クレジット
原題: Combust Out The Cake!
著作権者: DoctorLilithSophia
作成年: 2024
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-8470
タイトル: SCP-8470 - ケーキを燃やし尽くせ!
翻訳責任者: MAKOdot-
翻訳年: 2024
初訳時参照リビジョン: 4
アイテム番号: SCP-8470
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: ソフィア博士は毎年10月10日、収容エリア-111への被害を避けるため監禁されます。
説明: SCP-8470は、リリアン・ソフィア博士が毎年爆発し、その後復活する現象です。毎年10月10日の午後12時45分頃、ソフィア博士は自然発火します。燃焼から1分後、ソフィア博士はこの事件の記憶を一切持たずに復活し、何事も無かったかのようにその日の活動を続けます。彼女にその事件について伝える試みは、人間の自然発火能力を否定する反応に終わりました。
インシデントログ: 2024/10/10
当事者: リリアン・A・ソフィア博士、ウィンストン・K・ボイル博士
(ボイルは、気密バルブの付いた扉がある部屋にソフィアを案内する。扉は、2つの大きなレンガで開いた状態に固定されている。 )
(午後12時43分)
ソフィア: あら、私のために部屋を予約する必要はなかったのに。
ボイル: 保証するよ、必要だったね。
ソフィア: んー、わかったわ。誰が来るの?
ボイル: オーエンとドローズが人を連れてくると思うよ。
ソフィア: いいね。大好きよ。必ずお酒を持ってきてね、なにしろ私の誕生日なんだから。
ボイル: あー。そうするよ。
(ボイルはドアに向かって歩き始める。)
ソフィア: ねえ、えっと、どこへ行くの?
ボイル: ケーキを買わなきゃ。あの。ケーキ。
ソフィア: (うなずく。) わかったわ!引き留めてごめんなさい、ウィンストン。
(ボイルがレンガを蹴り飛ばしながら立ち去ると、ドアがバタンと閉まる。)
(ソフィア博士は指をいじりながら口笛を吹く。)
(午後12時44分)
(彼女は立ち上がり、ぐったりと部屋の中を歩き回る。壁の「EXPLOSIVE PROOF'D防爆」と書かれた大きな看板の前で立ち止まる。)
ソフィア: はぁ。それが 'proofed' の正しい綴り方じゃなさそうだけど。
(彼女はぶつぶつと呻きながら、床の埃を蹴る。)
ソフィア: うん。絶対に違うね。この誤字について誰かに連絡するべきだわ。
(彼女は地面を見てため息をつき、その後ステッカーを見上げる。)
ソフィア: それに、いったいなぜこの部屋が爆発物にならないといけな—
(午後12時45分)