SCP-727-J
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アイテム番号: SCP-727-J

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-727-Jの大きさと存在のために、収容することがますます難しくなっています。現在1,500,000㎞×1,500,000㎞×1,500,000㎞の炭素鋼収容立方体が建設中ですが、現在の財団の資源では建設に1億5千万年かかると現在は予想されています。SCP-727-Jが収容される時まで、SCP-727-Jからのあらゆる精神攻撃を受けない様に、職員は昼間の間中上の方を見ないことが推奨されます。

説明: SCP-727-Jは地球からおよそ149,600,000㎞の位置にある、直径1,391,000㎞の巨大な天体です。SCP-727-Jは当初かなり小さな塊だと考えられていました。しかし、財団職員による実験でかなりの大きさと分かり、SCPとして分類されました。

SCP-727-Jはいくつかの既知の物理法則に反しています。地球には落ちてこず、代わりに上方に浮かんだままです。また、酸素がなくても炎を生み出すことが出来るようです。これがどのようにして起こっているのかという調査は失敗に終わりました。

SCP-727-Jは地球に対する何らかの超自然的影響を持っていて、SCP-727-Jの周囲を円軌道を描くような動きを地球に引き起こしています。SCP-727-Jはまたそれ自身が地球の周囲を動いているように見えるミーム的な効果も持ちます。これは、自身をより無害に見せかけるメカニズムではないかと疑われています。

SCP-727-Jは非常に高い温度にまで達することができます。実験で何人かのDクラス職員がSCP-727-Jに放り出され、その全てが焼却される事が分かりました。SCP-727-Jから発される光線への継続的曝露は、放射線熱傷を引き起こします。SCP-727-Jの悪意が疑われています。

補遺727-J-A: 財団領空における日常検査の間、財団職員はSCP-727-J個体と思われる存在を数千個発見しました。各個体に対応する収容室は現在も建設中です。

補遺727-J-B: ますます増加するSCP-727-Jに起因する脅威のために、異なった物体でSCP-727-Jを破壊する目論見でSCP-1543-J-02が注文され作成されました。

補遺727-J-C: SCP-1960-Jは一定の周期で、SCP-727-Jを一時的に無力化することが確認されています。現在、この技術を利用する研究が進行しています。

実験記録727-J:

使用した物体: 標準Bクラス消火器

観察: 消火器は起動に失敗しSCP-727-Jに吹きかけることが出来なかった。次は消火器の取扱人も用いることを推奨する。

使用した物体: 標準Bクラス消火器、Dクラス取扱人

観察: D-5673はSCP-727-Jによって焼却される前に消火器を起動することに失敗した。取扱人に宇宙服を着せることを推奨する。

使用した物体: 標準Bクラス消火器、宇宙服を着たDクラス取扱人

観察: 消火器から発生する泡の量ではSCP-727-Jを消すには不十分なようだ。木星サイズの消火器の製造を推奨する。

((注意書き: 木星サイズの消火器は現在考慮中。))

使用した物体: 太平洋に繋いだ150,000,000㎞の長さの消火ホース

観察: どんな目だった変化も見られなかった。計画は5日後に断念。

使用した物体: "止まれ!倒れろ!転がれ!"1を教えられた1435人のDクラス職員

観察: SCP-727-Jを覆い消すことに失敗した。全職員が焼け死んだ。

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