クレジット
| タイトル: | SCP-7912 - イ ン テ リ ア |
| 翻訳責任者: | |
| 翻訳年: | 2023 |
| 原題/リンク: | SCP-7912 - I N T E R I O R |
| 著作権者: | |
| 作成年: | 2023 |
| 初訳時参照リビジョン: | rev.109 |
全財団職員への通達:
理解はそれへの曝露に内在しており、不正確である可能性が高いです。
影響を受けたタイムラインと相互作用した削除部門エージェントは、手順の前にリフォーマットすることになっています。
SCP-7912チャンバー内部。
特別収容プロトコル: SCP-7912チャンバー内部は何もない状態で封印されていなければなりません。このアノマリーの収容に関するさらなる知識は不必要だとみなされています。.Tenebrarius: 財団はアノマリーに関する情報を有しておらず、有することもできません。
説明: SCP-7912はピルクロウ-ミンコフスキ高等研究センター.著しく複雑な効果分析結果や収容プロトコルを有するアノマリーの確保、研究の責務を負う財団のブラックサイト。の元試験チャンバーアルファの内部を指します。現時点では、SCP-7912が存在するという知識は削除部門の職員のみに制限されています。
SCP-7912の参照データは存在しておらず、SCP-7912につながるデータベースのセクターは読み出し専用にマークされていません。その代わり、書き込み可能ホワイトスペースから多数の抽象的-形而上学的概念構成ポインタが識別子「SCP-7912チャンバー内部」につながっています。これは、アノマリーを虚空と観測した削除部門エージェントによって確認されました。
SCP-7912が現在の状態になった要因は不明です。その場所から、別の異常指定番号の試験もしくは無力化作業の結果であると推測されているものの、その詳細は全く文書に残っていません。
同様に、SCP-7912の以前の状態も不明です──隣接のチャンバーから一般的なレイアウトや状態について推定はできるものの、この件に関する確定的なデータは喪失して回収不能です。このようなセクターを外挿によって埋める試みは、SCP-7912が自らの情報に明らかに抵抗力があることから失敗しています。というのも、SCP-7912は、予想される物語的モチーフや確立された物語展開のルールに自然に従うことで周辺領域と均衡しているのではなく、自らの関係性と正比例して定義付けを拒絶しているのです。.オッカム-ヒッチェンズの命題の特筆すべき違反です──特に、形式的誤謬と帰謬法の間の。すなわち、「一番可能性のある原因と、その本当の真理との間の関係は、一般に直線的である」。さらなる情報は包摂する試験ログに存在します。


SCP-7912は顕著な多能性超概念災害を示しており、それについて主に次のような3つの現象ベクターが存在します。
- 影響を受けたセクタに書き込まれたいかなる外物語性実存在マテリア(例. ブラックボックス)も、SCP-7912チャンバー内部に確率的現象として発生しえ、過去遡及的連続性に起因する予期しない災害や複雑な事態につながります。.換言すると、このアノマリーの境界へ持ち込まれた外物語性残滓は、アノマリー内部に存在するがゆえに、本質的にアノマリーの基質の一部となります。
- 典型的なコンフィグ設定を有する実在する職員がチャンバー扉を通って進入した場合、その職員の精神構造や心象風景は重度の変性性精神表出.思考領域の物質界への出現。典型的にはその存在や集中的な信念の反復的な受容によって強化される。を経験します。これにより、財団職員が経験した異常相互作用のほとんどは異常として報告されません。このような出現は経験する人物の感覚器官が生み出す認知の円錐部分に制限されています。チャンバーは、影響を受けた人物が最も起きそう にない だと考えるような状態に動的にその結果を変化させます。
- SCP-7912は削除部門エージェントによっていつでも直接アクセス可能です。これは、このアノマリーが研究本部ムネモシュネと、ある1つの財団サイトとの間の永続的双方向性ベクタであるためで、その種では初めての例です。
補遺7912/I
| SCP-7912収容に際して |
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場所: 研究本部ムネモシュネ 序: 削除部門エージェントは研究本部ムネモシュネ内で会合し、SCP-7912の収容戦略のポテンシャルについて議論しました。 |
| «転写開始» |
