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SCP-8546 - 変な犬。
著者: GwenWinterheart
コンテンツ警告: 動物虐待
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サイト-19へ輸送中のSCP-8546。
アイテム番号: SCP-8546
オブジェクトクラス: Diogenes
特別収容プロトコル: アイテムSCP-8546は通電された金属製のケージ内に収容されます。隔週で、低品質の混合肉20ポンドを、ケージの格子越しにオブジェクトの餌箱に投入してください。給餌後、加圧水を用いてケージ内の肉の残滓、嘔吐物、蓄積した分泌物を清掃するにあたって、最大2分まで通電の停止が認められます。
職員は常にケージから最低1mの距離を取るものとします。HMCL主任代理の直接的な許可なくケージを開放してはいけません。聴覚保護具の着用が推奨されます。
説明: 2006年、アルバータ州キャンモアに近い僻地のハイキングコースで、ハイカーが落石の下に部分的に埋まっている高齢女性の死体を発見しました。死体に接近した際、彼は自身が“野犬”と表現した動物に襲撃され、逃走しました。襲撃者は追跡してきませんでした。被害者の脚に残された歯形は既知のいかなる動物とも合致しませんでした。この事件から間もなくして、アイテムは死体の傍から発見され、回収後にサイト-19へ移送されました。
収容当時、SCP-8546の外見は小型のイエイヌに似ていました。体力と速度は外見上の予想を大幅に上回っており、咬合力は700kgと推定されました。動きは不自然なほど滑らかであったと形容されました。右後肢上部の皮膚には大きな裂傷があり、筋肉が露出していました。この傷からの出血はなく、治癒する兆候も見られませんでした。オブジェクトは跛行していませんでした。
SCP-8546の歯は彫刻された骨でできており、未知の樹脂で被覆されていました。片方の目は着色ガラス製でしたが、依然として視力を保っているように思われました - もう一方の目は回収直後に破損しました。空になった眼窩にはガラス片が食い込みましたが、やはり出血しませんでした。オブジェクトには発見当時、刺繍入りの革製首輪が装着されていました。これは廃棄されました。
SCP-8546は動物の肉だけを摂取します。本格的な消化管を持たないらしく、排泄せずに、摂食から1~3時間で半液状の老廃物を嘔吐します。呼吸はしません。DNA検査によると、その体組織はcanis familiaris1、homo sapiens、及び未知の節足動物の混成です。神経組織は発見されておらず、オブジェクトは知覚力を持つとは見做されていません。活動メカニズムは未だ不明です。
収容以降、SCP-8546の状態には下記の変化が生じています。
- 恐らくは摂食時の摩耗により、歯がある時点で失われたか破損しました。これは少なくとも2週間にわたって気付かれず、その間のSCP-8546は実質的に餌を摂ることが不可能でした。
- この絶食期間中、SCP-8546は肉の露出部位から、刺激臭を放ち、軽度の腐食性を有する白い泥状物質を継続的に分泌し始めました。液状の餌に切り替えた後、この分泌物の生成は鈍化しましたが、完全には停止しませんでした。
- SCP-8546は次第に、自らの毛皮をむしり取り、裂けた皮膚の端を引っ張るようになりました。これに加え、加圧水による清掃中に皮膚が偶然剥がれることも相まって、オブジェクトはごく少量の皮膚と毛皮しか残っていない現在の状態になりました。これは収容上の問題とは見做されていません。
- SCP-8546は最近、職員が近くにいる際には必ず、ケージの格子間にある2cmの隙間に自身の身体を押し通そうと試みるようになりました。これは当初は成功せず、残っていた目の喪失につながりましたが、オブジェクトは最終的に頭部全体と片方の前肢を隙間から押し出し、その過程で清掃員1名を負傷させました。更なる事件の発生を防止するため、ケージに通電処理が施されました。
- 上記の事件に際して、SCP-8546は頭部を含む喪失体肢をほぼ悪影響なく再生できることが判明しました。切断された体組織は除去後も部分的な活動性を保っています。研究目的での定期的な体組織サンプル採集が承認されています。
- 電気ショックを伴う体肢の喪失を繰り返した結果、SCP-8546の物理的な形態は次第に崩れてきています。現在、犬に類似するのはオブジェクトの後半身だけです。前半身は今や、先端に丸い摂食孔を備えた、皮膚の無い巨大な舌に近い形状を呈しています。
これらの変化にもかかわらず、職員は依然として本オブジェクトの大音量かつ絶え間ない吠え声を、極めて犬らしいと形容しています。








