Info
⚠️ コンテンツ警告: この記事はガチで気持ち悪い要素を含みます。マジで、キモいです。しかも、乳児の死っぽい要素も入ってます。
翻訳責任者: Tetsu1
翻訳年: 2024
著作権者: Uncle Nicolini,
Nickthebrick1
原題: POP!!!
作成年: 2023
初訳時参照リビジョン: 13
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-7926

異常性獲得以前のSCP-7926。
アイテム番号: SCP-7926
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-7926は現在サイト-55の人型収容チャンバーに収容されています。チャンバーはその下のタンクに液体を排水できるよう改造されており、破裂イベント後は有害廃棄物処理/管理の訓練を受けた職員により排水されます。
SCP-7926には厳しい食事制限が設けられています。単純炭水化物やグルテンを含む食品を消費することは許可されません。加えて、SCP-7926はミノサイクリン及びサリチル酸治療を処方されています。
説明: SCP-7926は22歳の白人男性(以前はグラント・モリソンとして知られていた)であり、顔、胸上部、背中の尋常性ざ瘡1に罹患しています。SCP-7926は外皮系に由来する複数の生物学的異常性及び不規則性を示しています。
- 全ての皮脂腺は毛穴からあふれるほど大量の皮脂を生成する。
- 皮膚に生息するキューティバクテリウム・アクネス2のコロニーは指数関数的な速度で繁殖する。それにも拘らず、SCP-7926の適応免疫システムは活性化していない。
- SCP-7926は顕著に過体重である。ただし、腹部の皮膚線条は急激な体重増加とは無関係。
- SCP-7926は主に金髪だが、それぞれ黒、茶、白、赤の毛が身体から生えているのが観察されている。
- SCP-7926の皮膚はほとんどの形式の損傷に対してほぼ耐性がある。SCP-7926自身のみが直接皮膚を損傷可能。
SCP-7926の最も顕著な異常性は「破裂イベント」の活性化に関連しています。破裂イベントでは、SCP-7926の身体中のニキビが破裂し、粘性の液体を放出します。この液体はイベントごとに組成が異なることが判明しています。破裂イベントは直径3cmを超える結節性ざ瘡のニキビによって予測でき、記録された最大のニキビは直径8cmに達しました。
財団の介入以前にSCP-7926の疾患が長期化した結果、実体の個々のニキビは更なる異常性を発達させる傾向にありました。
以下は、注目すべき破裂イベントと結果的に生成された液体の要約済みログです。
破裂イベント | 日付 | 液体の組成 | 注 |
---|---|---|---|
#012 | 2023/01/14 | SCP-7926は財団の承認を得て頬のニキビを潰した。ニキビは大量の膿と油をチャンバーの窓に放出した。SCP-7926は瞬間的な安堵を表明した。 | N/A |
#029 | 2023/02/21 | SCP-7926は財団の承認を得て腰のニキビを潰した。以前の試験と異なり、内容物は外ではなく対象の体内に放出された。それ以来、SCP-7926は大殿筋に継続的な鋭い痛みを報告している。 | SCP-7926はタイレノールを処方されている。 |
#068 | 2023/04/07 | SCP-7926の胸の一番下のニキビが潰れた。放出された液体は標準的な膿だったが、尽きるまでに6時間にわたってニキビはあふれ続けた。 | SCP-7926はもはや過体重でなくなったようであり、この試験以来チョコレートと脂肪分の多い食物への多大な欲求が生じたことを認めた。 |
#158 | 2023/05/12 | SCP-7926の背中の複数のニキビが、1時間で自発的に直径8cmまで成長した。ニキビは完全に潰れ、皮膚を裂いて瘢痕を残した。放出された液体は油質の膿漿と、半分消化された食品の残骸だった。ニキビの一つでは、食品の代わりにミノサイクリンカプセルの大きな塊が発見された。 | SCP-7926のミノサイクリン摂取量は2倍にされ、カプセルなしで処方される。SCP-7926はまた、当面はシャツの着用を禁止される。 |
