クレジット
タイトル: SCP-6926 - 助けて! ゴミを食べるのがやめられない!
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2026
原題: SCP-6926 - Help! I Can't Stop Eating Garbage!
著作権者: Communism will win
作成年: 2026
初訳時参照リビジョン: 1
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-6926
アイテム番号: SCP-6926
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-6926のコピー数点 (物理媒体・デジタル媒体の双方) が、試験用としてサイト-84のメディア資料庫に保管されています。廃棄物の調達及び/または処分に関する支援が必要な場合は、施設管理部門に連絡してください。廃棄物を自前で調達する試験者は、関連する衛生プロトコルの遵守を徹底してください。
SCP-6926のコピーは収容環境外には存在しないと考えられており、従って収容違反リスクは最小限に抑えられています。
説明: SCP-6926は、ダルセット・トーン・プロダクションズ1が制作した全6話のアニメ・ミニシリーズ “助けて! ゴミを食べるのがやめられない!” です。このアニメはゴミを食べたいという強迫衝動を共有する3人組の高校生を主役としています。
SCP-6926は第1話から順番にしか再生できません。使用中の再生機器に現在のシーンに先立つ全エピソードが記録されていない場合、SCP-6926はその状況が解消されるまでスノーノイズ画面のみを表示します。同様に、SCP-6926の再生速度の変更や別な時点へのスキップを行うと、適切な時点と速度に戻すまで視聴できなくなります。一時停止と巻き戻しは問題なく可能ですが、既に再生されたシーンは異常性を発現しません。
SCP-6926の内容は、その再生機器の半径13m以内にあるゴミの種類に応じて変化します。3人の主要登場人物が食べるゴミは、現実世界でこの半径内に存在するゴミと同一です。ある物体がSCP-6926の作中で登場人物に嚥下されると、対応する現実の物体は唐突に消失します。一般的な住宅空間で再生された場合、SCP-6926は事実上、シリーズ全編の再生を通して影響範囲全体を清掃することができます。
SCP-6926の登場人物らは、現実世界から複製された物質の厳密な性質に合わせて自らの行動を調整し、周辺環境と現実的に相互作用します。SCP-6926のプロット、舞台設定、雰囲気は大きく変動し得ますが、作品全体としては一貫して“ラブコメ”ジャンルに留まります。この例外は、SCP-6926の主役らが消費するゴミが影響範囲内に存在しない場合です。そのような状況下では、登場人物らは家事の管理、使用人への公正な扱い、適切な感謝の表明といったマナーについての長大な、かつ普段の性格描写とかけ離れた独白を行います。
SCP-6926の主要登場人物3人の外見や一部の性格要素は各再生ごとに保たれます。
- 第一主人公 “ブラウニー” は、一見するとごく普通の不愛想な男子高校生です。手先が器用 (具体的な分野は変動する) で、実用的な物を制作し、人に贈ることを好みます。彼は自らの病状を他者から隠そうと努めており、結果として引きこもりがちになっています。
- 第二主人公 “ホッブス” は、ブラウニーの同級生である成績優秀な女学生です。ブラウニーとホッブスは幼少期からの友人同士です。彼女は自らの病状をほとんど隠そうとしておらず、むしろ強迫性障害に悩む人々の積極的な擁護者となっています。
- 第三主人公 “シルク” は、裕福な家庭で育った、上記2人よりも1歳年上の青年です。しばしばおべっか使いの同級生らに取り巻かれていますが、彼自身はブラウニー及び/またはホッブスにのみ興味を示します。
また、主要登場人物3人は、2つの顕著な特性を一貫して共有しています。
- 3人全員が衣服を着ることを嫌っており、機会さえあれば (プライベートの場など) 一部または完全に脱衣します。前景に配置された物体や慎重に選択されたカメラアングルによって、裸体が実際に映ることは回避されています。
- 3人全員が時折スコットランド訛りで話し、唐突に口をつぐみ、適切な口調でもう一度台詞を繰り返すことがあります。他の登場人物らは決してこれに気付く様子を見せません。
SCP-6926は視聴者から、ゴミを食べるシーンの不快さ、包括的なプロットの欠如、低予算の制作水準などをしばしば批判されます。しかしながら、主要登場人物らの三角関係は常に高く評価されており、概して精神疾患を (型破りではあるものの) 真摯かつ共感的に描写した作品として受け止められています。
SCP-6926のクレジットに列挙される人物の大半は、現在または過去の日本のアニメ業界関係者と特定されていますが、ブラウニー、ホッブス、シルクはいずれも本人役として記載されています。ダルセット・トーンが既に解散している都合上、彼らの実際の声優は不明です。
補遺: 事件6926-04d
2020年12月18日、それまでの実験がサイトの試験室に意図的にゴミを配置して行われていたことを踏まえ、実際の住宅におけるSCP-6926の挙動の確認試験が実施されました。この目的のために、アリス・グライムズ次席研究員にSCP-6926のコピーが提供され、自宅での視聴、並びにプロット内容と消費された材質の記録を行うよう指示が与えられました。
グライムズ次席研究員はSCP-6926の視聴を午前10:15に開始し、午後7:34に終了したと報告しました。SCP-6926に過去の挙動からの顕著な逸脱は見られませんでした。午後11:50、初回視聴後も家の中に多少のゴミが残っていたことに鑑みて、グライムズはSCP-6926を改めて再生し、一晩そのまま放置することを決定しました。グライムズは午前12:15にベッドに入り、その後間もなく就寝しました。午前2:06、テレビが床に落下し、故障した物音でグライムズは起床しました。
この事件を調査し始めたグライムズは、初回再生時に消費された全てのゴミが再出現し、唾液と歯型に覆われた状態でキッチンテーブルの上に山積みにされているのを発見しました。テレビの位置も設置場所から約3m離れており、単なる落下とは矛盾します。更に、家屋内の食品が全て紛失しており、キッチンに残されたパン屑や液体のこぼれた痕跡はそれらが消費されたことを示唆します。本件に関連する法医学的な証拠は、現場からは一切回収されませんでした。
また、グライムズは心当たりのない1枚の紙片を現場で発見しました。紙片には木炭で10桁の電話番号が書き残されており、後ほど地元の清掃業者の番号だと判明しました。