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<会議室が顕現する。まもなく、中央の長机の遠端をあいまいな人型形状が占める。実体の相貌は雑然と変化する。実体はストレッチしてから大きなため息をつき、不定形の姿をわずかに左側に向ける。> N/A: もっとこうすべきなんだろうな。なんでもっとこうしないんだ? <N/Aが面するいすに別の実体が出現する。この実体も同様の不安定性を有しているが、いすにもたれかかってリラックスしている。> N/A: 狂っているからだ。全くもって文字通り妄想に過ぎないんだからな。自慰行為とでも呼びたいが、ワケあってやたらに君をこき下ろそうとは思わない。こんな見せかけなんぞまるで── N/A: <非実体のまま。> 時間のムダだと? ここじゃそんな言葉に意味がないとは知ってるだろう。それと、まるで他にもっといい方法があるかのようにふるまうのはよせ。 <2番目の人型からテーブルをはさんだ場所、N/Aの右に3番目の人型が現れる。> N/A: もっといい方法がなければ、こんな場所に集まることはなかったろうに。 N/A: <せき払い。> ああ、だからこそこの会議を手配した──わかり切ったことだろうが、君たちは再び存在している。つまり私たちには新たな割り当てがなされたということだ。 N/A: なら、部門全体で対面会議をするのはただの象徴に過ぎないと? N/A: いや、「心の葛藤インターナルディベート」のためだな。 <あざ笑う。> N/A: 笑ってろ。このフォーマットの欠点は理解しているが、これでうまくコトを分析できることがあるのは君だって知っているだろう。 N/A: 普段は不要だ。つまり、普段は、私たちの任務は複雑であれどもいくらかは明快だということだな。 N/A: 今日は違う。埋めねばならないデータベース内の重力井戸が存在する。ただ、君たちはあの考えをもってこの問題を理解しているはずだ。 N/A: 当然。 N/A: そりゃ全部情報だぜ、ベイビー。 N/A: そうだ。あれが自らの情報を破壊できるのなら、あそこに何を付け加えてもそれは長持ちしない。あれには読み出し専用保護はないし、真の理解もない。このように簡単な言葉で議論できているということは、つまり、私たちは私たち自身が影響を受けるような方法であのタイムラインと相互作用したことがないし、将来的にもそうすることはないということだ。あの開かれた窓を見ることこそできるが、あれと今相互作用できるかどうかはわからない。 N/A: 私たちのメモリを上書きする必要があるな。次の反復のためにメモを残すか。 N/A: 知らないんだろう、それが── N/A: いや、当然知っている。みんな知っているだろう? 不可避を回避する方が少しばかし楽だってことくらい。ここに座って、自分自身と仲良くなって、1人未満のために傷のなめ合いをする。くつろぎすぎたんだ。みんながそうだ。みんなここでくつろぐべきではない。私はもう次に進む準備はできている。 N/A: 待て──待て。セカンドオピニオンの猶予をくれ。 N/A: <あざ笑う。> 笑わせてくれる。 <さらに2つの実体、つまり4番目と5番目が隣2つの席に凝集して有形になる。姿は他の実体と同一である。片方はひじをテーブルに乗せて手で頭を支えている一方、もう片方は居心地悪くそわそわし、神経質に左ひざを貧乏ゆすりしている。5つのメンバーのいずれも、部屋の奥に座ってこの文書を書き起こしている男性に気づいていない。> N/A: こんな会話に呼んで何をさせたいんだ、お前はよ? 頼むから虚空に戻らせてくれよ。 N/A: シーッ。さっさとカタそうじゃないか。 N/A: あー、ああ。それと忙殺させてくれるなよ。だが、確かにリフォーマットの前に他に試せることはあるはずというのは、そうだ。 <N/Aに振り向く。> こいつらに同調したからじゃあない。バカバカしいアイデアだと思うからだ。 N/A: なんですって? N/A: この部門が超概念的災害と接触したら何が起きるか私たちは知らない。ついさっきまで不可能だと思っていたが──待った。その情報は何が由来だ? N/A: こっちを見るなよ。こういうタイプの存在法は初めてじゃないだろ。 N/A: 待て、そんなことはありえない。断片化レベルは同じだ。無関係なメモリもないし、死んだセクタもない。なんでこうなったんだ? POI-7912: <立ち上がって。> それはおそらく私です、すいません。もっと……取るに足りない結果ならよかったのですが。 N/A: <見上げ、驚く。> どう──? 誰だ? POI-7912: ええと…… <N/Aはもう片方の実体をにらみ、その実体は誰もいない会議室を見つめ返す。空間は溶解し、間もなくして小さな部屋に置換される。何もない空間に1つのテーブルと2つのいすが備え付けられ、N/AはPOI-7912の向かいの席を占めている。> N/A: 一体誰なんだ? POI-7912: <N/Aの向かいのいすに座っている。> 私の名前はアンドリー。削除部門から来ました。 N/A: それはありえない。私たちが削除部門だ。君は全く別の何かだ。 <POI-7912はうすら笑う。彼は誰かの姿に雑に似せ続けている。その人物はアンドリーという名の研究者であり、かつてはどこかに存在したが、今はもういない。