5/16/1985。回収活動において速度の維持はSCP-745のペアを別れさせるのに最も効果的です。 |
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アイテム番号: SCP-745
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-745の生息地はニューメキシコ州北部のハイウェイ██にある放棄された直線道路です。財団は周辺の土地を購入し、高速道路を作り直しました。現場保安員は高速道路パトロール隊に扮し、侵入者の追い出しとSCP-745の新しい狩猟ペアの捕獲を担当します。生死を問わず捕獲されたSCP-745の生物はクラス3BCU保管容器に入れてサイト17に輸送します。捕獲して生存したSCP-745の標本は研究されますが、捕獲されて1週間以上生存したものはいません、しかし生息地以外でSCP-745の新しい目撃例が無いため収容は効果的だと推測されます。SCP-745の死体との接触は直接ラングフォード博士に要請してください。
説明: SCP-745は二足歩行で夜行性の捕食動物です。頭は透明の大きな袋状で視覚または頭蓋骨がありません。生物の脳は直接観察することができ、皮膚の下は網のような発光器官で包まれています。その他の皮膚は濃い黒色です。SCP-745の生体標本は1400から3200lmの光を頭部から安定して出力することができます。夜では上手く身体を隠して浮遊した光の点ように見せます。身を守ったり、コミュニケーションを取るときは光の色を変え、特定のパターンで点滅します。SCP-745の遺伝子構造は炭素主体ではありません。
SCP-745はペアを組んでハイウェイの辺地に沿って排他的に狩りをします。2体の標本は完全に同調し最高で時速180kmで動くことができ、走行中の車両のヘッドライトに扮します。SCP-745は孤立した車両を標的とし、狩猟ペアは運転手が道路から離れるように追跡したり、標的に向かって突撃します。一旦標的が道路から離れるか、止まると、ペアは別れて直接車両の搭乗者を襲撃し、補食します。捉えられた標本は食事をせず、狩りの成功を目撃した人間もいないため、SCP-745が食事する様子は未だ直接観察されていません。SCP-745は衣服や靴以外は残骸を残しません。SCP-745に襲撃されたあとに回収された車両にはほとんど攻撃の跡はなく子供のようなSCP-745の前足の足跡に覆われていました。
補遺: SCP-745のねぐらや巣穴、幼体は発見されませんでした。SCP-745は1960年代に財団部隊によって数を減らされるまでアメリカ南西部にわたって生息していましたが、その後SCP-745の最近の目撃例の全てはニューメキシコ州の確保された一区画のみになりました。SCP-745関わらず国内の他地域で報告された明かりの幻は調査を受けました。