SCP-7992

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これはハリソン研究員ではありません。これはSCP-7992です。これはゴリラです。

アイテム番号: SCP-7992

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-7992はサイト-41の普段は無人のヒト型実体収容セルに収容します。SCP-7992のセルの外には、以下の文言が書かれた標識が掲示されます。

SCP-7992は人間ではありません
SCP-7992はゴリラです
ハリソン研究員は死亡しました

SCP-7992のセルの地下に配置されたスクラントン現実錨 (SRA) は研究主任が監視し、必要であれば補修します。SCP-7992は食事を必要としません。職員は研究主任からの明白な許可がない限り、SCP-7992のセルへの入室を禁止されます。許可が下りた場合、必ず武装警備員1名と訓練を受けた動物調教員1名の同行の下で入室する必要があります1

SCP-7992が収容違反した場合、スタッフはSCP-7992とは交戦せず、エリアから退避して次の指示を待機してください。SCP-7992による交流の試みと思われる行為は全て無視してください。

収容の永続化に関する議論が進められています。


説明: SCP-7992はシルバーバックゴリラに類似した実体です。実体は主に3つの異常性を有しています。

1) 当該実体は栄養の必要性を示さず、あらゆる損傷を受けないことから、不死であると思われます。栄養の必要性を示していないため、獲物の追跡と殺害は純粋な娯楽目的の行為だと推測されています。

2) SCP-7992は観測した他の哺乳動物に変身する能力を有します。SCP-7992はこの能力を完全に制御しており、狩猟の際に利用します — SCP-7992はいかなる形態であっても、本来の姿の身体能力を保持します。収容されていない時はこの能力を完全に制御している一方で、SRAを導入すればこの異常性を十全に阻害できると判明しています。これにより、SCP-7992は現在の外見に留められています。

3) SCP-7992は強力なミーム効果を有します。声音やその他のコミュニケーションは、SCP-7992が装っている種族と合致するように知覚されます。人間の姿を取っている間は、コミュニケーションの内容は観測者の母国語での理路整然とした文として認識されます。


発見経緯: SCP-7992の能力の仕組みや起源は不明です。SCP-7992は1971/02/01、旧 生物老年学部門2の調査によって発見されました。

初期収容中、SCP-7992は生物老年学部門主任のジェームズ・ルペート・ハリソン研究員に襲い掛かって殺害し、その外見を模倣しました。SCP-7992はこの攻撃中において高い加虐性と攻撃性を示しました。発見されたハリソンの死体は既に頭部が除去されており、胴体から四肢が引きちぎられてました。

ハリソンは異常実体の収容に貢献したため、死後に財団栄誉が授与されました。生物老年学部門はインシデントから間も無くして、職員と有力な研究主任の不足を理由に閉鎖されました。

今日に至るまで、SCP-7992はハリソン研究員の外見を保ち続けており、この形態の解除に抵抗を示しています。これはSCP-7992が逃走を試みているものと推測されています。この推測と先述した凶暴な振る舞いに加え、研究可能性に欠けているために、当アノマリーとの交流は無期限に禁止されています。















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