クレジット
タイトル: SCP-7966 - 父、御子、そして聖デイビス
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2024
著作権者: Deadly Bread
原題: SCP-7966 - The Father, the Son, and the Holy Davis
作成年: 2023
初訳時参照リビジョン: 6
元記事リンク: ソース
| アイテム番号: SCP-7966 | LEVEL 5/7966 |
| 収容クラス: PENDING | TOP SECRET |
SCP-7966-1
特別収容プロトコル: SCP-7966-1の収容は現在、戦術神学部門による内部審議中です。全ての質問や懸念は、当該アノマリーの偶発的専門家と見做されているランドール・バノック収容主任研究員に照会すべきです。
説明: SCP-7966は新聞連載漫画 “ ガーフィールド ” シリーズの作者、ジム・デイビス1の誕生です。戦術神学部門によって考案された全ての検証手段が示す限り、この出来事は存在論的かつ神学的に、イエス・キリストの再臨と同一です。
この結論は数十年にわたる観察の末に導き出されました。一般的な人物の平均よりも顕著に高濃度なアキヴァ粒子の放出を別としても、SCP-7966の神学的共鳴シグネチャーの測定値は一貫して3:16であり、これは類似の特徴を有するアーティファクトと比較すると異常に高い数値です。また、SCP-7966-1の生体発躍エネルギー (EVE) のパターンは、キリストの過去の化身が示した既知のEVEパターンと正確に一致します。
これにも拘らず、SCP-7966-1が異常な能力を故意に行使したり、他の復活した神格と直接比較できるような行動を取る様子は一度も確認されていないため、研究者たちは、SCP-7966-1が自らの宗教的重要性を自覚していないと想定しています。SCP-7966-1の神学的な影響力が及ぼす効果は、受動的に信奉者を引き付けることだけだと考えられており、この能力は“ガーフィールド”フランチャイズの人気に貢献しています。SCP-7966-1の影響力がシリーズの人気を直接もたらしたか否かは現在不明です。
補遺.7966.1: 最も確実なSCP-7966-1の収容方法についての徹底的な議論と研究を経て、聖書における携挙事象が誘発される可能性を最小限に絞るには、SCP-7966-1に収容環境外で寿命を全うさせるべきだと結論付けられました。
宗教的経典の分類・保存の取り組みを堅持するために、戦術神学部門はこれ以降、現在までに出版された全ての“ガーフィールド”メディアの広範なアーカイブ収集を開始しました。2 宗教法人 Paws Inc.3 を買収するための更なる努力が現在進行中です。
