SCP-7506
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アイテム番号: SCP-7506

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-7506は標準的な収容ロッカーに保管されています。

説明: SCP-7506は1960年代後半に製造された電動スチームアイロンです。底面が大きく凹み、様々な焦げ跡で覆われています。

SCP-7506のプラグを接続してスイッチを入れた状態で、底面と衣類を接触させると、接触が維持されている限り、可聴域の悲鳴が衣類から発せられます。悲鳴は人間の声と一致しており、その声色や音程は、問題の衣服がどのような体形を想定して制作されたかに応じて変化します。

実験ログ:

アイテム: 成人男性用の仕立てスーツ
生じた発声: 成人男性の声に類似する低音域の悲鳴。

アイテム: 成人女性用の水玉模様のサンドレス
生じた発声: 成人女性の声に類似する高音域の悲鳴。

アイテム: 若年男性用の白無地のTシャツ
生じた発声: 男性的な響きがある高音域の悲鳴。

アイテム: 若年女性用のシャツ
生じた発声: 高音域の女性的な悲鳴。

アイテム: 白衣
注記: 当該アイテムは研究主任 マイルズ博士の所持品である。
生じた発声: マイルズ博士と同一の声による低音域の悲鳴。

アイテム: 著しく破れている若年男性用のシャツ (SCP-7506と同じ場所から発見・回収)
生じた発声: 高音域の悲鳴。

アイテム: 上記実験と同じ破れたシャツ
注記: SCP-7506と衣類の接触はそれまでの実験よりも長時間維持された。
生じた発声: 最初の30秒間、悲鳴は変化せずに続いた。その後の3分間で、発声は徐々に静かになり、やがて完全に止んだ。実験終了時までには、時折、かすかに不明瞭な呟きだけが発せられるようになった。

アイテム: 左肩部分にSCP-7506の底面と一致する焦げ跡がある、10代女性用の黄色のセーター
生じた発声: 荒い息遣いの合間に発せられる高音域の悲鳴。発声は歯を食いしばっているかのように若干くぐもっていた。

アイテム: 手入れの行き届いた、男性用の灰色の仕立てスーツ
生じた発声: 辛うじて聞き取れる程度の不明瞭な呟き。

アイテム: 修理による複数の縫い目で覆われた女性用の青いドレス
生じた発声: 沈黙。

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