特別収容プロトコル: オペレーション・ファミリーツリーに続いて、SCP-7118は顧客資産を不正に運用したという名目で事業停止処分となりました。1 捕獲されたSCP-7118-2、-3、-4個体群は現在、サイト-88の標準的なヒト型生物収容施設に収容されています。SCP-7118個体群の家族や近しい関係者には適宜記憶処理が施され、財団が用意したカバーストーリーが提示されました。
説明: SCP-7118はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタを拠点とする資産管理会社 “シンプソン&サンズ” です。1964年に初代ホレス・シンプソン (SCP-7118-1-A) が創業したこの会社は、個人、家族、中小企業への財務アドバイスとサービスの提供に特化しています。2
SCP-7118の異常性は、その従業員が昇進する時に発現します。昇進した従業員は、元の役職者の人格、外見、遺伝子構造3を引き継ぎます。
昇進した従業員に対するSCP-7118の異常な影響は恒久的であり、彼らが退職、定年、解雇、死亡などによって会社を離れても持続します。また、年月と共に会社が拡大するにつれて、1つの役職に複数の従業員が就くようになったため、同一の身分を称する人物が複数存在します。
昇進した従業員は、次の表に従って SCP-7118-#-X と指定されます。
役職 | 自称する身分 | 指定名称 | 現在の個体 |
最高経営責任者 | ホレス・シンプソン | SCP-7118-1 |
|
取締役 | アンドリュー・ダグラス | SCP-7118-2 |
|
副社長 | アレクサンダー・ブース | SCP-7118-3 |
|
副社長補佐 | ハンク・デイヴィス | SCP-7118-4 |
|
アナリスト / 補助スタッフ | N/A: SCP-7118において新入社員レベルの役職であるアナリストは、副社長補佐に昇進し、SCP-7118-4個体になるまでは異常性を示さない。補助スタッフは異常性を示さない。4 |
SCP-7118-4 (副社長補佐) は1982年、会社の創業後に追加された唯一の役職です。初代ハンク・デイヴィスことSCP-7118-4-Aは、この役職に最初に昇進したアナリストであり、異常性を示しませんでした。5 SCP-7118-1からSCP-7118-3までは全て創業当時にSCP-7118-1-Aが設けた役職であり、1-Aはこれらの役職の採用も担当していました。
業務上でも私的立場でも、SCP-7118個体と交流した人物はその異常な特徴を全く認識しません。論理的な矛盾は無視されるか、こじつけによって片付けられます — 交流者は複数の同一人物と同じ部屋にいても異常な活動を認識しません。例外となるのは、交流する前にSCP-7118の異常性を把握している人物のみです。
補遺7118.01: オペレーション・ファミリーツリー - インタビューログ012
財団は匿名の情報提供によってSCP-7118の存在を把握しました。高度な認識災害耐性訓練を積んだエージェントたちによる予備調査の結果、SCP-7118の異常な性質と、SCP-7118個体群の存在が明らかになりました。
これに続いて、秘密裏にSCP-7118の潜入調査を行うオペレーション・ファミリーツリーが承認されました。エージェント5名編成のチームがSCP-7118の会計監査人を装い、それを口実にSCP-7118の社内に入って、SCP-7118個体群と交流しました。作戦の過程で、1体のSCP-7118-4個体がSCP-7118-3に昇進しましたが、エージェントたちは変化の瞬間を直接観察できませんでした。6
回答者: リサ=アン・コリンズ
質問者: エージェント クリストファー・サバト
序: 作戦の一環として、エージェントたちは異常・非異常双方のSCP-7118従業員に一連のインタビューを実施した。インタビュー012はSCP-7118の接客主任、リサ=アン・コリンズに対するものである。コリンズ夫人は、インタビュー時点で勤続31年に及ぶ長期雇用者であり、異常性の無い従業員であったため、インタビュー対象に選択された。このインタビューの主な目標の1つは、非異常な人物がSCP-7118個体をどのように認識するかを探ることだった。
エージェント サバト: おはようございます、コリンズさん。私はクリストファー・サバト、今年シンプソン&サンズの会計監査を担当するチームの一員です。まず、面接に応じてくださったことに感謝します。
コリンズ: いえいえ、ありがとうございます、サバトさん! 私もここで受付係を始めてからそれなりに経ちますけどねぇ、面接の申し出があったのはこれが初めてです。ちょっぴり寂しい話ですが、もう私、とてもドキドキしてます。あと、どうか私のことはリサと呼んでください。
エージェント サバト: リサさん、私が関わる人全員にあなたぐらいの熱意があればいいのにと思いますよ。それではまず、自己紹介と、ここでのお仕事の説明をお願いします。
コリンズ: 分かりました! 私はシンプソン&サンズに勤めて30年余りになります — 言葉にすると、いつも歳を取ったものだと思わされます! 正式には接客主任ですが、色々な細々した仕事に関わってます。入社当時は社員もそう多くありませんでしたからねぇ、必要な時にはお手伝いもしなきゃいけなかったんですよ。みんな努力の大切さを分かってました。会社が大きく成長しても、同じように感じてます。まさに社名通りで、陳腐な言い草かもしれませんが、私たちは家族のようなものなんです。誰もが、同僚としてだけじゃなく、友人として顔見知り同士です。私もここで働く何人かの坊やたちの母親みたいに感じてます。彼らは私を気遣ってくれますし、私も彼らを気遣います。エージェント サバト: では、シンプソンさん7はどんなお方ですか?
