SCP-6995

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アイテム番号: SCP-6995

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-6995実例の出現再発を防ぐため、財団はフロント企業や、大麻合法化運動への隠密の出資を通じて、アメリカ合衆国全域における娯楽用大麻の合法化と規制を奨励します。将来、アメリカ国外でSCP-6995が出現した場合、財団は同様の非異常な手段で、出現地点周辺の法域に大麻の合法化と規制を奨励します。

アメリカの大麻産業に潜入している財団エージェントは現在、SCP-6995の再発を防ぐために、一部の成人用大麻販売店を監視しています。発見されたSCP-6995実例は全て販売前に押収します。オレゴン州オンタリオではSCP-6995実例が大量に出現するため、半永久的に収容チームが配備されています。

更新 [2021年1月24日]: 財団サイトに送付されたSCP-6995実例は全て破棄されます。職員による消費は禁止されています。

説明: SCP-6995は、娯楽用大麻の所持・消費・栽培が違法である法域で栽培・消費されると反ミーム特性を示す、インド大麻 (cannabis indica) の異常な一系統です。SCP-6995は“カンナビンコグニート”1という企業が製造したとされる様々な小売用大麻製品 (花、種子、食用品、ペンタイプ電子タバコ、カートリッジなど) の形式を取り、全ての実例に“カンナビンコグニートOG”という系統/フレーバー名が記載されています。医療用・娯楽用大麻が合法である法域において、このような企業の存在は確認されておらず、SCP-6995が生産されている実際の場所 (仮にある場合) も判明していません。

大麻消費が違法である法域でSCP-6995実例を消費すると、SCP-6995実例やその消費による副産物 (煙や蒸気など) は、あらゆる観察者から完全に検出されなくなります。対象者に対する知覚は異常な手段で改変され、SCP-6995実例の存在が排除されます。非異常な喫煙具でSCP-6995実例を消費すると、対象者が代わりにタバコを吸っていると認識される結果となります。

更に、SCP-6995実例は常時有効である副次的な反ミーム効果を有し、如何なる状況においても検出されません。この副次的効果は、前述の効果ほど正確に測定できないものの、以下の特徴を持つ人物は影響を受けやすいことが知られています。

  • 娯楽用大麻が違法である法域に属する地方自治体、国家、及び国際法執行機関の全ての現役職員。
  • 娯楽目的の大麻の合法化・使用に強く反対している人物。
  • 個人的に大麻を好ましくないと考えている人物。
  • その重大性に関わらず、あらゆる犯罪は現地法執行機関に通報すべきだという強い義務感を有する人物。

SCP-6995実例は娯楽用大麻が違法である地域に隣接する成人用大麻販売店に出現します。質問を受けた従業員は、最近卸売りで仕入れた製品だと主張しますが、その仕入れの詳細を思い出すことができません。従業員はSCP-6995実例を他の類似製品と共に在庫管理しますが、異常性についての知識を示さず、他のブランドの代わりにカンナビンコグニート製品を購入するよう顧客に強要することはありません。

カンナビンコグニート・ブランドの製品が回収された場所は以下の通りです。

場所 日付 SCP-6995製品
ワシントン州、ビンゲン 2014年12月22日 乾燥大麻の花 3.5g。既知の最初のSCP-6995実例。ビンゲンの販売店におけるSCP-6995実例の出現は、オレゴン州で成人用大麻販売店が開店した2015年10月に途絶えた。
コロラド州、アントニート 2016年4月3日 濃縮大麻蒸気カートリッジ 1g。
オレゴン州、ハンティントン 2018年3月31日 クエスチョンマークに似た形の大麻クッキー 5個。
ネバダ州、ウェストウェンドーバー 2020年1月22日 大麻の濃縮摂取 (“ダビング”) に用いられる、カンナビンコグニート・ブランドのガラス器具。SCP-6995実例ではない大麻製品に使用した場合は非異常。
オレゴン州、オンタリオ 2019 - 現在 市内全ての大麻販売店で多数の実例が確認された。現在、SCP-6995実例が最も頻繁に出現する地域。

広範な実験によって、SCP-6995実例は反ミーム効果以外の異常性を示さないことが確認されており、そのTHC2の強度は花製品で20~30%、濃縮製品で75~95%とばらつきがあります。出現地点に隣接する法域で成人用大麻の販売が合法化される以外に、SCP-6995実例の再出現を阻止する手段は発見されていません。現在まで、全てのSCP-6995実例は、出現した大麻販売店と隣接する法域で大麻購入が合法になると出現しなくなっています。

実験データ:

被験者 場所 日付 結果
D-237611 ニューメキシコ州、U.S.ハイウェイ285号線、コロラド州境付近。 2016年5月24日 被験者は運転10分前に大麻の花を消費するように指示される。被験者はその後、実験のために前以て破損されたテールライトを警察に目撃され、停車させられる。目に見えて酩酊しており、強い大麻の香りがするにも拘らず、対応した警察官は被験者を素面かつ十分な注意力の持ち主として扱う。ベースライン実験に成功。
マルティネス上席研究員 ニューヨーク州、ニューヨーク・シティ、セントラル・パーク 2017年の春 - 夏 マルティネス研究員はクラスW記憶補強薬を使用し、SCP-6995種子実例から7本の大麻を栽培する。全ての植物は人目に付く場所で栽培され、頻繁に手入れが行われる。植物が発する香りはマルティネス研究員だけが感知しており、彼は大麻ではない植物を栽培していると認識される。セントラル・パークでの個人的な植物栽培は現地で禁止されているにも拘らず、観察者はこの活動を特筆すべきものと見做さない。
D-991327 日本、東京 2018年10月21日 被験者はロサンゼルス国際空港でSCP-6995実例を入手し、東京行きの飛行機に乗り込む。到着後、被験者は羽田空港の内部で公然とSCP-6995の花実例を消費するが、見咎められない。国際間ベースライン実験に成功。
D-432777 イリノイ州、シカゴ 2019年12月31日 23:55 - 2020年1月1日 00:05 被験者は12月31日の午前0時前にSCP-6995実例を摂取し始め、イリノイ州で娯楽用大麻が合法となる1月1日の午前0時5分に摂取を終える。研究員たちは23:55から23:59までD-432777を知覚できないが、正確に午前0時、SCP-6995実例の異常性が失われ、被験者を視認可能になる。SCP-6995の特性は法律の施行日と直接的な相関を有することが確認される。

補遺: 2021年1月19日、カンナビンコグニートのロゴが入った一連のコンテナが、財団内メーリングネットワークを通じて4ヶ所の財団サイトに届けられました。各コンテナには濃縮大麻の1gカートリッジが封入され、箱のロゴは中指を立てたデザインに置き換えられていました。各コンテナの内部には“我々の製品を盗んでいるクソどもへ”というメモが入っていました。

研究室での実験の結果、全てのカートリッジは、規制外の蒸気カートリッジにしばしば含まれ、蒸気吸入関連肺負傷 (VAPI) の主な原因と考えられている希釈用化学物質、ビタミンBアセタートを危険なほど高濃度で含有していると判明しました。成人用大麻販売店で購入された既知のSCP-6995実例には、このような加工は施されていません。5個のカートリッジが実験目的で保管され、残りは焼却炉で破棄されました。カンナビンコグニート製品が財団サイトに出荷される可能性を考慮して、収容プロトコルは更新されました。

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