SCP-7791

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SCP-7791収容プロジェクト記章。

アイテム番号: SCP-7791

オブジェクトクラス: Ethical

収容クラス: Euclid Decommissioned

特別収容プロトコル: SCP-7791はサイト-77の概念収容ユニットに収容されます。SCP-7791の性質は倫理委員会の上級職員及び場合に応じて5/7791クリアランスを有する職員にのみ知らされます。SCP-7791の収容は倫理委員会の主要指令です。SCP-7791の現状が変化した場合、倫理委員会は手順-333-WOZNYを制定します。

手順-333-WOZNY: 手順-333-WOZNYの内容は概念物理学者及びミーム学者のチームがSCP-7791の性質を財団にとって安全な断片まで不安定化させることです。この状態では、特定の出来事や行動を具現化されたミーム複合体に追加することでその本質を非敵対的なものに改変することが可能です。これに続いてSCP-7791は以前の状態へと戻り、その活性化を引き起こした出来事の収容は不要となります。手順-333-WOZNYの更なる情報については補足文書WOZNYを参照してください。

説明: SCP-7791は概念物理学実体、またはほぼ全ての知的文化に内在する概念の具現体です。SCP-7791の正確な性質は不明ですが、その収容は財団の運営にとって歴史的に非常に重要です。SCP-7791の最初の言及は████年に記された文書であり、その中で倫理委員会が明示的にSCP-7791の収容のために設立されています。

SCP-7791の具現化した概念と最も近しい既知の説明は、それは特定の行動に当てはまり、それ以外の行動には当てはまらない、というものです。

行動様式: 非常に危険な環境において、活動の増加が記録される期間が発生しています。歴史的に、虐殺、拷問、洗脳、知性体の虐待といった財団の行動がSCP-7791の行動を引き起こす最も効果的な要因です。そのような出来事は財団の存続に反するものであるため、手順-333-WOZNYの制定によって収容されねばなりません。

補遺7791.01: 手順-333-WOZNYの起動試行に関する付録

以下は手順-333-WOZNY起動試行の不完全なリストです。

日付 活性化要因 状態 追記
[不明] 手順-333-WOZNYの制定。 成功 この手順の使用は、倫理委員会創設に先立って財団管理者ジョセフ・エインズワースによって制定された。
████/██/██ SCP-████の目撃者全員(総計3,480人)の終了。これはヴェールを維持する唯一の方法であった。 成功 この出来事は現代の記憶処理が発見される前に発生した。現在は目撃者の終了は不要となっている。
1906/6/6 最初に発見された人型アノマリーの恒久的な収容の確立。 成功 N/A
1942/5/8 日本人の強制収容所に対して財団の取った行動、特に投獄された民間人の危険なアノマリーの試験への利用。 成功 後にDクラス制度に統合。
████/██/██ 処置110-モントークの確立。 成功 SCP-231の収容は必要悪である。
1979/10/14 異常なジェンダーである████████と特定された全人物の終了。 成功 この活性化は、ジェンダー不一致の人物への暴力行為の急増と相関していた。これを防ぐための行動はとられなかった。
1980/██/██ homo nixus集団に対する虐殺行為。 失敗 SCP-7791は異常性を使用して財団職員に手順-333-WOZNYの実行を拒絶させた。
1980/██/██ homo nixus集団に対する虐殺行為。 成功 手順-333-WOZNYの起動に先立ち、SCP-7791の「手」、「目」、「舌」の比喩的概念は除去された。医療援助は提供されなかった。
1985/6/9 主に精神病質や暴力行為の急増など、世界的な人間の行動に多数の有害な影響が示唆されるデータがある中で手順-333-WOZNYの利用を継続する。 成功 SCP-7791は構造的完全性の損傷を踏まえ、医療援助を受けることが許可される。
1985/6/9 SCP-7791の修復に効果がなく、以前の手順の使用で生じた損傷がある中で手順-333-WOZNYの利用を継続する。 成功 進行中の亡命危機に対処するため、火急鎮静部門に非常権限が与えられる。
1985/6/12 メイン州ギブトンで最近発生した出来事を踏まえ、手順-333-WOZNYの利用を継続する。[データ削除済]。 失敗 SCP-7791の概念状態は現在非常に不安定であり、手順-333-WOZNYの適切な利用が妨げられている。サイト-77との全ての連絡は途絶した。

補遺7791.02: SCP-7791の無力化

1985/6/15、現在のSCP-7791収容プロトコルが不十分であることを踏まえ、倫理委員会は財団を存続させる唯一の方法としてSCP-7791の終了を決定しました。ハークネス博士は殺想1の功績により財団星章を授与されました。これらの出来事を踏まえ、倫理委員会は解散しました。倫理委員会最後の委員長であるパーソンズ博士は、空いたオフィスに以下のメモを残しました。

それは必要悪だったと思うが、今となっては何の意味もない。だろう?

オブジェクトは後にDecommissionedに再分類されました。

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