#204 | 2023/06/15 | SCP-7926は財団の承認なしに鼻のニキビを潰した。潰した際、SCP-7926の頭部は頸部傷害を引き起こし、収容チャンバーの壁へと吹き飛ばされた。その過程でSCP-7926は複数の打撲傷、鼻と骨盤の骨折を負った。ニキビから放出された膿は異常に粘性が低かった。 | バスルームの破損を補うため、SCP-7926は便器を提供された。 |
#291 | 2023/07/09 | SCP-7926のサリチル酸治療を補助していた研究員が、誤って肩の黒ニキビをこすってしまった。黒ニキビは突如皮膚から飛び出し、研究員に衝突した。研究員が倒れるとSCP-7926は叫び声を上げ、それを受けて医療チームがチャンバーに入室した。黒ニキビの直径は12cmであったが、研究員の頭部の傷は7.62mmの銃創とほぼ同一だった。 | これ以降、Dクラス職員のみが直接SCP-7926と交流することを許可される。 |
#362 | 2023/08/30 | SCP-7926は腕にニキビができ始めていることを研究員に警告していた。Dクラス職員が検査のために派遣された際、SCP-7926の腕のニキビは全て潰れた。膿には、高速で皮膚を揚げること、及び極度の空腹感を引き起こすという二つの異常性を有していた。室内の全員(SCP-7926を含む)がSCP-7926の腕を摂食し始め、除去された皮膚と肉を膿に浸し、セキュリティチームに拘束された。 | SCP-7926は緊急皮膚移植手術を受けた。皮膚は急速に回復したが、SCP-7926の元の皮膚と同じ異常性も有していた。 |
#421 | 2023/09/22 | SCP-7926は左腕の特定のニキビから極度の痛みを感じると報告したが、それに触れないよう指示されていた。上記のニキビを潰す補助のためにDクラス職員が派遣されるまで、対象は5時間痛みを訴え続けた。患部を12分間圧迫し続けたことで、ようやくニキビが破裂した。通常SCP-7926から放出される粘性で油質の液体に加え、1本の長く赤い毛が傷跡から飛び出し、Dクラス職員に絡み続けて、完全に対象を包んだ。 | 間もなく、刈り込み用道具を装備した二人目のDクラスにより毛は切断され、一人目のDクラスは解放されて入浴した。 |
#533 | 2023/10/10 | 継続的な腹痛、吐き気、その他胃腸の問題の後、SCP-7926は恥丘のニキビが破裂イベントサイズに近くなっていることを報告した。潰そうと試みられた時、SCP-7926は骨盤と腰を貫くような強烈な痛みを報告した。潰されると、皮脂と膿だけで構成された乳児ほどの大きさの人型存在が傷口から現れた。人型存在は生命の兆候を示さず、すぐに乾燥して粉々に砕け散った。 | SCP-7926はこの破裂イベントの後取り乱しているように見え、「こんなに早く逝ってしまうのを見る用意はできてない」と述べた。釈明を求められると、SCP-7926は詳細な説明を拒否した。 |
#600 | 2023/11/16 | SCP-7926の胸部にはこれまでの破裂イベントで最大のニキビ(直径15cm)が記録された。破裂イベントに典型的な通常の皮脂、膿、油に加え、傷から骨、筋繊維、神経組織がこぼれ始めた。SCP-7926は恐怖と混乱で声を上げ、内臓、心血管系、筋肉系、骨格系が破裂したニキビから排出された。最終的に、SCP-7926は空洞の皮膚のみが残った。 | SCP-7926はこのイベント以降Neutralizedと見做される。 |
補遺7926.01: SCP-7926のタンクの排水を担当する危険物担当職員は、容器内の液体がニキビを形成しているように見えることを指摘しました。更なる検査の後、液体サンプルがサイト-55のスペシャリストに運ばれ、研究のために排水は停止されました。SCP-7926に由来する遺伝物質の痕跡が液体から発見され、液体は攪拌されていないときでも動いているのが観察されました。更なる検査で、タンク内の液体が僅かにピクピクと動いているのも観察されました。
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