
収容容器内のSCP-863-1。
アイテム番号: SCP-863
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-863-1は2m x 2mの容器に収容し、栄養チャート863-1-1に指定される食物を提供します。収容違反のリスクが少ないため、SCP-863-1は1名の警備員によって監視されます。脚が失われた場合、SCP-863-1には代替として似た体格のカニが提供されます。
SCP-863-2は6m x 6mの容器に収容し、栄養チャート863-2-1に指定される食物を提供します。SCP-863-2は2名の警備員によって監視されます。脚が失われた場合、SCP-863-2には適当な代替物が提供されます。
SCP-863-3は10m x 10mの容器に収容し、栄養チャート863-3-1に指定される食物をロボットアームによって提供します。SCP-863-3は6名の警備員によって常に監視されます。職員はSCP-863-3の収容容器に立ち入らないでください。脚が失われた場合、SCP-863-3には代替として死体が提供されます。
野生下で発見されたあらゆるSCP-863個体は破壊されます。
説明: SCP-863は一般に███████地域で見られるカニの一種です。出生時のSCP-863個体はおよそ体高3cm、重さ1gですが、[データ削除済]にまで成長することができます。完全に成長すると、個体はタカアシガニに非常によく似た姿となります。SCP-863個体は付属肢を持たずに生まれ、他の生物の四肢、またはその生物全体を付属肢として利用する過程を経て成長します。
出生時のSCP-863は、その付属肢の基部から生えた数本の蔓脚によって地上を滑るように移動します。適当な大きさの脚や生物体を発見したSCP-863個体は、その蔓脚によって対象に穴を開け、対象を自身の付属肢の基部に引き込みます。SCP-863は一連の電気パルスを用いて、対象の神経系を操作します。この過程は完全ではなく、通常、対象は定期的に引き攣りや痙攣を起こすことになります。
SCP-863個体は非常に縄張り意識が強く、大型個体を刺激することは重傷や死亡につながる可能性があります。時折、他の生物を積極的に狩り、その脚を切り離すSCP-863の群れが観察されています。利用する生物の脚が小さすぎる場合、大型個体は単純に、その生物全体を付属肢として用います。