アイテム番号: SCP-788
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-788はサイト██の高温セラミックで内壁を覆った直径25mの収容房に収容し、その内部は摂氏900度で維持した溶融鉛で満します。SCP-788が活性化する、または収容を破壊しようとする場合、SCP-788が運動を停止するまで収容房を冷却します。SCP-788へは鉄とマグネシウムのペレット500gが毎日給餌されます。
説明: SCP-788はアフリカコイ(Labeo coubie)に類似した生物であり、体長はおよそ3.2mで、全身が超苦鉄質1マグマとひび割れたピクライト質玄武岩2の『肌』で形成されています。現在の推定中核体温は摂氏約1475度であり、皮膚温は概してこれよりも非常に低いです。SCP-788から採取されたサンプルからはいずれも差異が見られず、また内部構造も明らかになりませんでした。
SCP-788は一般的な水生魚と同一の単純な行動を取る様子が観察されています。対象はこのサイズの生物として相応の力しか示しませんが、興奮した場合はその圧倒的なサイズと質量によって収容房へ損傷を与える可能性があります。SCP-788は数種類の金属や鉱物、特に鉄やマグネシウムを好んで摂食し、排泄行為は一切観察されていません。収容以降、SCP-788は体長がおよそ22cm成長しています。
SCP-788は19██年に発生した[編集済]の噴火の後に発見されました。現在、SCP-788の複数の実例が地球のマントル層内部に生息しており、[編集済]の噴火によってSCP-788が地表まで押し上げられたものと推測されています。SCP-788の新たな実例が財団または一般人によって発見される偶発的な事態に対して現在準備がされています。
補遺788-01: 事件788-01
██/█/██、SCP-788はおよそ24日間移動が遅くなり、刺激に対して無関心となり、その期間内で腹部が大きく膨らみました。この期間の最後に、SCP-788はおそらく卵だと思われる███個以上の平均直径約3cmの球状物体を産みました。分析によるとこれらの球状物体はSCP-788と同じ種類のマグマから構成されており、すべての標本は別の収容房に移動して監視下に置かれました。