カノンハブ » サイト-17深淵目録 / 戦術神学部門 » SCP-8413
クレジット
翻訳責任者: Tetsu1
翻訳年: 2024
著作権者: Cathy Autumn
原題: Ashes to Ashes, Dust to Dust, 9 to 5
作成年: 2024
初訳時参照リビジョン: 17
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-8413

サイト-17セクター-13D、1984年頃
アイテム番号: SCP-8413
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-8413はサイト-17東棟の他の部分から封印されています。セクター-14Q、-10Z、-11AからSCP-8413への通路は封鎖されています。
インシデント-4/10/2023-SCP-8413を目撃した27名の生存職員1は記憶処理され、サイト-270戦術神学オフィスに再配属されています。内部偽情報が流され、これは情報災害アノマリーの収容違反に伴う予防措置と説明されています。
目撃職員はインシデントによる副作用が残存していないか監視されます。しかしこの可能性は低いと考えられ、低優先度です。
説明: SCP-8413はサイト-17東棟のセクター-13Dです。セクター-17Dは以前は戦術神学部門サイト-17支部の活動の中心であり、1984年9月に[5/SINGING CROWクリアランス職員制限]の収容を補助するため設立されました。
少なくとも10年間にわたり安全ガイドラインが適切に順守されなかったことで、構造内のアキヴァ放射の蓄積とインシデント-4/10/2023-SCP-8413の発生を招いたと考えられています。2インシデント-3/10/2023-SCP-8413はアキヴァ放射が物理的環境にこのような劇的な影響を及ぼした、記録に残る未だ稀な事例の一つです。
このイベント中、複数の個別の異常現象が報告されました。以下がその例です。
- 気温の上昇。
- プリンターのインクが焼ける偏在する臭い。
- 視覚的な予知。
- オフィス器具の出現と消失。
- 拡声装置から放送される、矛盾した無意味な指示を伝えるサイト管理官トーマス・グラハム(PID-0017DW)の声。
セクター-13Dを施設の他の部分から隔離するためにアシュビー・プロトコルが実施されました。除染手順OPAQUE FESTIVALはサイト駐留部隊によって正常に開始されました。約3時間後、異常活動の大部分が停止しました。
現在では、サイト-13D内での致命的なレベルのアキヴァ放射が何らかの[SCP-8413調査チーム命令により編集済]を引き起こしたと理論づけられています。
財団記録・情報保安管理局(RAISA)より通達
SCP-8413の以降の部分は、正確な表現が倫理委員会とサイト-17管理者の双方によって合意されるまでは公開されません。以前の説明(リビジョン#023)は争点となっている多数の用語が含まれていたため却下されました。問題となっているのは、「審判」、「正義」、「罰」、「主題」という言葉です。
— ジェーン・ベレゾフスキー・フィッシャー (PID-4851KS)、アーキビスト、RAISA
補遺 — SCP-8413副次アノマリー
SCP-8413の5体の副次アノマリーが現在まで残存しています。各アノマリーはセクター-13D及びその周辺環境で雇用されていた特定の5名の職員の身体改造に作用しています。(詳細は下記を参照)
被影響職員は異常な仮死状態にあるようであり、現在の位置から移動させる試みは失敗に終わっています。安楽死提案は承認待ちです。
SCP-8413内に固定された職員のリストは以下の通りです。
SCP-8413-Aはアンソニー・ウィンチ博士 (PID-4921SW) であり、セクター-13Dの局長でした。ウィンチ博士の腰から下の身体は、電源が切断されているにも拘らず起動しているサイト-13Dの工業用ペーパーシュレッダーへと送り込まれています。ウィンチ博士は失血によって意識を喪失していません。また、ウィンチ博士の携帯電話は二つに分割されており、アンテナやヤギの角と同様の形でウィンチ博士の頭部の両側に部分的に融合しています。電話の電源はついたままであり、ウィンチ博士はリース研究員にテキストメッセージを送信中であったようです。時折不明な番号からメッセージが送信され、ウィンチ博士の頭部が振動します。彼の発声は極度の苦痛や覚醒を示唆しています。
SCP-8413-Bはエミリー・パーク博士 (PID-2313IK) であり、セクター-13Dの上級研究員でした。パーク博士の表皮の大部分は骨から剥離されており、パーク博士とリース研究員の双方のコンピュータから供給されるケーブルに置換されています。更に、SCP-8413-Bの存在する部屋ではセクター-13D内の消火システムが起動しています。極低温の水がパーク博士の身体に降り注ぎ、低体温症と継続的な感電を与えています。部屋の浸水を防ぐため、排水システムがセクター-13Dに建造されました。財団発行の彼女の学位記が行方不明となっており、未だ発見されていません。
SCP-8413-Cはダーン・ファン・ダイク博士 (PID-9092RG) であり、セクター-13Dの人事及び倫理委員会連絡員でした。ファン・ダイク博士のオフィスに由来するガラスの破片が耳に刺さり、開口部から絶え間なく出血しています。常に酸性の修正液が目に注ぎ込まれ、彼を失明させています。セクター-13Dの電話システムからのワイヤーが喉に押し込まれています。舌は除去され、断端は焼灼されています。加えて、ファン・ダイク博士は異常な手段で3メートル上空に移動させられ、首が証明システムに絡まり、その場で固定された状態で発見されました。彼の脚は力なくバタバタとしながら前後に揺れています。胴体の切り傷から公式苦情フォームがこぼれ出ており、[SCP-8413調査チーム命令により編集済]。
SCP-8413-Dはイングリッド・ワグナー博士 (PID-1732AO) であり、[SCP-8413調査チーム命令により編集済]でした。ワグナー博士の頭部はセクター-13DのHP USBシングルステーションサーマルレシートプリンターと部分的に融合しており、常に極度の高温に保たれています。頭部は深刻な損傷を受け、肉に溶け込んで第三度熱傷を負っています。炎を消す試みは失敗しました。熱いプリンターのインクが常に口内に噴出されており、深刻な身体的苦痛を与えています。装置は依然として部分的に機能しています。プリンターは主にリース研究員がサインした未送信の辞表など、多数の文字化けした文書を絶えず印刷しています。更に、[SCP-8413調査チーム命令により編集済]。決議EC/FSD #0001につき、SCP-8413-Dの調査は厳格に禁止されています。
SCP-8413-Eはアメリア・リース (PID-4729FP) であり、セクター-13Dの次席研究員でした。[SCP-8413調査チーム命令により編集済]、[SCP-8413調査チーム命令により編集済]、300,000本を超えるステープラーの針が手足に押し込まれ、彼女は壁に広げられた姿勢で固定されています。[SCP-8413調査チーム命令により編集済]生体解剖により、リース研究員の肺は"今月の従業員賞"に置換されており、窒息を引き起こしていることが判明しました。[SCP-8413調査チーム命令により編集済]。これにも拘らず、リース研究員は意識があり発声が可能です。[SCP-8413調査チーム命令により編集済]。