SCP-7972
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家族向けのモジュラー住宅と何ら相違ないSCP-7972の内装写真。

アイテム番号: SCP-7972

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-7972はフロリダ州█████████████の現地から、サイト-17のアルファ-187大型物品収納庫へと移されています。SCP-7972の各部屋には動作検知器が設置されています。自律的に作動するとは予測されていません。実験や異動の申請書は、サイト-17の心理学部門 幼児福祉課のマイケル・ペダーセンJr.博士へと届けられる必要があります。

説明: SCP-7972はベンソンウッド社が1974年に建築した、4ベッドルーム付の2階建てモジュラー住宅です。室内には、型や数が1980年初頭の一戸建て住宅に適した電化製品や家具が備え付けられています。備品には10年前後の居住に見合った軽微な摩耗が見られます。ベンソンウッド社の記録には、フロリダ州█████████████に1,321軒のモジュラー住宅を販売したと残されていますが、SCP-7972の当初の住所における購入記録は発見されていません。█████████████の不動産記録によれば、当初SCP-7972が占めていた土地は現在も売れ残ったままです1

SCP-7972内で発見された電化製品には、製造時の形状と異なる点が複数見られます。

SCP-7972内の██点の天井取り付け照明器具には、いずれも1982年から1984年までの間に米国本土で製造されたゼネラル・エレクトリック社の白熱電球A19 60W (型番: BE49X12) が使用されています。フィラメントは3、4本のヒト指骨に通された1本の太い銅線に置換されています。電流を流すと、即席のフィラメントが未知のメカニズムで燃焼を開始します。点灯すると、銅線の熱膨張によって骨が歪曲して小刻みに動き、電球のガラスに衝突します。

SCP-7972内の██点のトースターは、いずれも1982年から1984年までの間に米国本土で製造されたブラック&デッカー社の4枚用エクストラワイドスロット電気トースター (型番: TR00573) です。各トースターの加熱グリルには2、3本のヒト指骨が通された8本の銅線が粗雑に溶接されています。加熱すると、銅線の熱膨張によって、骨がアルミニウム製のバックプレートと擦れる音が響きます。

SCP-7972内の██点のヘアドライヤーは、いずれも1982年から1984年までの間に米国本土で製造されたメジャー・インターナショナル社の電気式ヘアドライヤー (型番: 12804) です。ケースを開いたところ、個々のファン機構の羽根が、1本の銅線に通された2、3本のヒト指骨に置換されていることが判明しています。通常通りに稼働させると、銅線の熱膨張によって、骨が何度も発熱体に絡まります。

上記の電化製品は、いずれも1982年から1984年までの間に米国本土で製造されたAmerican Electronicsの電源タップ(型番: A-150A5) を複数連結した███を介して、SCP-7972内にある24の通電したコンセントの1つに接続されています。各電源タップに刺さったプラグを検査した結果、導電性の先端がいずれも乾式壁まで延びた████████████████████に置換されていることが判明しています。継続して稼働させると████████████████████████████████████臭は、プラスチックの熱膨張が原因である可能性が高いと思われます。

SCP-7972から回収された識別済のDNA断片のうち59.64%は、1982年から1986年の間にマイアミ・バレー教育病院で再建整形外科治療を受けた経験を有する人物に由来しています。各自の負傷経緯については誰も想起できませんでした。しかし、SCP-7972内での指骨の動きを映像で分析したところ、行動パターンが███████歳までの間の、人間の██████████が取るものと矛盾しないことが示されています6

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