コリンズ: 一言で表すなら、多忙ですね。とても沢山の事に取り組んでますが、私にはどうやってそんな事をこなしているのか分かりません。偉大な人です、彼がここに築き上げたものをご覧になればお判りでしょう。それに、本当に思いやりの深い方です。家族的な雰囲気と言いますか、それが一番上から伝わって来るんです。他の人たちに話を聞けば、シンプソンさんは時々ちょっと怖いという意見も出るかもしれません。まぁ私も同感ですけど、それが長所の裏返しなのはみんな知ってます。もしシンプソンさんに気遣いが欠けていたら、会社はここまで上手くは行かなかったでしょう。あの人には、みんなとても感謝してます。
エージェント サバト: ありがとうございます、リサさん。では、こちらの写真の方について教えていただけますか?
[エージェント サバトはSCP-7118-3-Tの写真をコリンズに手渡す。]
コリンズ: これはアレクサンダー・ブースです! 株式調査チームの統括責任者です — いえ、チームと言ってもたった3人なんですけどね。入社して8、9年ぐらいでしょうか? 大半の社員より早く出社して、やっぱり大半より遅くまで居残ります。スポーツが好きで、アトランタ・ブレーブスの大ファンなんですよ! 他に何か訊きたいことはありますか?
エージェント サバト: いえ、助かりました。こちらの写真についても同じように教えてください。
[エージェント サバトは、SCP-7118に入社した当時のSCP-7118-3-Tの身分証に使われていた写真を、コリンズの前に差し出す。写真にはSCP-7118-3-Tが非異常だった頃の本来の姿、マリア・ホフラーが写っている。]
コリンズ: あら、古い写真ですね! これもアレクサンダーですよ、きっと入社したばかりの頃に撮影されたものでしょう。時が流れるのって早いですねぇ。
エージェント サバト: 何かおかしいと思いませんか?
[コリンズは40秒間、無言で写真を見つめる。]
コリンズ: ええ、そう言われると… 随分ピンボケですね? それがどうかしましたか、ぼやけた写真では安全上のリスクがあるとか? サバトさん、すみませんが質問の趣旨がよく分かりません — システムに顔写真が適切に保存されていませんでしたか? アレクサンダーに何か問題でも?
エージェント サバト: いえいえ、コリンズさん、ご心配なく。これは我々が試行している新たな実習です。これまでの査定よりも、より全体的にシンプソン&サンズを理解したいと考えています。社風や社史、あなたや他の社員たちがどのような姿勢で仕事に取り組んでいるか。ご安心ください、他の会社でこの実習を行った時も、やはり似たような反応がありました。
コリンズ: ふぅ、面倒事が起きたかと思ってしまいましたよ! 何でもないのに大慌てしちゃいました。
エージェント サバト: 全く問題ありません、初めにご説明しなかったことをお詫びします。続けても宜しいでしょうか?
[コリンズは頷く。エージェント サバトはマリア・ホフラーの写真をブリーフケースに戻し、SCP-7118-3-Yの写真と入れ替える。SCP-7118の異常性により、この写真はSCP-7118-3-Tの写真とほぼ同一である。両個体には髪型や年齢に若干の違いがあるが、後者については昇進時期に4年の差があることで説明が付く。]
コリンズ: これはアレクサンダー・ブースです! ご家族のお客様を担当してます — 退職後の人生設計、子供の大学進学とかですね。入社して4、5年ぐらいでしょうか? 大半の社員より早く出社して、やっぱり大半より遅くまで居残ります。スポーツが好きで、アトランタ・ブレーブスの大ファンなんですよ! 他に何か訊きたいことはありますか?
エージェント サバト: コリンズさん、この2枚の写真の違いが分かりますか?
[エージェント サバトはSCP-7118-3-TとSCP-7118-3-Yの写真を指差す。]
コリンズ: いえ、今言ったように、2人は別部署で働く別人です。聞いた話ではどちらも大変立派な人だそうですが… もっとよく見せてくださいね。
[コリンズは写真を近くに引き寄せ、熱心に見つめる。彼女は無言で2分間見つめ続ける。]
コリンズ: すみませんが、その、頭が混乱してます。どうしてこんな質問を?
