SCP-8051
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アイテム番号: SCP-8051

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-8051周辺の土地は財団フロント企業により既に購入されており、セキュリティ境界線が設定されました。民間人のSCP-8051への侵入、SCP-8051-1実例の退出は許可されていません。SCP-8051近傍での火気の使用は禁じられています。

調査の円滑な遂行のため、現地に研究施設が設置されました。

説明: SCP-8051はイギリス、レリー村近郊に所在する3階建ての邸宅です。

建物とその中のすべての物体は、壁や基礎も含め、すべて織り糸で構成されています。通常このような建築が遭遇するであろう問題に反して、SCP-8051は一切の不安定さを示していません。SCP-8051への損傷はすべて、損傷部分に新たな素材が出現する形で、2から3分掛けて修復されます。

SCP-8051には2体の人型実体が生息しており、以降SCP-8051-1AとSCP-8051-1Bと呼称されます。

SCP-8051-1AとSCP-8051-1Bはそれぞれ高齢男性と高齢女性に似ていますが、調査により2体とも全体的に織り糸で構成されていることが示されています。これらの実体の起源は未だ不明ですが、SCP-8051の3階のクローゼット内で自発的に実体化します。実体化の後、アノマリーは屋内の任意の場所に向かい、可能な限り長くその位置に留まります。

しかし、SCP-8051-1群は必ず実体化の直後に偶発的な損傷を被ります。この表面的な損傷はSCP-8051-1が崩壊し、その基礎の構成要素のみとなるまでゆっくりと広がり、悪化します。調査の結果はこのプロセスが痛覚を伴うものと示唆しています。SCP-8051-1実例を拘束することでこの損傷から守る試みがなされましたが、この試みによりいずれの場合にも偶然の損傷が発生しています。

崩壊から2~3時間後、破壊されたSCP-8051-1実例は3階のクローゼット内で再出現します。

2023年以前のSCP-8051の存在を示す記録は存在していません。主要な玄関口の壁に縫い付けられた一枚の家族写真により、SCP-8051-1群は「ヘンリー・コットンとエレノア・コットン」と特定されました。これら個人が存在した痕跡は、1870年に提出された里親申請書を除き、発見されていません。


補遺 8051-1 (SCP-8051-1の行動パターン)

実体化の後、SCP-8051-1は明確かつ一貫性のある行動パターンを示します。

SCP-8051-1A、「エレノア・コットン」は例外なく3階の寝室に向かい、床の上で胎児のような姿勢をとります。SCP-8051-1AはSCP-8051-1Bの存在を声に出す、あるいは認知する行為は行いませんが、表情とボディランゲージの分析からは持続した不安の状態にあると示唆されています。おそらくSCP-8051-1Aは損傷とそれに伴う崩壊の回避の試みの一環でこの行動を行っています。

この試みは失敗に終わります。

SCP-8051-1B、「ヘンリー・コットン」は実体化の後、1階のリビングルームに向かいます。損傷なくリビングルームにたどり着いた場合、SCP-8051-1Bは肘掛け椅子に座り、火の付いていない暖炉に向き、その崩壊まで発声を続けます。SCP-8051-1Aと同様、SCP-8051-1Bは他のアノマリーの存在を認めません — その言動は永続的かつ変わりやすく一貫した意識の流れから構成されています。言動の多くは、SCP-8051-1Bの現在の状態の原因とされている未定義の異常実体への懇願であり、異常実体に自身を解放させるための試みを行っています。

この試みもまた、失敗に終わります。

SCP-8051-1Bの言動の内容の一部を以下に示します。

「君はやることがあるだろう。祖父の時代には…分かってただろ。君は気づいていなければいけないんだ、君の背の、その — その重荷に。そこには重要なレガシーがあるんだ。一番大事な物が。おそらく、何よりも。それは放っておいて保つものじゃない。君だ、それを保たせるのは君の役目なんだよ。」

「そもそも僕のアイデアじゃなかった。それは…その不公平さが、僕にとってはこうも許し難いんだよ。ゆ・る・し・が・た・い。そういうことだ。僕たちには基準があり、序列があり、レガシーがある。ああいう風な決定を下すときは、君はその重さ、負債について、よく考えなきゃいけないんだ。なぜ聞かないんだい?なんで聞かないんだ?!」

「要するに……そもそも誰もそれを欲しがっていなかったんだよ。」

「ここは僕の家だ!僕の家なんだよ!聞こえるか?!いや!君にはできない!違う…違う!ここは僕の家だ!遺産だよ!受け継がれてきたんだ!どういうことか分かってるのか?!それに触れるな!それには触れさせない、僕のだ — それは馬鹿みたいな安物じゃない!事情があったんだよ、畜生が!」

頼むよ、後生だから!」


補遺 8051-2 (三体目のアノマリー)

SCP-8051-1Aの実体化の間、現地の研究員はSCP-8051周辺の地面の軽い揺れを記録しました。観測機器が導入され、新たなSCP-8051-1実例の実体化のたびに、周辺地域の土壌構造が変化することが確認されました。

これらのイベントの間、地中レーダーによりSCP-8051下部に自発的な複数のエアポケットの発生が確認されました。これらのエアポケットは、SCP-8051-1の実体化の完了後に起きる崩壊の前の少しの間、SCP-8051下部を移動しているように観測されました。これらのエアポケットが観測された揺れの原因とされています。

これは未だ立証されていませんが、エアポケットの形状分析からは地を這って進む大量の小型人型実体の存在が暗示されています。

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