SCP-7286
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アイテム番号: SCP-7286

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定期メンテナンス中のSCP-7286。

オブジェクトクラス: Enochian

特別収容プロトコル: いかなる人物も、HMCL主任代理もしくは空調課代表の直接の許可がない限りいかなるときもSCP-7286に入室できません。

正確な形而上学的出力を促すため、毎週火曜日14:00 PMから15:00 PM(EST/EDT)に清掃管理が実施されます。これが阻害されてはなりません。1

SCP-7286-Aのフィルターは2週間ごとに検査され、必要であれば交換か掃除されなければなりません。SCP-7286-Aの凝縮器と圧縮機も定期的に検査され、ちりは取り除かれなければなりません。SCP-7286-Aの冷媒レベルは常に厳重に監視されなければなりません。SCP-7286-Aの配管は30日ごとに漏れがないか検査されなければなりません。SCP-7286-Aのドレンパンは毎週掃除されなければなりません。

この規則に失敗すると収容違反が発生することになります。責任があると判明した人物は、迅速に懲戒処分が下されます。

説明: SCP-7286は、アメリカ合衆国メリーランド州ギャレットパークの郊外にある2階建ての偽装住宅である暫定アウトポスト-A904内に位置する、130平方フィート2の部屋です。SCP-7286は、判別できるブランドや確かな起源を持たない異常な空調設備である、SCP-7286-Aが取り付けられています。

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SCP-7286-A。

SCP-7286の気温、気圧、湿度は、部屋自身の形而下的現実から常に推定され、それらはその感情的、感覚的な要素に変質し、集合的人類経験に「空調の効いた」生活空間を構成するものの概念としてフィードバックされます。SCP-7286内部の前述の特性を著しく変更することは、地球文明に計り知れない帰結をもたらす可能性があります。このため、SCP-7286-Aは人体に適切になるよう細かく調整されていますが、これは変化が心理空間に広まるために必要なことではありません。

SCP-7286-Aは、関連する全ての文書に見られるように、SCP財団物流部門の適切な文書のない下位組織である「空調課Air Conditioning Division」の第一義です。暫定アウトポスト-A904は、この課によって所有──および表面上は運営──されています。このため、SCP-7286に関する手続きの変更(特別収容プロトコルの変更を含む)の要求は全て、先にこの団体によって処理され、明白な許可を与えられる必要があります。

空調課は、財団文書内のその名前と規定された目的のみにおいて認知されています。この課のエージェントと直接遭遇したとか、それと密接に文通をしていると主張する人物と直接遭遇したと報告した職員は、今までに存在していません。この課の創設の記録は、この課のSCP-7286に関連しない記録と同様に、存在しません。空調課を固有の要注意団体に分類する動議は現在承認待ちです。

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インシデント SCP-7286-018: 2010年4月28日、SCP-7286-Aに割り当てられた空気調和工学技師が圧縮機を不適切に掃除し、結果として長期にわたる閉塞(主に葉による)ができました。これによって設備は脆弱な状況に置かれ、穏やかに過熱が引き起こされました。5日後に圧縮機が再び検査されるまで、職員はこのことに気が付いていませんでした。

5月3日、この技師(F████ R████、42歳)が有罪であることがわかり、次の日曜日に銃殺刑が執行されました。その家族には、悲惨な自動車衝突事故のカバーストーリーのもとその死が知らされ、遺体を認知させないようにしました。

4月29日に、次のメモがこの技師の自宅住所に匿名で郵送されました。

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