SCP-864
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SCP-864から出現したSCP-864-1実体

アイテム番号: SCP-864

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-864は、サイト-77におけるEuclidSCP棟の標準収容室にて保管されることとなっています。この部屋は常に除湿されており、密閉状態をチェックするために、日に一度検査されることになっています。テストの間、職員はテストエリアに入ってはいけません。衣料品が出現した場合、それらは非異常人工物として保存されることになっています。

説明: SCP-864は半径10cm高さ20cmの洗面器で、一般的な洗面器に見受けられる赤金によって構成されます。底面には黒いインクで『Made in China』、『桜帝国ゴフアプリケーションズ』と押印されています。その名前の会社は、中国のどこにも発見できませんでした。

SCP-864が少なくとも200mlの水を含んだとき、それはSCP-864-1の実体を出現させます。SCP-864-1実体とは、SCP-864から現れた一連の付属肢のことを指します。SCP-864-1実体は、彼らの手の届く範囲の中に被験者を捕え、SCP-864に激しく彼らを引き込もうと試みる可能性があります。大多数のSCP-864-1実体が、被験者を攻撃する試みをしないことがテストによって示されており、SCP-864-1実体は必ずしも被験者を捕まえようとはしません。SCP-864の中に捕えられた被験者は回収されませんでした。

出現により知られているSCP-864-1実体を以下に付け加えます:

  • 長さ60cmであると見られる4本の人間の腕。Dクラス職員がよろめきましたが、彼を捕えることはできませんでした。4人の保安職員との交戦後SCP-864へ退きました。
  • SCP-1193に似た人型実体の腕。刺激に反応せずその次のSCP-1193の活性イベントの際に退きました。
  • 長さおよそ90cmの7本の黒い頭足類の触手と直径およそ10cmの付け根。テスト室に残されたいくつかの衣料品を取ろうと、SCP-864をその側に近づけました。実体は独りでに消失しました。
  • 長さ70cmであると見られる3つのダークグリーンの甲殻類の鋏。Dクラス職員を溺死させようとし、監督していた警備員はなんとか彼女を自由にすることに成功しました。エージェント・ボイドとの交戦後、実体は退きました。
  • 長さおよそ1mの6つに分かれた機械の爪。自由に腕を梃子の作用で動かそうとしている所をDクラス職員と警備員が捕えました。実体はSCP-864に折り重なりました。
  • 長さ3mであると見られる3本の赤い頭足類の触手。Dクラス職員を捕えようとしましたが、触手の内1本は警備員によってナイフで切断されました。他の2本の触手は退き切断された部分は異常な特性を示しませんでした。

テストは、出現しているSCP-864-1実体がSCP-864から2kmの距離まで伸びることを示しました。その終端は、「ブラックドラゴン社」と浮彫りされたスチール製のハッチでした。活性化中、内部は全体が様々な衣類を取り扱うSCP-864-1実体から構成されていることが、SCP-864の中に送り込まれたドローンロボットにより判明しました。2013/1/16現在、SCP-864-1実体のおよそ11%が地球発祥であると同定されています。このうち、1900年以降のものは32種類だけであると見られています。

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