SCP-860
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SCP-860

アイテム番号: SCP-860

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-860はセクター-██の保管室の小さな木箱に保管されています。オブジェクトは単独では不活性であるため、これ以上の収容プロトコルは必要ありません。

説明: SCP-860は一般的な形状をしたダークブルーの鍵です。ブレード部には一見してランダムな時間間隔で一連の数字が出現します。この数字は後にUTM座標であると判明しました。収容下に入ってから数字は3回変化し、██████(ドイツ)、██████(イングランド)、サイト-██の座標を示しました。

SCP-860は示された座標の地域に位置するあらゆる扉の錠前に挿入可能で、錠前に対する正しい鍵と同様に機能します。SCP-860は扉に取り付けられた錠前でのみ機能し、その他の型の錠では機能しません。

SCP-860によって解錠された扉を開いた場合、扉は通常の行き先には繋がりません。代わりに小さな森の中を走る幅80cmの小道の中央に繋がっており、この場所はSCP-860-1と指定されています。全ての観察において、森の中に立ち込める青色の霧の存在が指摘されています。

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SCP-860-1

何らかの人物がSCP-860-1に進入すると直ちに、扉は自動で閉鎖されます。SCP-860-1内部からは、扉は無限に続くコンクリートの壁に取り付けられているように見え、施錠されています。SCP-860-1内部に人員が存在する状態で外から扉を壊そうとする試みはこれまでのところ成功していません。SCP-860-1内部から扉を壊そうとする試みは[編集済]という結果に終わりました。詳細は文書860-Ⅲを参照してください。

SCP-860-1内の小道は通常、無限に続く別のコンクリートの壁に取り付けられた扉へと続きます。この第二の扉はSCP-860が使用された扉の通常の目的地へと繋がっています。

SCP-860-1内を探索した職員からは他に多数の異常事象が報告されています。これらの探索の詳細は文書860-Ⅰから860-Ⅳに記載されています。

探索Ⅳ(文書860-Ⅳに記載)の事象以降、SCP-860の実験はレベル4職員のみに許可されています。

事案860-██-12: 探索Ⅳから██日後の████年██月██日、SCP-860は収容ユニットから████m離れた███博士のオフィスの机上で発見されました。アイテムの収容ロッカーは開かれていませんでした。監視映像からは、午前██:██に突如として机上に鍵が実体化したことが示されました。SCP-860が移動した状況と原因は現在のところ不明です。この事案は███博士に深刻な影響を与えました。精神鑑定が推奨されています。

補遺: 下記は探索Ⅰ-Ⅳの記録です。レベル2以上の職員は文書860-ⅠとⅡへのアクセスが可能です。文書860-ⅢとⅣへのアクセスはレベル4以上の職員に限られます。

文書860-ⅠとⅡ
文書860-ⅢとⅣ

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