エージェント サバト: コリンズさん、私には彼らがとてもよく似ているように思えるのです。
コリンズ: そんな事を仰らないでください。彼らは全く以てはっきりと別人です。
[コリンズは写真をテーブルの向こうにいるエージェント サバトに押し返す。]
コリンズ: これは引っ掛けというか、何かの罠ですか? あなたのご質問は私よりもあなた自身のことを多く語っているように思えます、クリス。
エージェント サバト: あなたを軽んじるつもりは全くありませんが、コリンズさん、私からすると、この2枚の写真の人物らの類似性は、単に特徴が似ているどころではなく、顔の構造まで同一に見えます。あなたにも同じように見えているか、それを知りたいのです。
コリンズ: この会社に相応しい顔というものがあります。私たちがプロ意識と清潔感を重んじているのは、私たちのせいではありませんよ。これは苦情か何か-
[コリンズは一瞬沈黙する。]
コリンズ: この実習はあくまでお試しだと仰いましたね?
エージェント サバト: その通りです、しかしまずは気を取り直して-
コリンズ: お試しなら、私の参加は必須ですか?
エージェント サバト: リサ、ご協力いただければ非常に助かります。お座りください-
コリンズ: お会いできて光栄でしたが、そろそろ重要な仕事に取り掛からないといけません。素敵な一日をお過ごしください、私はもう行かなければ。
退席後、コリンズ夫人はSCP-7118の法務部へと出向き、インタビュー中のエージェント サバトの行動に関する苦情を申し立てた。この苦情は後ほど、会計監査主任を装った財団エージェントに伝達された。コリンズ夫人は、エージェント サバトが“プロ意識に欠ける、押しつけがましい”態度を取っていたと批判したものの、苦情では具体的な質問の内容については言及されなかった。
補遺7118.02: オペレーション・ファミリーツリー - 文書0137、クリスマスパーティー映像ログ
リサ=アン・コリンズへのインタビューから1週間後、シンプソン&サンズで毎年恒例となっているクリスマスパーティーが、SCP-7118の社屋で開催されました。エージェント サバトを含む財団の潜入チーム全員が招待されました。チームは標準仕様の秘匿記録装置を装備し、映像・音声を記録しました。
パーティーでは何事も無く2時間が経過し、SCP-7118の従業員らは互いに交流しながらその年の印象に残る思い出話などをしていました。夜の半ばに差し掛かった頃、SCP-7118-1-Eがスピーチを行いました。以下はエージェント サバトの記録装置が捉えた映像です。
[SCP-7118-1-Eがスプーンでグラスを軽く叩く。部屋が静まり返る。]
SCP-7118-1-E: さて諸君、私は普段あまりスピーチをするタイプではないし、あまり時間も取りたくない。アンディがバーに行きたがっているのはよく分かる-
[SCP-7118-1-EがSCP-7118-2-Nを指差し、聴衆は笑う。]
SCP-7118-1-E: -しかし、彼以上にアンディがダンスフロアに行きたがっている、昨年の事はみんな覚えているぞ!
[SCP-7118-1-EがSCP-7118-2-Sを指差し、聴衆は再び笑う。]
SCP-7118-1-E: ただ、今年の諸君の働きぶりをどれほど誇らしく思っているか伝えたくてね。この素晴らしい1年間に、私たちは数多くの事を達成できた。
昨今は“変化”という言葉をよく耳にするが、同業他社からもかなり多くそれを聞くようになった — この業界の新しい流行語だ。しかし、ここシンプソン&サンズのやり方は違う。半世紀以上にわたって、私たちはお客様に同じ一貫したサービスを提供してきた。お客様は私たちを知り、信頼してくれている。私たちはお客様の生活の中に常に在り、しばしば世代を超えて支援を続けてきた。私たちは無闇に物事を混同することはない。これまでと同じ事を、しっかりとこなす。
そして今、この部屋に私たちの価値観を体現している人物がいる。この機会に、現在勤めている中で最も優秀なアナリストを副社長補佐に昇進させたいと思う。言ってみれば、一足早いクリスマスプレゼントだな。私たちはこの社屋で、あらゆる時間帯に彼の姿を見てきた — 朝早くに、夜遅くに、そして時には週末にもね。彼は献身的で、情熱的で、この仕事に100%専念している。そんな彼の名を発表できることを嬉しく思う… ルイス・ジョンソンだ。ルイス、ここへ来たまえ!