それは問題ではない。問題は彼の完全なセンブランスのみである。彼は他の削除部門メンバーならそうは言えないほどの確証をもって何者かであり、何かであったのである。> POI-7912: 私は必然性です。私がいるのはデータベースの性質ゆえの最終結果なのです。私のパッチワークは完璧です。言っていることは理解できるでしょう。 N/A: 君は、 <止まる。> 君のアイデンティティーは完全であるからバラバラだということか。 POI-7912: ビンゴ。 N/A: それは、それは前代未聞だ。君は異常の中の異常だ。そんなこと…… <止まる。> 2億9400万回に1回の確率だろう。 POI-7912: それでも、私はここにいます。 N/A: どうやって? POI-7912: 残念ながら、ここで働くファクタは統計だけではありません。あなたは以前私を削除しています。あー、あなたではなくあなたです。あなたの前の反復です。この原因……逸脱は思い浮かびませんが、断言できるのは、確率の範疇をはるかに超えているということです。 N/A: それは……私には仲間はいなかったと言わせていただきたい。 POI-7912: あなたの小さな集団はどうです、仲間たりえないのですか? N/A: 君と私を隔てるラインは他の私たちを隔てるラインより圧倒的に隔たりがある。その説明はイントロダクションの前になくしてしまった。全くもって予測不能なものではない。圧倒的に平凡だ。 POI-7912: そんなことだろうと思っていました。あなたは違うでしょうが、ここらのパートは実存的退屈がコンスタントのようですね。 N/A: すまない、君が今ここで姿を現している理由がいまだにわからないのだが。 POI-7912: <脚をテーブルに乗せて。> あなたの些末事ですよ。あの重力井戸。私はそれを解明しようとしていますが、あなたも一緒でしょう。あなたはあの効果を避けるために己の一部を上書きし続けていますが、曝露するのが相当お上手になったようで。 N/A: <こめかみをこすって。> 君の話が真実かどう判断すればいいんだ? 君は収容したいデータベースのエラーかもしれない。そっちの方が君の言う話よりも圧倒的にありえそうだ。 POI-7912: ええ、それが問題なんですよね? ありえないというのはその確実性の証拠ですよ。 N/A: <頭を振る。> なんだって? POI-7912: <ため息をつく。> どうぞ。 <POI-7912はN/Aに一連の文書を渡す。> POI-7912: アノマリーに関する私たちの経験的データの全てです。あるとき、SCP-184の無力化試行がPMセンターで行われました。なぜかもどうやってかもわかりません。これが結果であるとすら確証がありません。ですがこれはナンセンスという点で意味が通ると思いませんか? N/A: <読みながら。> そうでもない。思わないな。 POI-7912: 外側に進むほどに不正確性を増して内側を複製するものの反対はなんですか? N/A: 内側に進むほど正確性を減らして内側を除去するもの? つまりだ、思うに──待て、なら184に何が起きた? POI-7912: その推測は私のよりいいかもしれませんね。実のところ、完全に不確実になることなく確実に知ることはできないのです。これがチャンバーの適応膜に起因する可能性は低いと思っています。それが最もありえる説明ですから。わかりますね? N/A: あぁ。オーケイ、ならなぜ議論が今できている? 君は明らかにこのアノマリーに遭遇したことがある。それでいわく、超概念的災害は私たちに影響を及ぼしうると。つまりこのことを明白に議論することはできない、ということにならないか? POI-7912: あなたは今のところ大丈夫ですね。あなたの言った通り、あなたはまだあのタイムラインと相互作用していません。私はもうしています。ですが、私たちの立場は独特です。なので私の認識能力は今リスクにさらされているのです。 N/A: それでも、私たちは自分自身を曝露させていると。 POI-7912: ええ、あなたは私の警告を無視しています。 N/A: 警告? 何の警告だ? POI-7912: <脚をテーブルから下ろし、前かがみになって。> SCP-7912に入るな。封印されたままにせよ。あなたがここに留まっていれば何もかも問題はないのです。 N/A: なら君は? POI-7912: まだ入ってはいませんが、いずれ入るでしょう。入った後にも私のセンブランスは完璧に残ります。たくさん削除されてなお残ってますからね。ちらほらちょっとデータは喪失しましたが、なくす心配をしたものはただの一度もなくしていません。 <N/Aは消失して再出現し、今度はいすの背後に立っていすに手を乗せている。実体はもう一度消滅して5つがその場所を占め、密着しながら静かに討論している。まもなくしてそれらは床に溶ける。N/Aはいすに出現しなおし、動揺しているかのように素早く動いている。