SCP-803
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-803

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全██例のSCP-803は、サイト-██で個別のバイオハザード隔室に収容されることになっています。試験体にはセキュアチャンネルに設定した無線送信機が付けられることになっています。実験の際にSCP-803から極度な敵対行動が生じた場合に備え、一名のD-クラス被験者が用意されています。

説明: SCP-803-1は現在未確定の数存在している、自律式の機械で、小型の傘に似ています。平均して幅170cm、高さ150cmです。平均の試験体は、通常の傘とほとんど見分けがつきません。SCP-803-1には識別記号、つまりラベルがありません。開けると、SCP-803-1の傘体の裏に、大量の医用機器が見られます。様々な液体やガスを含んだ水薬びん、プラスチックチューブ、注射器、メス、様々なモーターやジョイント、[データ削除済]を含みます。全ての試験体は、これらの機材を格納、更に仮装、または隠す事が可能で、これにより、SCP-803-1を現場で識別することを困難にします。SCP-803を分解、不活性化する試みは全て、██████博士によって禁止されています。(補遺803-01参照)

SCP-803-2はSCP-803-1とほとんど全ての点で類似していますが、非常に拡大した翼長5mと、中心に電源系統を備え、外見上[編集済]から燃料が供給されているようです。SCP-803-2はSCP-803-1の大群の運搬役を務めており、SCP-803-1が備えている医療機器の代わりに、金属製の列状のフックを備えています。

SCP-803の主たる目的は、大型哺乳類の捕獲と実験、時折、生体解剖で、前述の機器を用いて行います。SCP-803-2の狩りは、広く開放的な空間で待ち伏せをするか、自然の上昇気流と、石付きから放出される圧縮空気のバーストで、空中を転がるように移動することで行われます。生体目標に遭遇すると、SCP-803-1の群れを開放し、SCP-803-1が目標に筋弛緩薬を注射することに着手し、それから目標に実験を行います。██%の被害者は、この一連の過程から生存しますが、器官、尿、脳脊髄液の標本の抽出、および/または、移植、[データ削除済]の観察の被害を含むことがあり、また███分におよぶこともあります。生存した被害者は、実験中に完全な意識があったこと、だけでなく、激痛とパニック感情を抱いたと報告してます。

SCP-803の群れは平均██(██████)体の個体からなり、以下の場所で発見されています。
ブラジル ███ ██ ███████。
日本 █████。
オーストラリア ████████。
[データ削除済].

補遺803-01: 20██/██/██付、三名のD-クラス被験者は研究助手████████に、SCP-803-1をハンマー、のこぎり、スパナを用いて分解するように命じられました。第一のD-クラスが持ち手を取り外そうとして時、試験体は激しく破裂しました。三名中、二名のD-クラスは、これ由来の大きな、鋭い金属片で傷つき、近距離で発射されたクロスボウ・ボルト相当の怪我を負いました。一名のD-クラスは、頭蓋への金属棒の侵入により即死しました。第二のD-クラスは、最初のうちは生存していましたが、後に試験体の針からもたらされたウイルス感染症で死亡しました。第三ののD-クラスは即座に[編集済]。SCP-803-1の中の未確認の化学薬品によるもので、1.2kgのみ生体物質が回収出来ました。研究助手████████はこれにより、厳しく譴責されました。

補遺803-02: 20██/██/██付、[編集済]封じ込め違反の際に、SCP-803-1に捕獲されたD-クラス被験者の検死により、脊柱の最上端から小さな金属製の十二面体が発見されました。この物体の目的は現在未知です。

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