クレジット
タイトル: SCP-7204 - “流し込む”
原題: SCP-7204 - drainblow
著者: ©︎good_vibrations
翻訳者: Musibu-wakaru
作成年: 2023

SCP-7204と、インシデント7204-βによって死亡する前のトレーナー。
アイテム番号: SCP-7204
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-7204を収容するための水棲哺乳類収容水槽は、その外部のいかなる場所も観察することができないように入口が設けられていません。タンクを整備している排水および配管システムに関しては、圧力モニターを通して4時間に1回チェックされ、その周囲のインフラから独立して動作します。
SCP-7204の心的能力の継続的な悪化は、SCP-7204の治療に関する責任者に危険をもたらしかねないと判断されました。SCP-7204の精神的健康を維持するために、SCP-7204は隔週を基本として非異常のイルカが存在する水槽に配置されます。SCP-7204と財団の海洋生物学者の視覚的交流を避けるため、交流及び給餌の期間中、水槽内の全ての照明は照度を下げられます。
説明: SCP-7204は雄の成熟したイルカであり、約15歳であると推定されています。初期収容以前に発生した船舶との衝突事故により、背びれに傷跡があります。
SCP-7204が排水システムを備えた人工の生息地に存在する時、SCP-7204の巣と水槽内の排水管、またはその他の同等の配管との間に異常な連結が形成されます。SCP-7204は視界に捉えた物質を巣へ強制的に吸収することが可能であり、その後、物質は時空間ポータルを介して転送され、排水システム内部に小型化された状態で再出現します。この現象は、最初に[編集済]水族館のトレーナーによって発見され、紛失していた物品が小型化された状態でイルカの水槽内に存在していることを報告しました。
この現象は、SCP-7204が視界に捉えた全ての物質に対して発生するわけではなく、ランダムに発生しているか、SCP-7204の好みに基づいて発生している可能性があります1。この現象が発生する前に、SCP-7204は巣から水を排出します。これらの巣での排出中に以前その異常の影響を受けていた、もしくは排水溝に存在していたような物体や人物がSCP-7204の身体から発射される可能性があります。
4人の[編集済]水族館トレーナーが行方不明者として報告された後、財団の潜入捜査官が最初にSCP-7204を発見しました。その後、イルカの水槽の排水フィルターで、微量の人間の遺体であると考えられる生物学的物質が発見されました。警察への通報により、SCP-7204の異常な特性が確認された後、現地の財団エージェントによって確保されました。