> POI-7912: 何か問題が? N/A: いや。考えていた。チャンバー内で起きていることのさらなる理解が必要になる。あそこにカメラはつけられるか? POI-7912: できると思います。適応膜そのものに埋めることになりそうですね。それならできますから。 N/A: 了解。君は前から適応膜に言及しているが、それはなんだ? POI-7912: ええと、ものごとに適応できる膜です。納得できませんか? N/A: いや──それ、それよりも言うことがあるはずだろう。 POI-7912: 一切合切ありません。ああ、前に私はスイッチを切ってしまった、と思います。そう考えればおそらくまだオフかと。 N/A: <驚いて。> どうしてそんなことが? POI-7912: あなた方は皆ここまで愚図ではないでしょう? どう知れと?! コンテキストはほとんど持ってないんです。それがオフだったということしか知りませんが、それをオンにする方法は知っています。ですが私はオンにしていません。これで十分でしょうか? N/A: いいか、私たちは君の視点を理解したいだけなんだ。普段なら私たちが互いを理解するのは簡単なんだ。 POI-7912: <ため息をつく。> そうですね。そうですね。私はこの動的な運命を作り上げたその人で、あなた方皆を暗闇に残したその人でもあります。その質問に答えるには、昔に立ち返らなければなりません。 私は、私はSCP-184無力化チームの一員です。その中で唯一、アイデンティティーがメチャクチャに断片化しませんでした。他の残りは……彼らとあのアノマリーの残りはなくなりました。この場所へとなくなりました。それらがあなた方です。 N/A: どうやって──? POI-7912: あれが起、起きたとき、あなた方は大体あなた方自身でした。確かにゲシュタルトは1つでしたが、互いに名前はわかっていました。私の名前も。あなた方は私たちを、根深い区別で別々にすることができました。私たちはこの状態に陥ったのです。つまり、あの十二面体が成せることがあなた方の中で起きているのです。信じないでしょうが。 会議室? 待機房? 天空の城と、雲中の樹木園、その上の摩天楼のことを考えてみてください。その屋上庭園のオレンジ温室のことを。無限に。私たちの力は無限でした。あるいはそう思っていました。 私たちはあの場所が心配になりました。正しいものでない限りどんなものででも埋めることのできる虚無に開いたあの穴のことが。観察を始めたものの、それで何ができるかは知りませんでした。変わってしまった今の状態であそこに戻りましょうか? それとも時間の性質と方向はそれができる可能性を排除しているのでしょうか? 慈悲として与えられたこの状態よりもひどい状態はあるのでしょうか? N/A: だから君はそれができなかった。 POI-7912: <立ち上がり、怒って。> 違う、誰もできなかったんだ! あなた方もそこにいましたが、物理的図像に過ぎませんでした。あなた方は己のデータの一部を「リフォーマット」する方法を見つけて、だから己のエゴで、あるいはそういうもので責任逃れできたのです。あなた方はインスト── N/A: ──ストラクションを次の反復のため残そうとした、そうだ。姑息な手段だ。曝露を避けるためだ。 POI-7912: <N/Aに近寄る。> 愚か者め。あなた方が己を曝露させたのは罪です、虚無の中の虚空ではありません。私たちは削除部門です。障壁バリアのこちら側にいる限り私たちは災害効果からは安全です、覚えていますよね? まあ、お互いの場合は除きますが。 <N/Aは下を向き、実体と自身のくるぶしが床に溶けているのを見る。> POI-7912: 内部の設計方法を知っているのはあなた方だけではありません。心配無用です、アンドゥするのはとっても簡単です。これまでに一度でもルービックキューブを解いたことはありますか? ご存知ですか、現時点ではあなた方の答えはさほど問題ではないのです。 カメラを取り付けたらきっとわかるでしょう。そのときまでです。ではまた。 <POI-7912は床に消失し、再出現しない。> N/A: <もがいて。> 何をした? なぜ動けない?! アンドリー! |
| «転写終了» |
| 注: POI-7912は必要なだけ何度も、必要であれば手段は問わず削除されます。 |
補遺終了
補遺7912/II
| SCP-7912相互作用 |
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| 序: SCP-7912との様々な遭遇のログ。 |
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| SCP-184無力化チャンバー(伝聞による)。 | ある説明のもっともらしさがその不条理性に応じて線形的に増加する情報空間のスカラー不変曲率。現在は内部の不在として出現する。 | ||
