しうるアイデアがあります。

エバーウッド: 教えて。

<ログ終了>

補遺6911.02: インタビューを受け、ゴ博士はエバーウッド博士に対し研究助手をつけることを提案しました。レックス・アルケス研究員がエバーウッド博士により選出され、現在は以前から任されていた仕事である相談やアイテムの評価の一部を監督しています。

これ以降、SCP-6911は発生していません。Neutralizedクラスへの再分類は保留されています。


特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。