アイテム番号: SCP-830
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-830の位置はサイト-██に指定され、一般人の出入りが禁じられています。Level3以上の職員の命令無しで財団に属していない人間を現場に出入りさせることは許されていません。常に職員はSCP-830との物理的接触と共に入ることは許されていません。サイト-██の風紀を正すために、事案が発生した場合にSCP-830と接触している者を処分するためにセーフティラインと指定の狙撃手が備えられています。キャットウォークが倒壊し(事案830-13B)、施設を視察していたLevel3職員を含む16人の職員が亡くなった後、直接SCP-830の上部または周辺に更なる構造物を建築する試みは許可されなくなりました。
説明: SCP-830は一見油と砂で構成されているように見える変動するプールです。プールからサンプルを回収する試みは対象地域の地面で不活性な基準サンプルだけが示されるだけでした。研究員はプールの底の物体がSCP-830のその他効果の原因だと仮説を立てています。
SCP-830と物理的接触をした者はプールへと引きずり込まれ、殺されると推測されています。液体の引きずり込む力は非常に強力ですが、十分に鍛えられた被験体ならばSCP-830の液体接触点を引き剥がすことで1人丸々引きずり込まれるのを防ぐ事ができます。無生物はこの'流砂'効果の影響を受けないと推測されます。
SCP-830に引きずり込まれた被験体はプールの8m以内であれば継続して連絡を取ることが可能です(接触者の安全の為、6m以内に近付くことは推奨されません)。歪んでいますがSCP-830に引きずり込まれた被験体と認識可能な顔が順々に表面に現れます。望ましい顔が表面に現れた時のみ接触者は会話をしたい相手を1人指名することができる可能性があります。SCP-830は800人以上を引きずり込んでいると推測され、かなりの長期間存在している可能性があります。接触者は多様な人間心理学と尋問の訓練を受けなければなりません。SCP-830の顔の主要な特徴はSCP-830に引きずり込まれる直接的な行動への自責と後悔、および激しい苦痛の訴えです - SCP-830の顔と接触している時に被験体を変更することは非常に困難です。
財団職員が19██年にSCP-830を確保する以前、19██年から19██年でカオス・インサージェンシーによって排除されたと推測される█████████と████████ ██████派の神秘主義者が主なSCP-830内の財団以外の人間です。SCP-830への長期間の露出によりコミュニケーション能力を著しく低下しているため、これらの顔と接触を望む志望者のために翻訳者が現場に派遣されています - この期間のほとんどの顔は支離滅裂または口調が一貫しません。50%以上が様々な失語症に掛かっています。█████████と████████ ██████派から回収した情報は一覧化され、SCP-830主任研究員ジョナス・ディウィット博士の許可のもと研究に利用できます。