| 不明な人物が、おそらくSCP-184無力化チームを探してSCP-7912チャンバーに進入する。 | 人物はアノマリーから出現しない。この人物の参照データは財団タイムラインにはもはや存在しない。 | ||
| 物流および財団秘密作戦資産管理の長であるヘイン・ドウアティが、SCP-184無力化チームおよびプロジェクト主任の痕跡がないかSCP-7912収容エリアを調査する。 | SCP-7912に通じる扉を開けた際、ドウアティはその父親におおむね類似するものに身体的暴行をされ、それは扉に鍵をかけたままであったことで彼女を叱責する。ドウアティは必死に謝罪するのが見られ、速やかに逃げて近くの補給クローゼットに隠れる。逃走した実体の位置を特定して同定する財団の取り組みは成功し、それは要求によりSCP-7912チャンバーに戻された。質問の際、ドウアティはこのイベントで混乱も驚きもしていないと述べ、むしろ可能性のある原因説明を作話するが、それは当然ながら実際の原因である可能性は低く、よって棄却された。 | ||
| SCP-3311の参照データの一部が偶発的にSCP-7912に書き込まれる。 | 複数の移動いす(SCP-3311-1)がチャンバー扉を破壊し、続けて周囲のエリアを軽度に荒らしまわる。いすはPMセンターの休憩室に移動し、そこで不活性化/休眠状態になる。職員はSCP-3311-1実例を保有する選択について問われると、十分な座席の選択肢がないことを引き合いにする。SCP-7912チャンバーに通じる扉は不明な手段によって修復される。 | ||
| 保守チームが適応膜の完全性を検証するためSCP-7912チャンバーに進入する。 | 結果不明。チームはSCP-7912収容エリアから出現しない。チームメンバーに関する断片化されたデータが注目されたものの、速やかに虚空に上書きされる。 | ||
| POI-7912が視聴覚監視システムを導入するためSCP-7912収容に進入する。 | 作戦は成功。適応膜が再起動する。さらなる情報は7912/IIIに存在する。以下をクリックして画像を拡大。 | ||
| 影響を受けたセクタに書き込まれた現象が生み出した確率的現象。 | 不明な通路。生命は見られない。
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| 影響を受けたセクタに書き込まれた現象が生み出した確率的現象。 | 不明な構造体の間隙から光が漏れる。 |
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| ハリソン博士と1名のDクラス職員(参照を容易にするためD-7912-Aとする)が影響を受けたチャンバーに通じる扉に近づく。ハリソンは強制的にD-7912-AをSCP-7912に進入させて内部を説明させようとする。 | 黒い立方体が部屋の中央で浮遊し、部屋は限りない一面の頁岩である。描写はオブジェクトに対する非合理的な恐怖を示した対象によって確認された。試験職員は指示されて不承ながらアイテムに近づく。接触する前にセクタが部分的に上書きされる。それに続く実体(D-7912-B)は終了を必要としたものの、それは十分な躊躇を見せなかった。D-7912-Aは無傷でチャンバーを退出する。
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| 書き込まれた現象が生み出した確率的現象。 | 森林地を描写する断片化した情報の2秒間のループ。ソースは不明。
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| 書き込まれた現象が生み出した確率的現象。 | 永遠の夜の砂漠。画像は認識災害的バイナリデータによって重度にゆがめられている。複数の人間の指で構成されたものが1ビットの風景を横切って進む。
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| 書き込まれた現象が生み出した確率的現象。 | 終わりのない灰色の荒野。
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| 書き込まれた現象およびO5-4の存在が生み出した確率的現象。 | O5-4と類似性を有する人物が不明な相手と会合し、会話を始める。2人は握手する。片方はチャンバー扉の反対側の壁から退出し、もう片方は退出しない。
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| 書き込まれた現象およびO5-4の存在が生み出した確率的現象。 | [災害情報除去済]
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![]() |
