アイテム番号: SCP-785
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 政府記録のグローバル検索によって"█████オジサンの████ █████"という名前のレストランの登録が報告されたなら、収容違反がSCP-785の監督調査員と機動部隊ベータ-3("テイクアウト・ディナーズ"(“Take-out Diners”))のリーダーの両方に報告される事になっています。MTBベータ-3はレストラン(SCP-785-2)を封鎖し、一般人の出入りを防ぎます。即時の地域封鎖の後、SCP-785-2の周囲半径5㎞は隔離地域に指定されます。隔離地域内の住民は面談を受け、状況に応じてAクラスもしくはBクラス記憶処理を施されます。SCP-785-2またはそれの起源について知識のあるレストランオーナーは、レベル4監督調査員によって個人面談されるでしょう。インタビューの後は、財団は確実に全ての報道においてレストラン名(SCP-785-1)を変えさせます。SCP-785の封鎖を解除するまでにかかる莫大な所要時間のために、標準的カバーストーリー12("ガス漏れ")が展開されることを報告します。
MTFベータ-3の現在のリーダーとSCP-785の監督調査員だけがSCP-785-1の完全な名前を知っています。封鎖作業中は、全隊員はその完全な名前を読んだり聞いたりするのを防ぐ即時知覚修正ソフトを搭載した機材を装備しなければなりません。SCP-785-1を漏らした疑いのある人物は即時尋問にかけられます。
実験のためにSCP-785-2の一つの実例がサイト-23に収容されています。Dクラス職員だけがそれと関わることを認められています。
説明: SCP-785は"█████オジサンの████ █████"という名前のレストランで構成されています。レストランの名前がSCP-785-1に、レストランそれ自体がSCP-785-2に、それぞれ指定されています。
映画館やスポーツ施設などの大型公共施設内での会話でSCP-785-1が言及された時から、SCP-785の影響は広がり始めます。その一か月から六か月の後、最初の種まきが行われた場所に居た人物はSCP-785-2を設立します。その場所はSCP-785-1が最初に言及された場所から0.5㎞の範囲内です。設立した人物の個人的嗜好がSCP-785-2の性質に影響を及ぼすようです。中国人は中華料理店を作り、メキシコ人はメキシコ料理店を作った、等です。最初の種まきの後、以前から存在しているか公的に知られている全てのSCP-785-2が営業停止になっていない限り、別の設立者が新たなSCP-785-2を設立することはありません。
野放しのままだと、SCP-785-2の人気は異常に早く高まります。9か月以内に、少なくとも14例のSCP-785-2が追加で設立されます。SCP-785-2の広がりは本店所在地のみに限られていません。最初に発見された時、SCP-785-2の██例が3つの別々の都市で発見されました。
SCP-785の効果は、SCP-785-2が"春の特別フェア"を広告する5月の第一金曜日に毎年現れます。全ての既存のSCP-785-2の全顧客と従業員が影響を受けます。16時から18時30分の間に始まり、その特定の日にSCP-785-2の肉とパンを平らげたどんな客(グループAと称されます)もSCP-785-2に報告します。物理的に報告できない客はSCP-785-2の影響から除外されます。店員はグループAのメンバーを[データ削除済]でコーティングされた先端が青銅製の槍([データ削除済]以外の全ての材料は典型的なレストランチェーン店で見つかります)で12回突き刺します。グループAのメンバーが全員息絶えた後、従業員は彼らの遺体を床に置きます。彼らは全ての機器をオフにし、6つのポリ塩化ビニル(PVC)の洗面器に水を入れます。まだ生きている客(グループBと称されます)には、青銅と████████の合成物でできたナイフが支給されます。
彼らの手とナイフのみを使って、グループBの全メンバーはグループAの死体を消費し始めます。30分毎に、彼らはポリ塩化ビニル洗面器で手を洗います。全ての洗面器が使われるまで、食事は3時間続きます。食事の後グループBは彼らの家に帰ります。従業員は先に使われたものと同じ[データ削除済]混合物を使ってグループAの残骸を燃やします。全ての活動が終了後、グループBのメンバーは通常通り振舞います。大多数のメンバーは夕方のイベントについての幾分か不正確な記憶を保持します。
SCP-785-2についての顧客の評判はこのイベントの後爆発的に急上昇します。
補遺-785A: 公的な知識からSCP-785-1を取り除こうとする財団の最善の努力にも拘らず、SCP-785-2の報告が起こり続けています。SCP-785-1を無意識に広げるすべての一般人を逮捕することは不可能であるように見えます。さらに、慎重な第三者の手によるSCP-785-1の普及の可能性も捨て去ることはできません。