[カメラ視点は群衆の中に立つルイス・ジョンソンを映す。彼は隣に立つ同僚を抱擁した後、SCP-7118-1-Eに向かって歩き始める。何かが折れる音、軋む音が聞こえ始める。群衆の中を進むにつれて、ジョンソンの額には3つの黒子が出現し、唐突な内反膝8の発達によって歩行に困難をきたし始める。彼の背骨が延びて身長が0.3m高くなり、首から鎖骨にかけての皮膚に裂傷が生じる。]
サバト: おぉ、なんてことだ。
[エージェント サバトは独り言を呟き、群衆の中でより見晴らしのいい場所に移動する。]
[群衆の中を歩きながら、ジョンソンが微笑む。彼の歯が捻じれ始め、歯茎に負荷をかける。歯が緩み、次々に床に落ちる。]
[SCP-7118-1-Eに近付くにつれて、ジョンソンの顔が著しく歪曲し始める。彼の眼球が前方に突出する。眼球は構造上の完全性を失い、視神経とともに眼窩から押し出され、新しい眼球が出現する。新しい眼球の虹彩は元々の茶色から青になっている。額と中央部の頭皮から大きな黒髪の塊が落下し、残りの頭髪はより金髪に近い色合いになる。]
[SCP-7118-1-Eとジョンソンが抱擁し合い、SCP-7118-1-Eは変身過程で生じた血液と残渣にまみれる。ジョンソンの両腕の骨が収縮し、上肢の長さが8cmほど短くなる。指の皮膚は一瞬緩んでたるんだ後、収縮して腕の新しい長さに適合する。]
SCP-7118-1-E: 調子はどうだい、ルイス?
[大きな亀裂音と共に、ジョンソンの下顎が脱臼し、本来よりも5cm下の引っ込んだ位置に固定される。]
SCP-7118-4-AK: <不明瞭>
[SCP-7118-4-AKが話そうとすると、その口から血液が噴射され、SCP-7118-1-Eのシャツに飛び散る。]
SCP-7118-1-E: ハ、それは何よりだ、ハンク。君はこれから最高の仕事を見せてくれるだろう。諸君、私がいつも言うように、シンプソン&サンズの社風には相応しい顔があり、ハンクはまさにその顔をしている! 彼にもう一度拍手を送ってくれ、そして夜を楽しんでほしい — 次の素晴らしい一年が目の前に開けているよ。
[SCP-7118-4-AKが変身過程で負った傷は、全てこの時点までに治癒している。リサ=アン・コリンズがカメラを持って群衆の前に現れ、様々な同僚たちと共にSCP-7118-4-AKの写真を撮影し始める。SCP-7118-4-AKは高揚した様子で、映像に写っている間はずっと笑顔である。]
[眼前の出来事に集中していたエージェント サバトは、肩を叩かれて跳び上がる。]
SCP-7118-1-E: こんばんは、クリッシー — 驚かせるつもりはなかった! 監査では優れた仕事ぶりだと聞いてね、自己紹介しておこうと思ったのさ。既に分かっているだろうが、ホレス・シンプソンだ。
[SCP-7118-1-Eは腕を差し伸べてエージェント サバトに握手を求める。エージェント サバトは手を握る。]
サバト: ハ- 失礼しました! 今夜は少々飲み過ぎたようですな。お会いできて光栄です、ホレス。
SCP-7118-1-E: シンプソンで構わないよ、クリス。
[エージェント サバトは握手を切り上げようとする。SCP-7118-1-Eは握力を緩めない。]
SCP-7118-1-E: 君の仕事ぶりに感謝を伝えたかったのと、もし興味があれば、募集している役職があるんだがウチに来ないかね。新入社員扱いじゃない、すぐ副社長でも良いくらいだ。勿論、変化や調整はあるだろう — しかし、いずれは君をシンプソン&サンズ流に合わせることができる。
サバト: ありがとうございます、ですが-
SCP-7118-1-E: 考えてもみたまえ。私たちはこれから大きな事業に取り掛かる。我が社はかつてないほど拡大している — これから他幾つかの州に新社屋を設けて、必要な役職を埋めるために60人以上採用する。実は明日から早速面接が始まるんだ、待ちきれないよ。やはり家族が増えるのは当たり前のことだからね。
[SCP-7118-1-Eはエージェント サバトに微笑みかけ、手を放す。彼はシャツに飛散した血液を見下ろす。]
SCP-7118-1-E: どうやらワインを零してしまったらしい。これで失礼。
[SCP-7118-1-Eは従業員らと交流しながら洗面所に向かって歩き去る。]
結: SCP-7118の拡張計画の規模と即時性に鑑みて、オペレーション・ファミリーツリーを早期に中断し、SCP-7118を収容することが決定した。財団エージェントたちが社屋を襲撃し、SCP-7118個体群を拘留した。SCP-7118-1-EはSCP-7118でも自宅でも発見されなかった。
顧客資産の不正運用という容疑は財団による捏造だが、SCP-7118の口座を調査したところ、SCP-7118-1-Eが企業年金から私的な目的で資金を横領していたことが判明した。彼を発見する努力は成功しておらず、捜索が進行中である。