SCP-7213
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by Doctor Cimmerian, Emotional Entropy and Billith

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ニューヨーク州ユーティカ: SCP7213の発生源

アイテム番号: SCP-7213

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: 将来的な異次元ブリード通信は異常放送部門を通して目録化され、対応されます。しかしながら、SCP-7213に特定した放送が継続するとは考えられていません。

説明: SCP-7213は2014年12月6日、ニューヨーク州ユーティカで06時34分から23時51分にかけて発生した通信現象でした。この間、ユーティカ内部の全ての無線及びマイクロ波源は送信が不可能となりました。それに代わり、近隣現実からの一連の無線通信がエリア内の受信機によって受信されました。ユーティカを発信源とする信号の喪失を除けば、この現象はニューヨーク州ユーティカの境界線外部からは検知されませんでした。

SCP-7213はおよそ17時間17分継続しました。SCP-7213からの信号停止後も、ユーティカ内部を発信源とする信号は直ちには再開せず、都市内部の社会構造の機能停止を踏まえると、都市秩序を回復するために地方、地域、州レベルの法執行機関を編成するのは著しく困難でした。

最終的に、米国連邦政府と財団倫理委員会の承認を得て、SCP財団運営評議会により、ユーティカの住民にエアロゾル化された記憶処理剤を適用する命令が下されました。最初の記憶処理剤散布からおよそ6分後(12月7日03時52分頃)、ユーティカ内の信号源が機能を再開し始めました。

SCP-7213でない信号源が機能を再開すると、続く3時間で秩序は回復しました。更に1週間の偽情報活動の後、ユーティカの住民は正常に復帰しました。SCP-7213に関する更なる信号は送信されていません。

以下の放送は、イベント中に受信された放送の典型的な例です。

SCP-7213の起源である次元は我々の次元に類似しているようですが、上記の通り証明可能な相違点が存在します。これは、差し迫った災害についての知識が公的に発表される遥かに前から存在していたことが原因の可能性があります。

そして、いい気分だ

Emotional Entropy and Billith

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