配属サイト | サイト管理官 | 研究責任者 | 担当機動部隊 |
サイト-400 | アダム・デズモンド管理官 | N/A | N/A |
特別収容プロトコル: SCP-7617の性質はメタフィクション研究部門によって最近発見されたばかりであるため、収容プロトコルはまだ策定中であり、現任のサイト-400管理官の承認待ちです。
説明: SCP-7617はサイト-400の一般物品Mundane Artifacts・平凡データ評価Uneventful Data Evaluation (MAUDE) 部門に所属するフランシス・セラッカン次席研究員の指定名称です。SCP-7617はイギリス・イスラエル系白人の成人男性で、身長161cm、茶色の瞳と黒い短髪を有します。
メタフィクション研究部門が実施した最近の観察で、SCP-7617の空想科学的関与ポテンシャルは著しく低いことが判明しています。ベースライン人類が最低でも2~5 DMRG1程度の数値であるのに対して、SCP-7617の計測値は本稿執筆時点で-3しかないようです。これは極めて異例な数値で、財団に雇用されている職員としてはまず有り得ないものです。
これは本質的に、SCP-7617が物語の焦点となるだけの注目惹起力を持たないため、あらゆる物語の展開が根本的に彼を敬遠していることを意味します。このため、彼は本稿執筆時点まで、物語を動力とする外的要因による影響/殺害を無事に回避しています。
補遺7617-1、確認された出来事: 以下はメタフィクション研究部門が編纂した、SCP-7617の異常性によるものと思われる出来事のリストです。
日付と時刻 | 出来事の説明 |
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2018/04/23 (1:21 PM) | 1匹のSCP-4310個体2による収容違反の発生中、職員の居室があるサイト-400の西棟は無期限に封鎖された。残念ながら、この棟にいた財団職員の大半はSCP-4310個体に殺害された。SCP-7617も当時は西棟にいたが、収容違反中は眠っていたため、居室を出てSCP-4310に遭遇することはなかった3。 |
2019/07/13 (4:44 AM) | カオス・インサージェンシーの襲撃の最中、SCP-7617は (MAUDEの同僚たちと共に) プロトコルに従って仕事場を離れ、近場の緊急シェルターに避難しようとした。しかしながら、シェルターに向かう途中で、SCP-7617は誤って落下した配管に頭部を強打し、意識を喪失した。前述した同僚たちはSCP-7617の不在に気付かなかったため、彼を回収せずにシェルターに入った。幸い、SCP-7617が倒れた場所に到着したインサージェンシーの工作員らは、恐らくSCP-7617が既に死亡していると考え、彼を無視して通り過ぎた。この結果、SCP-7617は襲撃を生き延びた数少ない人物の1人となった。 |
2019/09/02 (11:43 AM) | SCP-008の収容違反によるアウトブレイク4がサイト-400全体に影響を及ぼしていた際、上記のカオス・インサージェンシー襲撃事件で頭部を負傷し、自宅で療養中だったSCP-7617は無事だった。 |
補遺7617-2、事案ログ: 2020年12月7日、上記の文書がSCiPnetサーバに正式登録された10秒後、サイト-400メイン食堂の天窓の下で昼食を摂っていたSCP-7617は、落雷に5回連続で打たれ、体内火傷と深刻な内臓損傷で即死しました。
SCP-7617の遺体を分析した結果、そのDMRG計測値は1となっており、従ってもはや異常とは見做されないことが判明しました。彼の遺体は後ほど火葬され、サイト-400の居住者用納骨堂に保管されました。
SCP-7617は当該事案を以てNeutralizedに再分類されました。主要な文書は間もなく更新される予定です。