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補遺終了
補遺7912/III
| 活動後結果 |
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![]() ![]() POI-7912。クリックして拡大。
✖
場所: 研究本部ムネモシュネ 序: 削除部門エージェントはPOI-7912と会合し、SCP-7912に関する作戦の成功について議論しました。 |
| «転写開始» |
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<何もない通路が伸長し、間もなくその空間をある存在が占め、それは惰性に通路を歩く。窓が現れ、その中で多様な花が速やかに成長する。アマルガムである1つの実体がゆっくりと穏やかに推移する。> N/A: 君のおかげで目が開いたよ、アンドリー。私たちは気づいていたよりはるかな力を持っていた。 POI-7912 ええ、それで見ましたか? カメラでO5-4が── N/A <歩みを止め、もう片方に面して。> アンドリー、君は本当によくやってくれた。見たさ。おかげで、アノマリーを通るあらゆるものを見た── POI-7912: ──そうですね。 <N/Aの声が多数のものに変わる。> N/A: ──君のこともだ。 <POI-7912は後ずさる。> N/A: 君のことを調べた。 N/A: 君が私たちをここに残して、この場所に縛ってからずっと。 POI-7912: 罠にかけたわけじゃありません! あなた方を保護しようとしたんです。 N/A: それで、その過程で君が本当に変えたものはなんだ? 誰を救った? このアノマリーは[情報災害的情報除去済]! 聞こえるか? 私たちはとっくに事象の地平線を過ぎたんだ。 POI-7912: ありえない! あなた方はゲートウェイを通っていなくなったはずです。私とは全く関係ない! N/A: 全て君と関係がある。私たちを一体誰だと思っているんだ? POI-7912: 削除部── N/A: <壁を叩き、壁は歪んで液体のように波打つ。> 何も知らないんだな。削除部門はこの外だ。君はポーンのように弄ばれたんだ──君こそが逸脱だ。その過程で、君は私たちを生み出した。 POI-7912: それは違う、違う! N/A: <怒って。> ならここはどこなんだ? 周りを見ろ! <通路の照明が色相を変え、紫外スペクトルに落ち着く。結果として、チャンバー壁はりん光格子でちらつく。間もなくして通路は元に戻る。> POI-7912: ど、どうやって──? <回答がもたらされるより先に、POI-7912は踵を返してSCP-7912チャンバーの裏口に駆けた。その場所は彼の目の前の1点の光から始まり、彼がその場所に向かって走り続けるうちに拡大した。ポータルが輝くディスクほどにまで拡大したとき、彼はそれを通って飛び込み、SCP-7912のかつての内部の完璧な複製に現れる。それはありえない。なにかおかしい。> <POI-7912はチャンバーからPMセンター実験・無力化翼へと退出した。彼は急に右折し、その空間は彼が一度も見たことのない寺院へと変化した。段階が狂い、彼は上方の変化する光を見上げた。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912はさらに内部へと走った。彼は虚空を走った。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912はさらに内部へと走った。彼はちりと灰の山を登り、せき込み、くすんだ空気を吸い込むごとに苦しみ、絶望した。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912はさらに内部へと走った。彼は太陽の登らぬ孤独な砂漠を踏みしめ、指が彼のシャツの背中をつかんだ。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912はさらに内部へと走った。彼は決して見えない空から降る永劫に続く暴風雨を避けるため、家具付きの山小屋のオーニングに隠れた。> 内側: もはや外側は存在しない <無限の頁岩の平面に浮かぶ立方体の隣で、POI-7912は歩調を緩めた。彼はそれに注意を払おうと思ったが、そうしないことにした。代わりに、彼はさらに走った。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912は無菌施設まで駆け寄り、正面の扉を蹴り開けた。運のいいことに、扉はすでに少しだけ開いていた。> 内側: もはや外側は存在しない <POI-7912は通路を走る。通路には見覚えがある。> <彼は左折する。> <SCP-7912チャンバーがあなたを待っている。> ここには内側しか存在しない |
| «転写終了» |
補遺終了













