SCP-7809


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再浮上したSCP-7809。

アイテム番号: SCP-7809

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-7809の収容室は遠隔監視システムによって監視されます。観察にはSCP-7809の本来の支援作業船 (現在チェサピーク湾の財団造船所に係留中) を使用する必要があります。

艇内で照明を点灯することは禁止されています。

説明: SCP-7809は側面に“BENTHOSPHERE”という文言が記された球形の潜水艇です。この潜水艇は入退出ハッチ2ヶ所、覗き窓10ヶ所、水深計1個、気圧計1個、外部照明用のメタルハライドランプ群を備えています。また、財団に発見された当時の艇内には、Utzブランドのポテトチップスの凹んだ缶1個、海洋生物学の参考書数冊、折れた鉛筆1本、英語アルファベットが書き込まれた紙片1枚がありました。

水深200mに到達した時点から、SCP-7809内部の人物は、覗き窓を通すと周囲に正体不明の植物、動物、地質構造が見えると報告します。これらはSCP-7809の実際の周辺環境とは一致しません。底部ハッチから艇外に退出した人物は、覗き窓から観察できたアノマリーを発見できません。

財団職員は、メリーランド州とヴァージニア州に跨がって広がるタンジェ入江から、放棄された支援作業船 (“ブーケ号”) のウィンチに繋がれたままのSCP-7809を回収しました。収容当時、SCP-7809は水没していました。実験のために、保守管理スタッフはSCP-7809底部ハッチの施錠不良を修理しました。

補遺7809.1: 観察ログ

ログ番号
観察
画像
イベント 7809.2
視認できない光源が覗き窓を僅かに照らしている。 リボン様の体型とオレンジ色の背鰭を有する Regalecus glesne (リュウグウノツカイ) に似た生物がゆっくりと通りかかる。全長20mに及ぶこの魚は覗き窓の前を横切り続ける。尾鰭は2つに分かれ、更にその先でも二股の分岐を繰り返して、最終的に64股の尾を持つに至る。それぞれの尾の先端には小さな炎が燃えている。
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イベント 7809.5
遠方で、海底に横倒しになった小さな錨が微かに発光し始め、周囲にいる数匹の魚を照らす。異様な鉤状の背鰭を有する Platanista gangetica (ガンジスカワイルカ) に似た哺乳類型生物が錨に接近し、時折ぶつかりながらもその周囲で円を描いて泳ぎ回る。10周した後、イルカは錨に向かって突進し、丸呑みする。錨はイルカの身体を内側から変形させ、皮膚を引き裂き、内側から光を放つ。イルカが胃の中の物体のせいで息を詰まらせ、もがいている間に、錨は発光しなくなる。
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イベント 7809.26
1本の葉の無い樹木が海底から生えており、ねじれた根が砂の中に見える。小さな炎が樹洞の中で燃えている。10分後、ウマのような生物が突然炎の中から跳び出し、更に同一の生物10頭が後に続く。これらのウマには Phycodurus eques (リーフィーシードラゴン) のそれに似た葉のような突起物があり、緑色の滑らかな毛並みをしている。ウマは樹木の周囲で踊るように跳ね回り、炎は大きくなる。20分以上かけて、炎は樹洞から溢れ出し、樹木全体を包み込む。木の枝から灰が降り注ぎ、炎の周囲で踊り続けるウマの動きは徐々に激しくなる。観察開始から30分時点で、全てのウマが急旋回して樹木に向き直り、炎の中に真っ直ぐ跳び込む。炎は最後に大きく燃え盛ってから消える。
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イベント 7809.17
視認できない何者かがマッチを擦り、ケーキが置かれた木製テーブルの周りで炎を揺らす。マッチの持ち手は白い手袋を嵌めている。持ち手は上品な手つきでケーキの蠟燭に着火し、蝋燭を顔に近付ける。炎の明かりは、サーカスのピエロの顔化粧をした人物が、水タバコ用の空気吸入器を通して呼吸している様子を明らかにする。ピエロは指1本を唇に添える身振りをしてから、蝋燭を吹き消す。
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イベント 7809.11
沈没した鉄船のフォグランプが遠方でちらついている。 Macrocheira kaempferi (タカアシガニ) に似た巨大な甲殻類が沈没船に群がり、食い荒らしている。沈没船は僅かに脈動する肉質の素材で構成されているようである。クジラの心臓に似た有機的な構造物が、劣化した船体から転がり落ちる。船から金属的な研磨音が響き、フォグランプが消える。
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